The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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広場ダンス

さて、今日は土曜日ですが仕事でした。いつもの土日出勤は平日よりゆっくり出勤しますが、今日は朝から業務が発生してもうバタバタ。家に帰る頃にはクタクタでした。

自宅の最寄り駅に着くとアコーディオン?の音色と歌声が。どこかで祭でもしているのかしら、という賑わいようです。家までの道すがら音のする方向をのぞくと、おじさまおばさまが音楽に合わせて舞っていました。これぞ中国名物“广场舞”(広場ダンス)。

午後8時過ぎだったかと思います。日本だとみんな帰宅している時間ですが、中国ではこのくらいでも外でワイワイしている人が多いですね。元気なおじさまおばさまを見て元気をもらいました。

エコー検査で宇宙人!?

妻の妊婦健診に行ってきました。今日は「ユナイテッドファミリー」の妊娠検診パッケージ(“产前检查套餐”)、全部で13回あるうちの1回目です。

実は今日は日本語通訳をお願いしました。と言うのが、前回の健診*1の時は自分で医師とやり取りし「これなら通訳がなくても大丈夫そうだな」と思ってはいました。ただ今後、仮に妻が1人で健診を受けなければならなくなった場合、通訳さんに頼らざるを得ません。そんなこともあって通訳さんとは事前に挨拶をしておきたかったのです。

通訳の予約は健診と別にお願いしなければなりません。事前に通約さんに連絡すると「旦那様がいらっしゃる場合は通訳がいらないと聞いています」とのこと。そんなことは言っていませんが(笑)話を聞くと北京の「ユナイテッドファミリー」は日本語通訳の方が基本的に2人しかいないそうです。それも実地で通訳できるのは本館に限り、それ以外では電話での通訳になるとのこと。さらには産婦人科に限らず、どの科の患者も対応しなければならないので予約が取りづらいのだとか。

ちなみに「ユナイテッドファミリー」は健診予約の際に希望する医師を指名できますが、曜日によってはいない場合もあるし、予約がいっぱいになる場合もあります。すると希望する医師が空いていて、さらに日本語通訳もお願いできる日を選ぼうとすると、自ずと予約できる選択肢の幅が狭まってくるんですね。そのため通訳さんからは「旦那様が中国語がおできになるのであれば、通訳なしで予約したほうがスムーズですよ」と教えてくれました。

いざ病院に着き、まずはエコーから……と聞いていたので超音波検査科あたりでウロウロしていると、通訳の方が話しかけてきてくれました。日本人(日本語ネイティブ)の方です。エコーはそんなにやり取りがないので旦那様がいらっしゃれば大丈夫……と言うので「いや、ぜひ一緒にいてください」と無理を言ってお願いしました(笑)。

エコー検査をすると前回は「黒い塊」しか見えませんでしたが、今回はびっくり!立派な人の形をした影が見えます。横顔だとはっきり分かりました。見とれていると、次の瞬間、赤ちゃんの顔が「ビクンッ!」と動きました。思わず妻と一緒にワッハッハと笑っちゃいました。あまりに元気に動くので医師に「こんなに動いて大丈夫なんですか」と聞くと「正常です!動かなければそっちのほうが問題よ」と教えてくれました。そりゃそうだ。

前回のエコー検査と同様、ひとつひとつ部位を説明してくれます。これが鼻の骨、これが両手、ちょうど頭を側面から見ているところ……などなど、丁寧に教えてくれてとても分かりやすかったです。正面から見た顔が宇宙人(グレイ)のようだったので、私が宇宙人みたいだと言うと、医師から「何言っているの!あなたの子どもでしょう」と言われてしまいました(^^;)。

エコー検査の結果、妊娠は頗る順調とのことでした。確かに夢中になって私が医師と勝手にやり取りを進めてしまい、通訳さんを置いてきぼりにしてしまいました。私からお願いしたのに申し訳ない……検査が終わった後は体重や血圧の測定。あと質問項目の書かれた紙に答えるストレスチェックみたいなものも受けました。

