数日前から地下鉄の駅構内に「武装警察」の姿を見るようになりました。

写真中央、緑色の制服を着ているのが「武装警察」です。写真を撮ると大声で怒られるので(本当です)離れたところから撮影しました。略して「武警」と呼ぶことが多く、日本の警察と違い、軍隊と警察の中間みたいな組織でテロ対策などを専門にしています。北京だと天安門の近くに行くと、そこら中に立っているのを見ることができます。直立不動で、首から上だけをキョロキョロさせて周りを警戒していて、近くにいられるだけで何だか緊張してしまいます。

ただ地下鉄の駅構内にまで……なぜでしょう。確かに重要な政治日程*1が近付くと、駅構内にも「武警」が立つようになります。でもそうした行事はさしあたって予定されていないはずです。

中国人の同僚に聞くと、国慶節が近いからではないか?と話していました。なるほど、国慶節になると北京は地方から来た観光客でごった返します。けど本当にそれだけなのかなあ。先週から各国のお偉いさんが相次いで北京を訪問しているので、そういう理由もあるのかもしれません。

 

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References
*1中国共産党大会や全国人民代表大会など。