職場近くの路上にこんな看板が立っています。

看板には“电子警察监管”(電子警察による監視)と書いてあります。で、何を監視しているのかというと“违法鸣笛”(違法クラクション)。中国には法律で「クラクションの禁止区域」というものがあり、その区域内で鳴らしたら違法になるそうです。

看板は電光掲示板になっていて、クラクションを鳴らす車がいたら自動で検出し、ナンバープレートの番号を表示する仕組みになっています。監視社会・中国とは言え、音の出どころまでは分かるまい……と疑問に思うのですが、調べてみると車種ごとに異なる音の周波数を分析し、音圧の変化を可視化して音源を特定するシステムが導入されているんだそうです。

減点にはならないものの罰金が科せられ、北京の場合は100元(約2000円)とのこと。スマートフォンに違反通知が来て、ボタン1つで罰金の支払いができるようになっているそうです。違反車のナンバーを表示させることで「さらし者」にするというのが中国らしいというか何と言うか。そう言えば数年前にX(旧ツイッター)で次のようなポストが流れてきたことを思い出しました。

高速道路と思わしき場所の電光掲示板に表示されているのは“浙JE○○○E车主随地大便”(「浙江省JE○○○E」の車の持ち主はところ構わず野ぐそをした)という文字。これも一種の公開処刑でしょうか(^^;)。トイレはSAやPAで済ませておきたいですね。