The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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今が一番若い日

今日、娘がハーフバースデーを迎えました。2分の1バースデー、つまり生後6か月の誕生日です。私はそもそも「ハーフバースデー」を知らなかったのですが、最近ではケーキまでは買わなくとも記念写真を撮ってお祝いする人も増えているようです。

かく言う私はハーフバースデーに何をしようかとはあまり考えていなかったのですが、仕事中に妻からLINEで写真が送られてきました。見てみると、オムツを並べて「1/2」という文字を象り、そのわきに娘がコロンと転がっている様子でした。娘の隣にはダッフィーのぬいぐるみ。娘が生後3か月くらいの頃に私の母が贈ったものです。あのときは娘の体の半分以上あるように見えたダッフィーが、もう3分の1くらいの大きさ。こんなに大きくなったのかと感慨深く思ってしまいました。

ハーフバースデーみたいな節目は大切ですが、よくよく考えると娘は「今が一番若い日」なんですよね。毎日を大切に過ごしたいと思います。

子どもと過ごす生涯の時間

昨日、岡山の地元紙「山陽新聞」に次のようなコラムが掲載されました。

岡山市歯科医師会の横山尚史会長が寄せたコラムです。これを読み、私はちょっと……というか、だいぶ衝撃を受けてしまいました。何がって、父親が我が子と一緒に過ごせる生涯の時間は約2万9200時間(約3年4か月)なんだそうです。幼稚園の入園時には18%、卒園時には32%、小学校の卒業時には55%が経過し、高校の卒業時には何と73%もの時間が過ぎ去っているとのこと。

これはどうやらNHK総合のバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」の情報のようです。放送では母親が我が子と一緒に過ごせる生涯の時間も紹介されたとのこと。父親より長いものの、それでも約7年6か月なのだそうです。

父親の私が娘と一緒に過ごせるのは「約3年4か月」。しかも、それはすでにカウントダウンを始めています。娘はまもなく6か月になるので、今の時点で残り「約2年10か月」……3年を切っているわけです。さらに残りの日数は均等にやってきてくれません。今は毎日一緒に暮らしていますが、小学校、中学校、高校と成長するほどに家にいる時間は減り、休日も親と過ごすよりは友だちと遊びに出かける頻度が増えていくかもしれません。そう考えると、実質的に親子で一緒にいられる時間はもっとずっと短いのかもしれません。

以前X(旧ツイッター)にこんなポストに出会ったことを思い出しました。

いつかは必ず「最後の時」が来る。当たり前ですけど、娘と過ごしている日々は永遠ではないんですね。「今、この瞬間」の大切さをしっかりと噛みしめて、毎日を過ごしたいと思います。

任務失敗

自宅のマンションに帰ると、いつも部屋まで出前を運んでくれるロボット君が地下一階のエレベーターホールで開かずの扉にもたれかかって動かなくなっていました。

ロボット本体のライト(?)は付いています。どうしちゃったのかな、ここで保管することにしたのかしらん。試しにロボットの上部にあるモニターをのぞいてみると……

モニターには“任务失败”(任務失敗)との文字。ロボット君は任務に失敗して、息絶えてしまっていたのでした。その背中の虚しさたるや……すぐに救出されたと願いたいところです。

日本語と韓国語

今日は仕事でちょこちょこお世話になっている韓国人の方と食事をしました。

会話は基本的に中国語です。ただお互い中国語は母語ではないので、話していて「隔靴掻痒」な感じが拭えません。特に漢字の語彙は日本語と韓国語では共通なのに中国語では独特ということが多く、お互いの言語で話した方が分かりやすいのでは?と思っちゃうときがあります。

例えば子どもの話をしていて「離乳食」の話題になりました。離乳食は中国語で“辅食”(輔食)と言うので、私はこの言葉を使ったのですが、その方は知らなかったようで「?」という反応をされてしまいました。そこで試しに「離乳食」という漢字を韓国語の発音で“이유식”(イユシック)と言うと、その方は「ああ、離乳食ね!」と理解してくれました。つまり日本語も韓国語も「離乳食」という言葉が共通ですが、中国語では“离乳食”とは言わず“辅食”と言うわけです。

