中国北京での隔離生活9日目。
今日の昼食は鶏肉と椎茸、じゃがいもを煮込んだ料理だった。
さて、明日は隔離の満了日……とは言え、出られなさそうなのは前に書いたところ。会社から念のため再度確認するように言われ、例によって室内にある内線電話で問い合わせをしてみる。
回答は案の定、明日は出られないというものだった。午後4時頃に行うPCR検査の結果が深夜にならないと出ないため、という理由だった。しかし私より先に中国に向かった会社の先輩を始め、他の隔離施設の人たちは10日目の夕方には解放されているのだ。そもそも普通に考えて解放日の午後4時にPCR検査を行うのもよく分からない。だったら朝イチにやって、午後4時に解放するのが筋だろう。
こういうシチュエーションに出くわすと「ああ、中国だなあ」と感じる。あっちでAだと言っていたことが、こっちに来ると途端にBになるのだ。
ではいつ出られるのか?と聞いたら午前10時頃だと言うので「深夜にPCR検査の結果は出ているのだから、午前8時でも変わらないでしょ?」と言うと「では午前8時に電話をください。確約はできないけれど」という、またはっきりしない回答だった。
今日の夕食。
とりあえず会社には事情を説明して、30日の午前8時に迎えに来てもらうことになった。
30日は朝から様々な手続きで大忙し、分単位でスケジュールが組まれていた。夜は会社近くのホテルに泊まることになり、予約メールも送られてきて、いよいよ隔離が明けるんだと実感。何度も言うけど、明けたらまずは冷たいビールが飲みたいなあ。