今日は仕事が早めに切り上げられたので、退勤後に書店へ。向かったのは西単の“北京图书大厦”(北京図書大厦)。留学時代は毎週末のように来ていた大型書店だ。

妻が毎日中国語で日記を付け、私がそれを添削する……ということをしているのだが、いつも旅行ガイドブック付属の単語帳で言葉を探そうとする(というより、それしか持っていない)ので「そんなのでは上達しません!」と活を入れるべく日中・中日辞典を購入しに来たのだ。

私が11年前に留学していたときはもっと薄暗い感じがしたけど、きれいに明るく改装されていた。

当時は怪しい人がたくさんいて、「書店のポイントカードを執拗に貸そうとする人」や「客に小物を売りつけようとする人」とか変な人がたくさんいた。このうち小物は私も買わされたことがあって(笑)15元*1くらいの爪切り?を購入した気がする。

立ち読みしている人に近寄ってきて「私は耳が聞こえない者です。あなたの温かい心で手作りの雑貨を買ってやってください」みたいなカードを見せつけてくるのだ。初めて会ったときは私も情けから一度だけ購入したが、その後、何度も同じ手口で売りつける人を大量に見るにつけ、ああ、だまされた……と気付き、それ以降は購入しなくなった。

今やこういう人はいなくなっていた。ただポイントカードを執拗に貸そうとする人は健在(笑)。私が少しでもレジに近付くと寄ってきて「ポイントカード使いますか?最大10%オフですよ」と話しかけてくる。つまり購入する人は他人のカードで安く買え、カードの持ち主はポイントがたまり、ウィンウィンというわけ。ただポイントがたまるとどんな良いことがあるのかは忘れてしまった。

References
*1当時のレートで240円くらいか。