今日は夕方からショッピングモール「ソラナ」に行きました。すると、すっかりモールはハロウィンの様相を呈しています。
ハロウィーンの飾り付けが至る所にしてあり、仮装をしている客もたくさんいます。主に仮装しているのは子どもたちで、魔女の格好をした女の子やフェイスペインティングをして吸血鬼みたいな顔をした男の子など、みんな気合いが入っています。
正直、驚きました。こんなに中国でもハロウィンが広まっていたなんて。いや、このモールがある場所が外国人の多く住んでいるエリアであること、さらにはモール自体が「ちょっぴりハイソ」な点は踏まえないといけません。けれど……この賑わい。仮装している客だって中国の方がほとんどです。キョンシーの格好をしている女の子もいて、ああ、中国っぽいなあ。
商魂たくましい中国人からすればハロウィンだって「商機」ですから、それを生かさない手はないでしょうね。
ちなみに中国語でハロウィーンは“万圣节”(万聖節)と言います。カトリックでは11月1日が全ての聖人と殉教者を記念する日=「諸聖人の日」で、これを中国語で“万圣节”と訳したのが由来だそうです。ちなみにアイルランドでは「諸聖人の日」の前夜は精霊を祭る夜「ハロウ・イヴ」(Hallow Eve)とされていて、これが北アメリカに持ち込まれた際に「ハロウィン」と訛ったんだそう。
夜はソラナ近くにある、お好み焼きのいただける居酒屋「百合亭」に行きました。
入店すると、威勢の良い日本語で「いらっしゃいませ!」の声。話に聞いていた百合亭の名物ママさんでした。コロナ禍に日本に帰国していたそうで、晴れて北京に戻っていらっしゃったとのこと。北京の母とも呼ばれていることは聞いていましたが(笑)ついにお会いできるとは!
私が妻との会話で普段岡山弁を使っているので、ふと百合ママが「あら?さっき『じゃけん』って話していた?どこの出身?」と聞いて来たので「岡山です」と答えると「アラ~あたし姫路なのよ」と握手をしてくれました(笑)。岡山と姫路は県は違うけど、お隣同士だもんね。話を聞くと百合ママ、北京は40年になるそう!ずいぶん年季が入っています。
すると百合ママ、11月から店でおでんが始まるそうで「味見してみて」と少し出してくれました。大根が柔らかくて、こんにゃくもプリプリ。温かくておいしい~。
百合亭、とてもコスパが良い料理店なので気に入っています。食事も中国にありがちな「なんちゃって和食」じゃなくて、日本の味がきちんと出てくる。かといって背伸びした高級店じゃないので店内も落ち着きます。どれもこれも百合ママがやっているからなんでしょうね。