仕事で遅くなり、地下鉄の終電も無くなってしまった。
タクシーで帰宅することにし、乗車前にオフィス近くのセブンイレブンで夕食を買おうとしたところ、口座がほぼ空っぽなことに気付く。現金を使い果たしてしまった~!
会社の給料は基本的に日本の銀行口座に入るため、中国の口座に送金してもらうには手続きをしなければならない。私はまだそれをしていないため、手元にある限られた現金をちびちびと使っていたのだ。中国でスマホ決済を利用するには紐付いた口座に現金が入っていなければならない。残金はたったの7元、日本円で150円にも満たない。これじゃあ何も買えないなあ。
しばし呆然としていたところ……おお、思い出した。財布の中に80元ほど、使うに使えず残っている小銭が入っているじゃないか。従業員に現金支払いできるか聞いてみたところ、問題ないと言う。こうして無事に弁当を購入。
中国銀行のATMコーナーに行き、クレジットカードで現金を入手。海外キャッシングだ。手数料と利息がかかるものの、早めに返済してしまえば利息は小さくて済むため、場合によっては両替よりお得になる場合もある。
とりあえず3000元(約6万円)を引き出し、それをすぐにATMに戻して自分の銀行口座に入金する。スマホのアプリで口座残高を確認したらきちんと反映されていた。ほっと一息。我ながらデジタルなんだかアナログなんだか……(^^;)。