東京では桜がはや満開を迎えているということです。それでも、ことしは新型コロナウイルスの影響で花見も自粛ムード。去年は会社の人たちと代々木公園で花見をしましたが、ことしはそれどころではありません。それでも日本人の血が騒ぐのか、せっかく満開なら「通りすがる」だけでも桜を楽しもうと思い、代々木公園にふらっと立ち寄りました。

この前(3月11日)にも書きましたが、原宿駅の新しい駅舎。すでに使用開始していました。一方で、隣の木造駅舎はシャッターが閉まり、あとは解体されるのを待つだけ……という状況でした。見慣れた駅舎がなくなるのもさみしいですね。

見事な満開でした。ソメイヨシノはピンクというより、白桃色?そんな表現があるのか知りませんが、上品な淡さに引きつけられますよね。

それでも気になったのは花見客の多さ。公園内の至る所に「飲食を伴う宴会での利用は控えてください」との立て看板があるのですが、まるでそんなの気にしていないがごとく。うーん、若い方が多いですけど、ニュースを見ていないのかしら。申し訳ないけれど、何だかあきれてしまいます。感染が爆発的に拡大するヨーロッパでは都市を封鎖する措置までとられていて、東京だって可能性はゼロではない(むしろ高い)というのに、世界から笑われてしまいますよ。

花見をしないでくださいっていうのは、あなたが感染しないためでもありますが、それ以上に「もしかしたら感染しているかもしれないあなたのウイルスを他者にうつさないため」なんです。今だけ、今だけ楽しいことをちょっと我慢すれば、それで助かる命があるんです。