また先日行ったラオス出張の話題になり、ラオスの一部地域では「人身売買」といった犯罪が問題になっているらしいという話題になりました。このときも私が中国語で人身売買を指す“人口贩卖”という言葉を使ったら、またも「?」となってしまいました。であれば……と思い、日本語の「人身売買」という単語を韓国語の発音で“인신매매”(インシンメーメー)と読むと通じたのです。これも日本語と韓国語は語彙が共通なのに中国語だけ違います。

ここまで日本語と韓国語の語彙が共通しているのは、やはり植民地支配に日本語の言葉が韓国語に流入したとみるのが正しいんでしょうね。なので韓国語のニュース記事は漢字語の部分を漢字表記に置き換えると途端に日本人には読みやすくなります。

한국군 합동참모본부와 한미연합사령부는 12일 국방부 청사에서 열린 공동 기자회견에서 올해 UFS 연습을 이달 19∼29일 실시한다고 발표했다.

UFS 기간 군사 훈련과 함께 진행되는 정부 연습 중 북한의 핵공격 상황을 가정한 북핵 대응 훈련이 실시된다고 합참은 전했다.

이성준 합참 공보실장은 관련 질문에 “을지(정부) 연습의 일환으로 북핵 대응 훈련을 실시한다”며 “정부 연습에 우리 지역 책임 부대가 참여하는 형태로 진행될 것”이라고 밝혔다.

連合ニュース(2024年8月12日)

これは韓国の通信社「連合ニュース」が米韓合同軍事演習を伝えている記事です。この記事の漢字語の部分をすべて漢字表記にすると……

韓國軍 合同參謀本部와 韓米聯合司令部는 12日 國防部 廳舎에서 열린 共同 記者會見에서 올해 UFS 演習을 이달 19∼29日 實施한다고 發表했다.

UFS 期間 軍事 訓練과 함께 進行되는 政府 演習 中 北韓의 核攻擊 狀況을 假定한 北核 對應 訓練이 實施된다고 合参은 전했다.

李誠俊 合參 公報室長은 關聯 質問에 “乙支(政府) 演習의 一環으로 北核 對應 訓練을 實施한다”며 “政府 演習에 우리 地域 責任 部隊가 參與하는 形態로 進行될 것”이라고 밝혔다.

これなら韓国語を学んだことがない日本人でも何となく書いてあることが想像つくんじゃないでしょうか。全て旧字体にしましたが、これが現在の日本語でも使われる新字体ならばもっと分かりやすいと思います。これが中国語だと「合同参謀本部」は“联合参谋本部”(聯合參謀本部)だったり、「共同記者会見」は“联合记者会”(聯合記者會)だったり、独特な語彙になってきます。

雨が降る金曜の夜にタクシー

今日は数か月前から私たちの職場で働き始めた中国人の同僚を囲んで食事をしました。親の仕事の関係で長く日本に住んでいたそうで、日本語がとっても上手。いえ、上手という表現を使うには失礼なくらい「ネイティブ」です。食事会自体は午後10時半頃にお開きとなり、帰宅しようとしたところ外は雨。結構な雨量だったので「滴滴」*1を利用することにしました。雨天なのに加え、金曜の夜ということもあって配車されるまで結構な時間がかかりました。

おそらくこんな日はかき入れ時なんでしょう、私が乗車している間にも運転手さんのスマートフォンには次々と配車依頼が届いていました。もちろん全ての依頼を受ける必要はなく、自分の受けたいものだけを選びます。で、運転手さん、突然「あちゃー、こりゃ遠いわ」とつぶやきます。どうやら私の次に受けた配車依頼が乗車地は近かったものの、降車地がずいぶん遠い場所だったのです。車だと片道40分くらいでしょうか。時間はすでに午後11時前だったので、行って帰ってくれば確かに日付は跨ぐでしょう。運転手さんは「しまったなあ、今日はもうそろそろ店じまいにしようかと思っていたのに」と言います。