その後は医師の問診。いざ診察室に入ると、前回もお世話になった先生で「また会いしましたね、あら?今日は通訳さんがいるの?」と覚えていてくれました。エコー検査では私が勝手に医師とやり取りを進めてしまったので(笑)問診では基本的に通訳さんにお願いすることにしました。妻が日本語で質問をすると、通訳さんがそれを中国語に。先生が回答すると、通訳さんが日本語に訳してくれます。さすが通訳さんで、よどみなく訳す様子はさすがプロだと感じました。私も質問をしようと日本語で話すと、通訳さんが笑いながら“您怎么不讲中文呢!”(なんで中国語でお話にならないんですか)と言い、先生も“讲中文吧!”(中国語でどうぞ)と言うので私が中国語で質問し、それを妻のために通訳さんが日本語に訳すという不思議な状態に(^^;)。

ちなみに私が質問したのは、出産予定日が春節近くだけれど出産に影響はないか、というものです。旧暦の正月にあたる春節は中国でとても重視されていて、日本の年末年始のように社会が休みに入ります。病院の態勢が手薄にならないか、そういうことを心配したのです。すると先生の回答は「そんなことはない、むしろめでたい春節に生みたがる中国人はたくさんいて、病院はそれなりの態勢をとって春節を迎えます」とのこと。心配しないでほしいと言われ、ホッと安心。最後に採血と心電図をして健診は終了です。

終わってから病院のセールス担当の方が来て、正式に健診と出産の契約と支払いを済ませました。支払いはクレジットカードが利用できたので助かりました。だって中国国内に200万円近い現金なんて持っていないんだもの。とは言え、クレジットカードでさえも利用額の上限が足りなかったので事前に引き上げておきました。恒久的に引き上げる申請と一時的に引き上げる申請の2種類があり、私は一時的なものだったので即時適用されました。

いやあ、クレジットカードで200万円近い支払いなんて初めてです。思わず「ふぅ~」と深呼吸をしてしまいました。それでも何だか晴れやかな気持ちがするのは、先ほどのエコー検査で我が子の顔が見られたからでしょうか(^^)。

References
*1妊娠を確かめるために受診した早期妊娠パッケージ(“早孕检查套餐”)です。

妻が妊娠しました その2

そもそも子どもを日本で生むか、中国で生むか。

単刀直入に書くと、私たちは中国で生むことにしました(理由は後述します)。そこで北京市内の他病院についてもいろいろ調べましたが、どの情報も「ユナイテッドファミリー」が申し分ないと書いています。高級感があってきれい、日本人通訳もいる、設備もハイテクそう。私たちも受診してみて「ああ、ここなら大丈夫かな」という安心感がありました。

ただ……とにかく高い!インターネット上の情報を調べても「ユナイテッドファミリー」で出産したという日本人の方は会社が費用を負担してくれたという声がほとんど。私の会社は出産費用は負担してくれないのです。悩みに悩みましたが、初めてのお産だし、あとから「あっちの良い病院にしておけばよかった」とか「あのときお金をケチッたがために」と後悔したくなかったので、「ユナイテッドファミリー」で出産することを決心しました。

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妻が妊娠しました その1

妻が妊娠しました。今、12週になったところです。

妻の体調が落ち着いてからブログに書こうと思っていたので、このタイミングとなりました。私にとっても妻にとっても初めてのこと。ましてや中国という「異国の地」での妊娠発覚。健診はどうするか、そもそも出産は日本・中国のどちらでするか……正直考えることが多すぎて、この1か月余り目まぐるしく過ぎてゆきました。

妻も(まだつわりは見られるものの)多少は落ち着き、また出産までの道筋が見えてきたこともあり、自身の記録と、中国で妊娠が発覚しこれからどうしようと悩んでいる誰かの助けになれば……という思いを込め、ここに書いていきたいと思います。

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どこにでもある「蘭州牛肉麺」

今日は仕事で北京郊外に行きました。お昼時になり、ああ、食事のできそうなところが全然ないなあと思っていると、私の好きな「蘭州牛肉麺」の店が。一緒にいた中国人の同僚と一緒に入りました。

中国は本当、どこにでも「蘭州牛肉麺」の店があります。一説には中国国内に5万件以上あるそうで、中国政府からも「中国三大ファストフード」の1つに公式認定されています。

今日はウイグル料理の「ラグメン」を注文しようと思い、メニューを見ると……“新疆拌面”と“拉条子”の2つがメニューに載っているではありませんか。え、これって2つ、同じものなんじゃないの?いわば「中華そば」と「ラーメン」みたいな違いかと思っていました。

