朝9時から引っ越しの荷出し。なんとか間に合った……いや、ギリギリ間に合っていないのか?

とても手際いい業者だった。運び出しだけでなく梱包作業までしてくれた。ソファーも、テーブルも、デスクも、どれも巨大な段ボールでクルクルッと包んでしまうのだが、この手際が本当にいいのだ。段ボールをチョキチョキと切って、ガムテープで貼り合わせて、とたんに巨大な「家具ケース」をこしらえてしまう。

海外というと確かに荷物の取り扱いが粗雑な印象がある。私が中国に留学していたころも、日本から届いた段ボール箱が「どんな扱いをしたのか」と疑問に思うほどボコボコに潰れた状態で届いていたなあ。それを思うと、海外の引っ越しでは家具の保護は大切なのだろう。

引っ越し作業は6時間ほどで終わり、午後は彼女と一緒に区役所に婚姻届を出しに行った。

事前に入念に調べていたので不備があるとは思っていなかったが、あっという間に受理されて少々あっけなかった。

そもそも結婚という話も中国に赴任が決まってからあれよあれよという間に進んだこともあり、正直実感が湧かない。区役所を出てから彼女……というより、今や妻となったパートナーと向き合って「これからよろしくお願いします」と、お互いペコッと頭を下げ合った。

夜は安いチェーンの居酒屋で祝杯を挙げた。いや、もっといい店で飲んでもよかったけれど、きょうが荷出しだったこともあって余裕がなかったのよ(^^;)。それでも「おいしいね」と笑顔で食べる顔を見ていると、この人を選んでよかったと感じる次第。

皆様、夫婦ともども、これからもよろしくお願いいたします。

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