クリスマスも近くなったので、期間限定で実施しているクリスマスマーケットに行ってみました。霄雲路にある「福楼法」というフレンチレストランが開いているそうで、どんなものか分かりませんが、まあ雰囲気だけでも楽しめればと。

ここ、パリで1901年に創業した由緒正しいレストランなんだそうです。北京でも20年以上営業していて、口コミアプリで検索してみると1人あたりの平均消費額は576元(約1万2000円)、それなりの正統派レストランです。私たちが訪れたクリスマスマーケットは入場が有料で、支払ったのは大人2人で59.80元(約1300円)。うーむ、稼ぎますなあ。でも北京にはあまりこうした場所がないのでおとなしく支払って入場しました。

夕方に来たのですが、案の定、芋洗い状態。レストランの庭?に屋台というか店舗がいくつか並び、飲食や雑貨が売られています。中央には立派なクリスマスツリーが立っていました。

みんなヨチヨチ歩きで前進するような感じ。中国の人たちはとにかく「映える」写真が撮りたいので、あちこちで無秩序に撮影会を始めるカップルがいて進まなくなります。列の歩みを止め、冷ややかな目線を浴びながらモデル顔負けのポーズを決める勇気には全くもって恐れ入ります。

店舗では温かい飲み物やホットドッグといった軽食が販売されていました。

小腹が空いたのでホットドッグをいただきました。立派なソーセージにチーズがかかっていて、周りの人が私の手にしたホットドッグを見て「わあ、おいしそう」なんて言っていました(^^)。

ホットドッグをいただいたら、そそくさと退散。人も多いし、何より寒いし、そもそも購買意欲をそそるものもないので(^^;)。あまり人が多いところに長居して娘が風邪をもらってもいけませんからね。クリスマスの雰囲気を味わうのが目的だったので十分です。私が十数年前に留学していた頃はクリスマスというと「西洋の文化」という感じでしたが、今では中国の人たちも自分たちの文化として楽しむようになっているように感じます。特に宗教を意識していない感じ、日本と似ているかもしれません。娘にとっては人生で初めてのクリスマス、いろいろ感じてくれたかな。