すると、突然私に向かって「あなたの家に着く直前に配車アプリ上で目的地を変更してくれないか」と頼んできました。アプリで目的地は私の自宅に設定してあるわけですが、これを自宅に着く直前に別の場所に変更、それも3キロ以上遠い場所にしてくれと言うのです。ええ?どういうこと?3キロ以上遠い場所ってどこよ?すると運転手さんは「どこでもいい、例えば北京大学とか」と言います。私の自宅から北京大学まで片道30分ほどかかります。つまり私が自宅に着く直前に目的地を自宅から北京大学に変更すれば、私は引き続き車に30分以上乗り続けなければいけなくなり、次に予定されていた配車依頼は自動的にキャンセルされるのだとか。

なるほど……いやいや、でも私は自宅で降りますよ?北京大学まで行くつもりはないし、その分の運賃を払うつもりもない。すると運転手さん曰く「家に着いた時点で途中下車したと処理するのさ。そうすれば行程も運賃もその時点で終了する」とのこと。試しに、自宅まであとちょっとのところで目的地を「北京大学南門」に変更しました。すると「目的地まで残り1分」という表示だったのが「残り28分」に変わりました。で、自宅に着いたところで運転手さんが「行程を終了」というボタンをポチッ。すると配車アプリ上には「ご利用ありがとうございました」という表示が出ました。請求料金もいつも通りです。

なるほど~、そういう裏の手があったんですね。運転手さんから「次の配車依頼を受けていたら帰宅が午前様になるところだったよ。私の家もこのへんだから助かった、ありがとう」と言われました。おそらく配車アプリの規則には反するんでしょうが、運転手さんたちの間では共有されている手法なんでしょうね。しかし一番気の毒なのは車に乗れるはずだった次の乗客。拾う神あれば捨てる神あり、目的地が遠方だと運賃も高額になるので、逆に喜んで配車依頼を受ける運転手さんもいた……と信じたいところです。

References
*1ウーバーのようにスマートフォンアプリで車を配車することのできるサービス。

国情不一样

今日、昼食を食べようと飲食店に入ったところ、複数人で座る大きなテーブルに案内されました。知らない人間同士で相席していたわけですが、私から見て斜め左前に母親と娘が座っています。母親は40代前半で、娘は小学生というところでしょうか。すでに食べ終えているようですが、母親はスマートフォンのゲームに夢中で、スマホを横に持って両手でプレイ。娘はそれを横からのぞき込んでいます。で、どうやらそのゲームにはゲームをプレイしているオンライン上のプレーヤーと音声で会話できる機能があるみたいなんですね。最初は母親がひとり言を話しているのかと思ったのですが、よくよく聞いてみるとスマートフォンのスピーカーから返事が聞こえてきます。イヤホンも付けていないので周りに丸聞こえですが、母親は全く気にしていません。

そのとき、店員が母親に話しかけました。店内が混み合っているので席をひとつだけずれてもらえないかと依頼しているようです。しかし母親は聞こえてか聞こえずか、全く動くそぶりを見せません。依然としてゲームに夢中。けれど店員はジーっと反応を待っています。周りの人は私を含め、どうするのだろうと固唾をのんで見守っていたと思います。それだけに居心地の悪い時間だけが流れました。すると、母親は突然店員の顔を見て「何?」とだけ答えました。しかし店員の説明を聞こうともせず、すぐさまゲームに戻ってしまいました。結局、店員はあきらめて別の席に向かったようです。

私は正直、このやり取りを見て気分が悪くなりました。日本なら混み合う昼時に食事を終えた人が席を立たずにゲームをプレイし続けるって非常識だと思います。まあ、文化の違いがあるので日本がどうだとか言いますまい。しかし中国においても店員を無視するのは失礼なことです。

その後、地下鉄の駅に向かいました。ホームに並んで電車が来るのを待っていると、1人の男性が列を無視するように割り込んできました。北京でも電車に乗る際は「先下後上」(降りる人が先、乗る人は後)を守るよう周知されているので、私たちはホームドアの両脇に2列で並んでいました。この男性はその列の間、つまり電車から降りる人のためにあけている場所に堂々と立っています。

