先週、映画『アイ・アム・レジェンド』を見たというブログ記事の中でSFが素直に見られなくなったと書いたばかりなのに、今日は1984年公開のSF映画『ターミネーター』を見ました。と言うのが、有名な作品なのに見たことがなかったからです。
ターミネーター(アメリカ/1984年)
以下、映画のネタバレがあります。
やはり作品を見ていると展開が予想できてしまいます。この主人公、きっと女性と恋に落ちるよ!この主人公、このあと死んじゃうよ!そんなことをぶつぶつ口ずさんでしまうから、隣で見ている妻に「楽しくなくなっちゃうじゃない」と言われちゃうほど。ですがそれが全部当たるんです。
で、クライマックスまで見たところで気付きました。私、ターミネーター、見たことがあるわ(^^;)。展開が予想できるのも、見たことがあれば当然です。
むしろ映像のほうで忘れていることが多く、興味深かったです。例えば終盤でターミネーターが金属骨格むき出しのロボットになるシーンのストップモーション。ストップモーションというのは人形を1コマ1コマ少しずつ動かしながら撮影し、あたかも人形が自ら動いているように見せる撮影技術です。CG技術が進化した現代の映画では出番が少なくなりましたが、昔の映画ではよく使われているんですよね。キングコングとか有名ですし、あとティム・バートンの作品にもよく使われています。
こういう80年代のSF作品は未来を描いているのに、登場する技術が古かったり、未来から来たはずの登場人物が80年代っぽい感じを醸し出していたり、何だか「レトロフューチャー」感が滲み出ていて良いですね。私は好きです。
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