The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (4ページ目 (250ページ中))

儿科医院的面面观

タイトルの中国語は「小児科病院で見かけるあれこれの人間模様」みたいな意味です。

私の職場の近所には中国有数の小児科病院があり、中国各地から診察に訪れた親子連れの姿を多く見かけます。都会風のファッショナブルな服装に身を包んだ親子、おそらく農村から出て来たのであろう素朴な格好の親子、本当にあれこれの人間模様が観察できます。

今日は3、4歳くらいの男の子が“开裆裤”をはいているのを見かけました。珍しいなあ、今でもはいている子がいるんですね。“开裆裤”というのは股の部分が割れていて、お尻が丸見えになっている中国の幼児用ズボンです。どんな見た目か気になる方は、Google画像検索で“开裆裤”と調べてみてください。後ろから見ると子どものかわいいお尻が見えるような構造で、ズボンを脱ぐことなくしゃがめば素早く用を足せる仕組みになっています。その昔、中国ではオムツだと洗う手間や使い捨てで金がかかるため“开裆裤”が一般的でした。

今ではほぼ見かけなくなりました。だって農村部ならまだしも、都市部のそこらで大小便をするわけにはいきません。それに常に肌が露出している“开裆裤”は感染症の原因にもなり得ます。ここ最近は全く見かけない絶滅危惧種になっていたわけですが、まだ残っていたんですね。

調べてみると、今でも“开裆裤”をはかせる親がいる理由のひとつに「オムツの交換がしやすいから」というものがあるそうです。なるほど、オムツをした上で“开裆裤”をはかせるわけですね。確かにオムツの交換ってズボンを脱がせ、肌着を脱がせ……みたいな手順が必要なので、それを省けるなら相当楽になると思います。私にも1歳の娘がいるのでよーく分かります。

けれど今日の男の子はかわいいお尻が見えていたので、オムツ交換がしやすいように……というわけではなさそうです。今やメリットよりデメリットが上回りそうな“开裆裤”をわざわざはかせるのはなぜでしょう。見る感じ、男の子の両親は私より5歳ほど年上に見えました。もしかしたら自分たちが小さい頃によくはいた懐かしい“开裆裤”を子どもにもはかせたかった、そんなところかしら(^^;)。

でも、私も何となく理解できます。この冬、娘に半纏を着させたくて、日本に一時帰国をした際に衣料品チェーンの「しまむら」を回ったのですが、手に入らなかったんですよね。私も妻も小さい頃から半纏を着て育ち、私にいたっては今でも愛用しています。愛着のある半纏を娘にも着せたらかわいいだろうなあ……と何となく思ったんですけど。もう半纏の季節は過ぎてしまったので、娘の半纏探しは次の冬シーズンにお預けということになりそうです。

楊絮飛散中

北京の街中ではギョッとするほどの「楊絮」(ようじょ)が飛散しています。

写真では分かりづらいかもしれません。ポツポツ白い綿のようなものが写っていますが、これが「楊絮」です。この時期、北京の街中をフワフワ飛んでいます。しかし今年の数は尋常ではないような気がします。一昨年、去年よりだいぶ多い。私は整髪料を使っていることもあり、髪に絡んできます。職場に戻って鏡を見ると、頭にたくさんの綿がくっついているのです。

職場で中国人の同僚に「今年の楊絮、何だか多くない?」と尋ねると「確かに多い気がする」とのこと。ここ数年は綿毛を抑制する薬剤などが開発され、改善されたそうです。それでも多いのは気候が原因かしら。中国人の同僚は「トランプ米大統領の関税の影響で薬剤が買えなくて今年は打てていないんじゃないの」とケラケラ笑っていましたが。

香港に行く前はここまで舞っていなかったので、ここ数日で一気に増えたんだと思います。今は楊絮で、それからヤナギの種「柳絮」が飛び始めます。1か月くらいは続くんじゃないかな。花粉症の人にはつらい時期が始まります。

香港旅行3日目

香港旅行3日目、昼過ぎには北京に戻る飛行機に乗るので香港で過ごせるのは実質半日です。

宿泊した尖沙咀(チムサーチョイ)のホテルから歩いて数分のところにブルース・リーのブロンズ像があるようなので、チェックアウトをしてから向かってみました。

ビクトリアハーバー沿いにあることは知っていたのですが来たのは初めてです。人間の身長より少し大きいくらいの像が立っていて、何人かの人が写真撮影をしていたので、場所はすぐ分かりました。私の父がそうですけど、香港というとブルース・リーを連想する人は多いですね。私なんかは世代的に香港というとジャッキー・チェンの印象が強いですが。

