きょうは後輩と一緒に仕事で坂出市に行きました。
瀬戸大橋を走って与島まで来ました。ものすごくいい天気で、気持ちよかったです。少しかすんでいたかな?でも青空は澄み切っていました。
一般の車両はパーキングエリア内であれば降りられるのですが、いわゆる与島の集落側に行こうとすると住民と許可された人しか通れないゲートをくぐっていかなければなりません。このゲートは特別なカードを挿入しなければならず、こうしたゲートは与島を始め、櫃石島、岩黒島と、瀬戸大橋が結ぶ計3つの島にあります。この3つの島、いずれにも降りることができるカードを「三島カード」と言って、住民以外だと警察を始め、郵便配達をする郵便局員や報道関係者など、限られた人しか持つことしかできません。
ちなみに住民たちが持つカードには「本人カード」と「世帯カード」があるそうです。本人カードとは、住民本人が持っているもの。世帯カードは島を出ていった家族が帰省するときに使うカードだそうです。かつては船に乗らないと本州、四国に行けなかった住民たち、瀬戸大橋ができてその生活は様変わりしたんだろうなあと感じます。
仕事を終え、後輩と別れて高松に戻ります。坂出駅まで送ってもらい、電車で帰ることにしました。
東京ではしょっちゅう乗っていた電車も香川で乗るのは新鮮です。思い返すと、電車という公共スペースは便利な空間だなと思います。東京で大学生をしていた頃、電車は貴重なスペースであり、また乗車時間は貴重なひとときでした。本を読んだり、ラジオを聞いたり。電車で毎日通学し、それが1か月たてばトータルの乗車時間は結構な長さになります。その間、ずっと読書をしていたなら通学時間だけで何冊の本が読めることか。
それが電車での通学・通勤のない地方だと、そうした時間が発生しないのが惜しいですね。ま、そんな偉そうに言う私も社会人になって東京に何度も出張に行きましたが、電車の中では専らグースカ寝ているかもしれません(^^;)。