顔や姿から察するに地方の方と見受けられます。まあ、こればっかりはしようがありません。中国は広いので、地方出身だと電車の乗車マナーに疎いこともあるでしょう。その人は電車が到着するなり降車する客をかき分けて我先に乗車し、早々と席を見つけて座ってしまいました。

ここまでなら良いのですが、その男性、今度は隣に座った老齢の男性の肩がぶつかったとか何とか言い出したのです。言われた老齢の男性も腹を立ててしまって売り言葉に買い言葉、汚い言葉で罵り合いが始まりました。近くにいた別の男性が老齢の男性に「こいつに構わないほうがいい、行った方がいい」とジェスチャーをするのですが、怒りが収まらないようです。かたや騒ぎを起こしたほうの男性は「我こそ正義」と言わんばかりのしたり顔です。

十数年前に私が北京に留学していた頃、こうした場面によく出くわしました。その度に中国人の友人からはこう言われたものです。

国情不一样”(国の事情が違いますから)。

中国は日本に比べて面積も広いし、人口も多い。かつて一億総中流と言われた日本と違って、都市部と農村部で格差は大きいのが中国。日本とは事情が違うんだよ、しようがないよ……そういう意味が込められています。

でもね、列に並ばないところまでは良くても、罵り合いも「事情が違うから」なんでしょうか。そんなことないでしょう、いくら中国の地方だって褒められたものではないはずです。スマホゲームに夢中で店員の呼びかけを無視する母親だって同じで、そういうことを「事情が違いますから」と言い訳し続けた結果、北京のような都市部でもそういう“不讲礼貌”(礼儀をわきまえない)な大人が出て来てしまったんじゃないですか。中国という国の「ひずみ」みたいなものを目にした1日でした。

私、ロボット。

退勤して自宅マンションに帰ってきてエレベーターに乗ろうとしたところ、先客がいました。

これ、マンション内で荷物を運んでくれるロボットです。自分の注文した出前料理なんかがマンションに届くと、このロボットが部屋の前まで届けてくれます。エレベーターにも自分1人で乗り、到着すると内線電話で「私、ロボット。今あなたの部屋の前にいるの」と教えてくれます……って、メリーさん*1かっ!

ただ、写真を見て分かると思いますが、エレベーターのど真ん中に我が物顔で乗り込んでくるんですよね(笑)。一度、大きなスーツケースを2個抱えていたときにロボットが乗り込んできて窮屈な思いをしました。でも私もお世話になっているロボットだし、そこは大目に見たいと思います(^^;)。

References
*1怪談系の都市伝説の1つで、何度も「あたしメリーさん、今○○にいるの」という電話が掛かってくる話。最終的には「あたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの」という電話で終わる。

家族でお出かけ

今日は娘を連れて、妻と3人で外出しました。向かったのはショッピングモール「SOLANA」(中国語では“蓝色港湾”)。どこに行っても暑いので、室内で過ごせるモールを選びました。

中国の配車アプリ「滴滴」(ディーディー)で車を呼び、ベビーカーはトランクに積み、私たちは後部座席に乗り込みます。娘は私の膝の上にえっとこ*1。モールに着くまで窓の外をキョロキョロしていました。北京に戻ってきてから初めての外出、興味津々なのかな。

遅めの昼食を取ろうと“萨莉亚”(サイゼリヤ)に行ったのですが、冷房の効きが悪い席に案内されてしまいました。私も妻も汗をダラダラ流したのですが、かわいそうなのが娘。髪の毛がペタッと額にくっついてしまうほど汗をかいてしまい、心配なのと申し訳ないのとで落ち着いて食事ができませんでした。

このモールはベビーグッズを販売するエリアが充実しています。日本のアカチャンホンポみたいな店と比べると品揃えはまだまだですが、それでも中国で商品がいろいろと並んでいるのを見られるのは楽しいです。今日は日曜日なこともあってたくさんの親子連れがいました。

子ども向けのおもちゃ売り場も充実しています。こちらは「トイザらス」、中国語では“玩具反斗城”と言います。この“反斗”ってどういう意味だろうとずっと思っていたんですが、広東語で「わんぱく」という意味なんだそうです。香港で『おじゃる丸』は《反斗小王子》、『トイストーリー』は《反斗奇兵》だとか。“玩具反斗城”という中国語の店名は直訳すると「おもちゃのわんぱくシティ」といったところかもしれませんね。

