今日は土曜日でしたが休日当番ということで出勤しました。

先輩も休日出勤で職場に来ていたので、昼食は一緒に近所のレストランに行きました。私は初めて行く店で、聞くと貴州料理とのこと。貴州料理なんて食べたこともなければ、想像も付きません。そもそも貴州にも行ったことがないのです、私。

で、結果的にドンピシャ。ちょっと辛めの料理が多いんですが、酸味があるのです。酸っぱい味が好きな私にはドストライクの味でした。東南アジア料理が好きな人ならきっと気に入ると思います。この酸味は貴州料理の大きな特徴で、現地では“三天不吃酸,走路打蹿蹿”(3日酸っぱいものを食べないと、歩く足がおぼつかなくなる)という民謡が歌われるほどなんだそうです。

こちらは“丝娃娃”(スーワーワ)という料理。写真のように様々な野菜が小鉢に入って運ばれてきて、これを小さな春巻きの皮で包みます。で、酸っぱ辛いスープに浸していただきます。このスープはレモングラスの香りが強く、まさにトムヤムクンみたいな感じ。自分で包むのもまるで手巻き寿司のようで楽しいです。

ほかにも豚肉の載った魯肉飯みたいな丼料理“猪肘饭”や、トムヤムクン風のスープに麺の入った“酸辣面”などを注文し、シェアしていただきました。

店内も小洒落たカフェみたいな雰囲気で、中華料理のレストランっぽくありません。

お店の名前は“席上喳喳”、日本語にすると「席の上でピーチクパーチク」という変わった名前です。調べてみると北京の前門にもう1店舗あり、こちらが本店のようです。そちらの店舗入口には大きな木があり、その木に停まる鳥たちが元気よく鳴く様子から名付けられた店名なんだそう。いいですね、今度は前門の本店のほうにも行ってみたいと思います。