中国北京での隔離生活5日目。
今日の朝食。
袋から取り出すときにパンが一瞬”油条“に見えて「おお、昨日の愚痴が伝わったか!?」と思ったけど”油条“ではなかった。申し訳ないけれど、今日の朝食もほとんど口を付けなかった。
今入っている隔離施設は宿泊代が1日400元と、朝昼晩の食事代が1日100元。今は円安で1人民元が約20円というビックリする値段なので、日本円に直すと宿泊代が1日約8000円、食事代が1日約2000円だ。昼食と夕食のクオリティーにはおおむね満足しているけれど、じゃあ100元の価値があるかというとちょっとねえ。朝食はいらないので、その分、昼食と夕食のクオリティーをもう少し高めてもらうとか……できないか(^^;)。
昼食は豚肉と海藻や干豆腐を煮込んだ料理だった。うーむ、私はこの”卤味“*1がまたちょっと苦手で……って今日は食事の文句ばっかりだね。すみません、黙って食べます。
ちなみに私の部屋の入り口にある注意書きが独特だ。
左の”拒绝尼古丁“(ニコチンお断り)は初めて見た。英語は”No Smoking”になっているが、中国語も”禁止吸烟“(禁煙)ではだめだったんだろうか。そして真ん中の”保持安静“(お静かに)は分かるが、右の”请勿蹦跳“(飛び跳ねないでください)というのもユニークだ。それだけ飛び跳ねるような人がいたということなのか、想像力がかきたてられる。
ちなみに「ニコチンお断り」の割には、部屋でタバコの吸い殻を2つ見つけた(笑)。
1つは洗面所の隅、もう1つはバルコニー。バルコニーはおそらく逃走防止のためだろう、部屋から行けないようになっている。というのがバルコニーに通じる扉にストッパーが付いていて、20cmほどしか開かないようになっているのだ。おそらくこの施設が隔離用に使われるようになってからずっと同じ仕様だろうから、もしかするとバルコニーの吸い殻は建設当初から存在したのではないか。すると……建設作業員のタバコ?
夕食は中国版肉じゃがといった感じの料理だった。
今日は土曜日だけあって会社とのやり取りも特になく、静かな1日だった。10日間の隔離もようやく折り返し地点に立ったというところだ。
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*1 | 塩水に五香や醤油などを入れて甘く煮た料理のこと。 |
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