店員さんに違いを聞いても、他の客が食べている料理を指さし「あっちが“新疆拌面”、そっちが“拉条子”」みたいな素っ気ない返事でよく分かりません。結局“新疆拌面”のほうが私がいつも食べている「ラグメン」に近かったので、そちらを注文。味は「ラグメン」そのものでした。では“拉条子”って何だったんだろう。試してみたいですが、おそらくここに来る機会はもうなさそうで残念です。

揺らがない「ユニクロ人気」

今日、夕方に北京は三里屯のユニクロに行きました。行ったのは北京でも有数の規模の「旗艦店」で、日曜日というのも手伝ってかもしれませんが、とにかく人の多いこと。驚いちゃいました。悪化の伝えられる日中関係ですが、中国での「ユニクロ人気」は揺らぎませんね。

中国ではネットショッピングが一般的で、実店舗は衰退の一途を辿っています。いや、衰退というより「役割を変えた」と言ったほうがいいかもしれません。と言うのが、いわば「ショールーム」みたいになっているのです。いくら実店舗を充実させても、みんなインターネットで購入するわけですから、そうなるのも当然と言えば当然かもしれません。

しかしショールームって、時に味気ない。アップルストアみたいに商品が整然と並んでいるんですけど、それより日本の家電量販店……ビックカメラやヨドバシカメラみたいに、目一杯に商品が並んでいるほうが購買意欲をそそるんですよね。ドン・キホーテなんかは、まさにそんな心理をうまく使った店内ディスプレイだと思います。

閑話休題……とにかく中国はショールームみたいな味気ない店舗が多いのですが、ユニクロだけは違うんですよねえ。中国の店舗も日本とほぼ同じ感じなんですが、皆さん、ユニクロに「服を買いに行っている」というのがよく分かります。

あと中国のユニクロって日本と同じ商品を扱っているものの、値段が2~3割ほど高いんですよね。よく中国の方が日本のユニクロで爆買いしているのを見ますが、この「ユニクロ人気」を見ていれば日本で安く買いたいというのも分かる気がします。いや、私も日本に一時帰国した折にはユニクロで爆買いしたいなって思っていますもの(^^;)。

火鍋で歓迎会

私の会社は夏が人事異動の時期で、中国のオフィスも今年は大きな人の入れ替えがあります。人によってビザ発給の時期が違うので赴任時期は多少違いますが、うち一人目の方が今日無事に中国に着任したため、夜はその方を囲んで歓迎会を行いました。

やって来たのは「海底撈火鍋」(“海底捞火锅”)。中国の一大火鍋チェーンです。前回個人的に来たときは店内がうるさくてゆっくり食事ができず、しばらくはいいかなと思っちゃいましたが(笑)今日は会社の歓迎会ということで。スープは4色を選び、辛い麻辣スープ、トマトスープ、キノコスープ、鶏ガラスープを選びました。

例によって、ひとつひとつテーブルに店員が付いてアレコレ世話をしてくれます。これが「海底撈」が売りにしているサービスですが、やはり少々過剰です。こっちがおしゃべりに興じていると、隣から「新しいおしぼりはいかがですか」って。ありがたいけど、今おしゃべりで盛り上がっているところだっちゅーの(^^;)。思わず「ほっといてください」と言いそうになりました。

あとは、やはり店内で散発的に発生する「誕生日のお祝いサービス」。突然大音量の音楽が流れ、店員たちが「お誕生日おめでとう」とキラキラ光るライトを持って歌ってくれます。これが1組、2組なら分かりますが、何組もこれをやるのでやかましい(失礼)。

締めに注文した「カンフー麺」。店員さんがその場で生地をぶんぶん振り回して伸ばします。これも「海底撈」の有名なサービスの1つです。日本から来たばかりの方が「これ振り回している最中に、どこかに当たっちゃうことはないんですか」と聞くので、みんな口を揃えて言いました──「そういうこともあると思います、でもそれが中国です」。

立秋贴秋膘

今日は立秋。まだ8月も上旬だというのに、暦の上では秋が始まるんですね。でも立秋を迎えた今日の北京は心なしか涼しく感じるから不思議です。

職場でいつもお掃除をしてくれる中国人の女性と「立秋ですねえ」と話していたら“立秋贴秋膘”(立秋には肉を補え)という言葉があると教えてくれました。暑い夏の間は食欲がなくてろくに食事ができていないので、立秋になったら肉を積極的に食べて栄養を付けなさいという意味のようです。

