今日は「大年初一」、旧暦の正月です。あけましておめでとうございます。
私が留学していた十数年前は日付が変わった瞬間に北京市内の至る所で花火が打ち上げられ、爆竹が鳴らされていました。パンパン音を鳴らすことで邪気を払うことができると考えられているからです。それは賑やかで、まるで北京が空襲を受けているのかと思ってしまうほど。いえ、本物の空襲を経験したことはありませんが。
けれど近年では大気汚染や火事の原因になるという理由で禁止されています。地方では緩いようですが北京のような大都市では厳格に守られていて、今年の春節もおとなしい年明けでした。近所でパンパンと爆竹を鳴らす音が聞こえたので我慢できなかった人もいるようですが(^^)。中国の人たちにとって花火や爆竹は年越しの風物詩ですから「これがないと年越しした気分にならん」というところでしょうか。何だか、気持ちは分かるような気がします。
で、私も今日から春節の休暇に入ったので日本に一時帰国しました。朝の飛行機だったのですが、春節の出国ラッシュで空港が混んでいることを想定して午前5時半に自宅を出発。けれど保安検査や出国審査はいつも通りの人混みだったかもしれません。
全日空を利用し、娘のためにバシネットが利用できる席を手配してもらいました。
私は娘が生まれるまで「バシネット」というものを知りませんでした。飛行機の座席の設置する赤ちゃん用の簡易ベッドのことです。娘が生後1か月の頃に北京から東京に帰りましたが、そのときにチェックインカウンターで「バシネットは利用されますか」と聞かれたんですが、知らなかったんですよね。そのとき周りが騒がしかったこともあり「え?ウォッシュレット?」なんてトンチンカンなことを言ってしまいました(^^;)。
娘にとって通算7回目の国際線。もう慣れたものです。しばらくキャッキャッ喜んでいましたが、日本上空に差しかかるくらいの頃にウトウトしだし、バシネットでぐっすり寝てくれました。このバシネット、体重10kgまでしか使えません。多分、娘にとって今回の一時帰国がバシネットを使う最後の機会になりそうです。
娘を寝かせ付けたあとに私もウトウトしていたら、あっという間に羽田空港に到着しました。
着いたら空港でおいしいものを食べようと考えていたのに中途半端な時間帯に機内食を食べたのでお腹いっぱい。結局、何も食べずに空港リムジンバスに乗り込み、そそくさと妻の実家のある埼玉方面に向かいました。明日は人間ドックを受ける予定なので前日は禁酒だし、12時間前からは絶食しなくてはなりません。夕食は義父母が寿司を買ってくれた寿司をいただき、早めに済ませました。
コメントを残す