私は鍋が好きです。おいしいし、ヘルシーだし、何と言っても簡単。日本でひとり暮らしをしていたときも、夕食に迷ったら「もう鍋にしちゃえ」ってことで、しゃぶしゃぶ用の豚肉と白菜、長ネギ、豆腐あたりを水炊きにしてポン酢で食べていました。スーパーに行けばいろんな鍋の素が売っているので、味を変えられるのもいいですね。一番好きなのは定番ですけどキムチ鍋。私、エバラキムチ鍋の素が大好きなんです。コチュジャンやダシダなどを使って自分で作ったこともありますが、味はかなわないですね。

ただ北京に来てから「自宅鍋」とは疎遠になっていました。だって中国は外でおいしい鍋がいくらでも食べられるのです。あとは鍋(道具としての鍋です)を日本に置いてきてしまったのも理由のひとつ。妻は「フライパンを使っても鍋はできるんじゃない」と言いますが、いやいや何をおっしゃいますやら。鍋は鍋をつつくからおいしいのです。

とまあ、鍋を日本に置いてきた人間が何をエラソに言っているんだという話ですが、ここ最近の気温低下で自宅でも鍋料理を楽しみたいと思うことが増え、鍋を買うことにしました。

土鍋 | 無印良品
空気を多く含んだ土をつかっています。保温性が高く、食材にじっくり熱をとおすことができます。

購入したのは無印良品の土鍋。日本で売っているのと同じものです。あれこれ割引を駆使して259.20元(約5400円)。日本では3990円なのでずいぶん割高ですが、しようがないですね。中国っぽく“鸳鸯锅*1でも良いかなと思ったのですが、私が家で楽しみたいのは日本式の鍋ですから。

で、今夜はキムチ鍋~!日本から持ってきて使わずとっておいたエバラキムチ鍋の素を使いました。う~ん、すごくおいしい。やはり家でつつく鍋はそれなりの良さがあります。締めはマルタイの棒ラーメン。これまたマカオに出張した際に現地の「ドン・キホーテ」で見つけて買っておいたのです。

鍋料理は用意が簡単だし、野菜がたくさん食べられてヘルシーなのも嬉しいですね。今年は鍋料理にハマッちゃいそうです。

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References
*1鍋の真ん中が仕切られ、2色のスープが楽しめる中華式の鍋。