きょうは2月3日で節分。
節分といえば、近年すっかりおなじみになった恵方巻。もともとは大阪の海苔業者が広めたもので、昔からの文化ではないなんて言われているが、平成生まれの私は小学生くらいのときにはもう食べていたかなあ。母親が買ってきてくれ、「恵方」を向きながら黙って食べるということは知っていた。期限についていろいろ言う人はいるけど、私に関して言えばすでに結構親しんでいる。
朝、出勤前に「ああ、きょうは節分だなあ。恵方巻だなあ」とボソッと独りごちたら、妻が「食べたい?作れるかな」と言う。いやあ、難しいだろう。北京のそこらのスーパーには海苔や刺身なんて売っていないし、巻き簀といった道具もない。そしたら「ロールケーキを買って恵方巻代わりにする?」と言うので「いや、それでもいいけど、やはり寿司がいいなあ……まあ、北京じゃしようがない」とだけ言い残して、出勤した。
帰宅すると、テーブルの上に恵方巻。あれれ、どうしたのこれ。
私が朝に恵方巻を食べたそうにしていたので日中にイトーヨーカドーに見に行ってくれたらしい。すると果たして売っていたとのこと。へえ、さすが日系スーパーだ。今年の恵方は南南東らしく、太巻きを2人で分けて黙々と食べた。妻にとっては、北京に来て「はじめてのおつかい」だっただろう。その気持ちがありがたい。
ちなみに「いかピーナ」は何?と聞くと、豆まき用の豆とのことでした(^^;)。