ホテルをチェックアウトした後でスーツケースをゴロゴロ転がしながら来たので、大汗をかきました。まだ4月ですが、香港はすでに初夏の陽気です。北京と違って湿気があるので、体感温度は高めかもしれません。

その後、朝食をいただきに油麻地(ヤウマーテイ)に向かいました。目指すのはネイザンロード沿いにある“紅茶冰室”という茶餐庁*1です。行列ができるほど有名だというので、Googleマップを頼りに向かってみました。すると……あれ?確かに地図には“紅茶冰室”とあるのに、目の前にある店は“彌敦冰室”と書いてあります。行列ができているようにも見えないし、もしや店が変わっちゃったのかしら。しばしガックリして途方に暮れるも、まあ、こちらの店もモーニングセットがあるようだったので入店することにしました。

ガラス戸の入口にはメニューが大量に貼られていて、中に入るまで店内の様子が分かりませんでした。けれど結構な客が入っていたので、少なくともハズレの店ではなさそうです。メニューを見ると、とにかくものすごい品数。地元の広東料理だけでなく、サンドイッチやトーストといった洋風の料理も用意されていました。なるほど、これが「茶餐庁」なわけですね。

やはり地元っぽいものを食べようと、私は麺とトースト・スクランブルエッグのセットを注文しました。和洋折衷ならぬ“華”洋折衷といったところでしょうか。イギリスに統治されていた香港らしい組み合わせです。

私の注文した麺は“榨菜肉絲麵”、ザーサイと細切りにした肉が上にのったものです。麺は3香港ドル(約50円)追加して出前一丁に変更しました。出前一丁といえば日本発祥の即席麺ですが、香港では本当によく食べられています。スープは濃すぎず、けれど味がしっかりしみていておいしかったです。そして何と言ってもトーストがサクサク。こんなにおいしいトーストは久しぶりに食べました。少なくとも北京では食べたことがありません。

妻が注文したのはこちら“雪菜肉絲麵”、高菜と肉の細切りがのった麺です。妻は麺を出前一丁にしなかったので米粉*2です。

当初目指していた店とは違う茶餐庁に入りましたが、結果的に正解でした。おいしいのに値段はリーズナブル。店員さんも気持ちがいい人ばかりで、娘のことを何度も“乖孩子”(いい子)と言ってくれました(^^)。お店に入る前は「期待しない方がいい」などと値踏みしてしまって、ごめんなさい。

こちらの店、“彌敦冰室”と言う店名の通り、ネイザンロード(“彌敦道”)に面しています。相変わらずネイザンロードは人通りが多くて賑やかでしたが、看板が皆無になったのはやはり寂しいですね。あれこそ香港の象徴だったのに。貴重な観光資源だったと思うんですけどねえ。老朽化が原因なら、新たに作ることはできないんでしょうか。

もちろん、私のような外部の人間が古き良き香港を懐かしみ、変化を拒もうとするのはお門違いでしょう。香港に住む現地の人たちにこそ、香港の将来を決める権利があります。けれど香港に魅せられ、香港を訪れる外国人には私と同じような気持ちを持っている人が結構いるのではないかと思うのです。変わるべきところは変わっていくべきだと思いますが、これからも是非「香港らしさ」を留めてくれればと願ってやみません。

References
*1茶餐庁というのは香港を始め、マカオや中国南部の広東省で見られる喫茶と軽食を兼ねた飲食店です。学生が朝食や夜食をとったり、ビジネスマンが昼食をとったり、あるいは近所の人たちがお茶をしたり。もっとも「香港らしい食文化」と言われています。
*2米から作った麺のこと。

香港旅行2日目

香港旅行の2日目は香港ディズニーランドに行きました。

何度も書いていますが、私はディズニーランドが大好きです。ミッキー、ミニーといったキャラクターも好きですが、何より世界観が好きです。ひとつひとつのアトラクションにバックストーリーが用意してあり、表面的でない部分まで設定がしっかりしています。西部開拓時代のアメリカから未来の世界まで再現されていて、まるで世界・時代を旅しているような気分になれます。

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