今日、会社のオフィス近くにびっくりするぐらいの行列ができていた。

時間は午後4時過ぎだったかな、みんなPCR検査を受けるために並んでいる人たち。

ここ朝陽区は北京で最も感染が確認されていて(と言っても100人余り)区内のあらゆる場所が24時間以内の陰性証明を要求するようになってきている。一方で大量のPCR検査場を閉鎖しているという話も。そりゃあ……こうなるよねえ。

私の会社のオフィス近くにも検査場がひとつある。誰でも入れるエリアではないので、そこは混んでいないようだ。しかしそうでない人はこの列を毎日並ばないといけないということ?

別の検査場もこの有様だ。働いている人は退勤時間まで待っていると検査場が閉まってしまうので、勤務時間中に検査するしかない。しかし、それで1時間、あるいはそれ以上並んでいたら仕事にもならないだろう。一方、夕方には「朝陽区の検査場を増やして、住民の利便性を高める」なんて発表もあった。とにかく混乱ぶりが露呈している。

北京はこれから冬になり、どんどん寒くなってくる。私も留学時代に経験したが、日中だって氷点下の気温になるのに……そんな中でも数時間立っていないといけないのかな。北京市民がどう思っているか、推して知るべし。