こうしておもちゃ売り場をウロウロすると幼い頃のワクワクした気持ちが何だか蘇ってきます。トミカ、小さい頃いっぱい持っていたなあ。中国語では“多美卡”、「トゥオメイカー」と発音します。たくさんの子どもたちがおもちゃを手に取って目を輝かせていました。

私は男の子だったので買ってもらうおもちゃと言えばトミカやテレビゲームでしたが、女の子だとやっぱりシルバニアファミリーとか?あるいはぽぽちゃんみたいな育児のまねごとができるようなおもちゃでしょうか。まだ0歳の娘はおもちゃには一瞥もくれず、ただひたすらにおしゃぶりを吸い続けるだけ。けれどいつか「お父さん、欲しいー」なんて言うようになるのかな。そんなこと言われたら、買っちゃうだろうなあ。早く成長してほしい……と思う一方で、いつまでも赤ちゃんのままでいていいよ、なんて思っちゃう自分もどこかにいます。

娘は久しぶりの外出で疲れてしまったのか、夕方ちょうど帰ろうとした頃にぐずりだしました。そうだよね、慣れない環境で暑かったよねえ。ごめんごめん。今後ぼちぼちお出かけの回数を増やして慣れていこうね。

References
*1岡山弁の幼児語で「腰掛ける」こと。

だんだん短くなる昼

今日は土曜日ですが休日出勤。

休日出勤した日の昼食はいつも出前を取るんですが、今日は「徳川家」という日本料理店の料理を選びました。しかし、すごい名前。なぜ徳川家?このネーミングだけで日本人が経営していない日本料理店であることが分かります。

麺料理を食べようと思い、ラーメンを選びました。商品名は「地獄拉麺」、これまたすごい名前です。赤いスープの見た目が辛そうでしたが、そんなものが食べたい気分だったのです。麺料理の出前を頼むと麺とスープが別々に届くのですが、いざ届くとスープの容器から汁が漏れて大変なことになっていました。こういう場合、おそらく中国の方は出前アプリで低評価をするか、低評価をしない代わりにお詫びを要求するんでしょうけど、私はそれさえも面倒だったのでそのまま食べました。もっとコクのあるスープかと思ったら赤いのは見た目だけで全然味がしませんでした。うーん、失敗。

帰宅する頃には暗くなっていました。少し前だと、この時間はまだ明るかったんですけど。1年で昼が一番長いのが夏至。今年の夏至は6月21日でしたから、今や昼は短くなっていっているんですね。夏はこれからが本番!という気分だったので、ちょっぴり寂しい気分になります。

BUILD YOUR DREAMS

中国で街なかを歩いていると日本以上に電気自動車が普及していることに気付きます。多く見かけるのがテスラとBYDです。テスラは言わずもがな、イーロン・マスク氏がCEOを務めるアメリカの電気自動車メーカー。もう一方のBYDは中国の電気自動車メーカー最大手です。その低価格が故に中国では至る所でBYDの車を見かけます。

BYDという社名は”BUILD YOUR DREAMS”(夢を築こう)という英語から来ているそうです。なのでBYDの車のリアを見ると”BUILD YOUR DREAMS”という文字があるんですけど……正直に言って、これダサくないですか。いや、社名の由来としては良いと思うんですけど、車体にプリントするにはちょっと。

中国の方々はメンツを重んじるというか、まあ、はっきり言えば「見栄っ張り」で、特に車なんて特に豪華で格好いいデザインにこだわります。日本の軽自動車は車体を軽くするために簡素な見た目のものが多いですが、中国の方々からすれば「あんなショボい車、恥ずかしくて乗れない」なんてところです。それほど見た目にこだわるのに、この”BUILD YOUR DREAMS”。何とも思わないのかなあ。BYDは車種に「唐」とか「宋」といった古代王朝の名前を付けています。だったら”BUILD YOUR DREAMS”もいっそのこと「創造你的中國夢」みたいな漢字にしちゃえばいいのに、なんて思ってしまいます。

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