あれだけ厳しい新型コロナウイルスの感染対策をとっていた中国ですが、最近ではマスクをしている人がめっきり減りました。北京にいるとちょこちょこ見かけることはあるものの、出張に行った同僚に話を聞くと地方は「マスクほぼゼロ」とも言える状況のようです。

私は従来からマスクが好きではありません。息苦しいのもさることながら、ゴムが痛いんですよね。あの耳に掛けている部分のことです。中国で徹底的に感染を抑える「ゼロコロナ」政策が終わってからというもの、私は基本的にマスクを着けていません。けれどここは中国、いつどこで着用を求められるか分からないので、念のためにカバンの中にはマスクを忍ばせています。

すると、今日の出勤途中にこんな方を見かけました。

右腕にマスクを引っかけています。顎マスクならぬ、腕マスクといったところでしょうか。

これは必要となったときにサッと着用できるよう、腕に引っかけているのでしょうか。私ならカバンに閉まってしまうところですが、確かにこちらのほうが機動性はあるかも知れません。

ふと気になり、インターネットで「マスクを腕に引っかける」(“把口罩挂在胳膊上”)と検索してみました。すると次のようなネット記事がヒット。

医护人员表示,戴上口罩出行一段时间后,口罩外层会粘附空气中的灰尘、细菌,而将临时摘下的口罩挂在手臂上,同样会沾染细菌或微生物,因此不建议这样做。

医療関係者によると、マスクを着用して一定の時間が経過するとマスクの外側には空気中のほこりや細菌が粘着します。一方、一時的に外したマスクを腕に引っかけると細菌や微生物で汚れる場合があり、しないことをおすすめします。

うーむ、腕に引っかけるとはなるほどと思いましたが、やらないほうが良いとのことです(^^;)。