ということで、今日はいつもの「蘭州牛肉麺」の店に行ってゴロゴロした牛肉の入っている“土豆牛肉盖浇饭”(じゃがいもと牛肉の丼)をいただきました。これで28元(約550円)、お腹いっぱいにもなれてコスパが良いです。

しかし、いわゆる「残暑」っていうのはこれからなんですよね。中国でも立秋後に暑さがぶり返すことを“秋老虎”(秋の虎)なんて言います。だって8月はまだ始まったばかり、まだまだ暑さはこれからが本番って思っておいた方が良さそうです。

中国の週末のショッピングモール

今日は夕方から朝陽区は青年路にあるショッピングモール「朝陽ジョイシティ」(“朝阳大悦城”)に行きました。以前はイオンが入っていたので、北京に赴任したばかりの頃はよく来ました。撤退しちゃってからは足が遠のいていました。

モールに到着し、のどが乾いていたのでお茶でもしよう……とスターバックスに行くと大混雑。週末に中国のモールに行き、カフェでのんびり過ごせるなんて思った私が間違いでした(^^;)。

しかし座る人のテーブルをよーく見てみると、飲み物も食べ物もないと思わしき方がチラホラ。注文をしていないのに席に座っているのです。商品を片手に席が無くて困っている客をよそに、席を「占有」している人たちは涼しげな顔でスマートフォンをいじっています。

これ、中国でよく見かける景色です。注文もせずにくつろぐ客の何と多いことか……なのに店員さんは何も言わないんですよね。あとはデスクトップパソコンかっ!と突っ込みたくなるほど大きなパソコンをテーブルに広げてオンラインゲームを楽しんでいる人たち。日本でもスタバでMacBookを開いて作業をする人はいます。けれど中国ではテーブル一杯にキーボードやマウスを広げ、飲み物が空っぽになった後も自分のオフィスと言わんばかりに延々とゲームを楽しんでいます。

こういう場面に出くわす度、飲み終えたならそこの席が無くて困っている親子連れに譲ってあげなさいよ……なんて思っちゃいます。

バイク便でスープを配送

今日は土曜日ですが休日出勤。お昼になり、久しぶりに日本のラーメンが食べたくなって「一風堂」のデリバリーを注文しました。北京にも「一風堂」があるのです。

麺がのびないようスープは別に梱包されていて、手元に届いてから自分で麺と具材の入った容器にスープを注ぎます。で、発熱材が一緒に梱包されているので、これを使って温めます。以前も何度か注文したことがあり、スープを入れようとすると……スープが入っていない~~!!お腹がぺこぺこだったので、このまま食べてしまおうかという考えが頭をよぎりましたが……いや、ラーメンはさすがにスープがないと食べられません。

こんなこと中国でデリバリーを利用するようになって初めてです。店に電話をすると丁重に謝罪があり、スープを届けてくれるとのこと。店員さんにデリバリーの受付番号、私の携帯電話の番号と会社の住所を伝えました。

しかし、どうやって届けてくれるんでしょう?このスープの入っていないラーメンを届けてくれたのは日本で言うウーバーみたいな出前サービスのお兄ちゃんです。彼がもう一度店舗に戻るんでしょうか。それとも「一風堂」の店員さんがバイクや自転車に乗って届けに来てくれるんでしょうか。

しばらくすると私のスマートフォンにSMSが届き、“闪送”が私宛にお届け物を配送していると通知が来ました。“闪送”というのはバイク便みたいなサービスで、同じ都市であれば60分以内に荷物を配送してくれるサービスです。

届いたSMSのリンクをクリックするとこうした画面が立ち上がり、配達員がどのあたりを走っているか見ることができます。フードデリバリーではおなじみのサービスですが、バイク便でもこうして見られると便利ですね。

20分くらいで届きました。袋の中にはスープと発熱材、そしてコカコーラの缶。コーラは注文していないですけど、おそらく店舗からのお詫びの品ということなんでしょうね。

しかし日本でこれだけのことをしたら、一体どのくらいの料金がかかってしまうでしょう。そもそも日本のウーバーイーツは料金がお高いですもんね。で、スープを入れるのを忘れたから、バイク便を使って追加で届ける。一体合計でいくらかかっているラーメンなのか!と思っちゃいます。どれもこれも人件費の安い中国だからこそできる技ですね。

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