私が勤めている会社は中国各地にオフィスがあります。私が働いている北京のオフィスは規模が最も大きいので、よく各地から出張者が訪れます。今日は上海のオフィスで働く先輩が来ていて、半年ぶりくらい?にお会いしました。
私より4つ上。よくお世話になっている先輩なんですが、こう何と言うか、あんまり人の見た目をどうこう言ってはいけないことは分かっているのですが、白髪がすごく増えていました。以前から白髪の多い方でしたが、いよいよ「グレイ」と言っていいほど目立つようになっていたので、思わず「白髪が増えましたね」と口に出してしまいました。
最近いろんな人に言われるそうで「ストレスというより遺伝的なものかな」とのことでした。確かに年をとっても黒々としている人もいれば、きれいに真っ白な人もいますもんね。
そこまで話して、先輩から「あれ、そういう自分も白髪が増えたんじゃない」と言われちゃいました。そうなんです、私も気付いていました。最近、白髪が目立つようになったんです。自分に見える範囲だけでそんな感じですから、頭の側面や後部はどうなっているやら。
日本で働いていた頃に比べ、今の中国での勤務は忙しいです。それに異国他郷で家族を支えなければと気負っている部分もあるかもしれません。もちろん「寄る年波」ということもあるんでしょう。なにもかも以前と同じように変わらず……というのが詮ない望みであることはよく承知しています。
インターネットで調べてみると、男女ともに白髪が増え始めるのは平均的に35歳なんだそう。私は現在35歳、ドンピシャです。
そうすると私の白髪の増え方は平均的なのかな。そこまで気にする必要はないのかもしれません。けれど鏡の中に写る自分を見るにつけ、意識下では「自分は老いつつある」という暗示なり追認なりを積み重ねているのではないか、それが白髪が増えるのを後押ししているように思えてきました。んなわけないでしょ、とツッコミが入りそうですが。
私も白髪染めを考える年齢になったのかもしれません。しかし人生初めての白髪染めは躊躇しちゃうな……なんて老いを認めたくない気持ちもどこかあります。迷いに迷う30代、40代になれば開き直れるんでしょうけど……論語が40歳を「不惑」と表現する理由が分かった気がしました。
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