BOBOYORU.NET

The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

2ページ目 (261ページ中)

北京動物園

今日は「北京動物園」に行きました。例によって事前予約*1が必要なので、午後の入園枠を予約。当日だと予約がいっぱいなんじゃないかと心配しましたが、全く問題ありませんでした。

チケットは別料金のパンダ館とセットで大人1人19元(約380円)。へええ、やっす~い。ちなみに日本はどうだろうと上野動物園を調べたら、こちらも大人1人600円。動物園ってそんなに安いんですね。いずれも公立なので地元自治体や地元政府の補助が入っているのかも。ありがたいことです。

中国はどこに行っても人が多いので「動物より人間のほうが多かったらどうしよう」なんて思ったのですが、心配無用でした。と言うのが、北京動物園は敷地がびっくりするほど広いからです。その面積は90ヘクタール、上野動物園の約6倍です。その歴史も約120年なんだとか。でも上野動物園は1882年開園(約140年前)というから、もっと驚きました。

まずは向かったのは「パンダ館」(“大熊猫馆”)。ここだけは別料金のエリアです。通常のチケットに加えて5元(約100円)かかり、私たちは最初からセットになったチケットを買いました。北京動物園にはジャイアントパンダが10頭いて、うち9頭が観覧できるようになっています。

宙を見つめたままジーッと固まったパンダ、まるでぬいぐるみのようです(^^;)。さすが中国でもパンダは大人気で、たくさんの人が窓枠に張り付くようにパンダに見入っていました。

ちなみにパンダを見るのに最適なのは午前中なんだそうです。特に朝食の時間は一番動きが良くて、ムシャムシャ竹を貪り食う様子が見られるんだとか。一方、午後は昼寝してしまうことが多いそうで、確かに私たちが見に行った午後2時頃はじーっとしていました。この固まったパンダもウトウトしていたのかもしれませんね。

今日、日本では和歌山県白浜町のパンダが中国に返還されます。残るパンダは上野動物園の2頭となり、この2頭も来年2月には返還される予定なので、インターネット上では「日本からパンダがいなくなってしまうのでは」なんて話題になっています。

中国政府は世界的に人気の高いパンダを「仲良くなりたい国」に送ることで友好を示すなど、外交カードに使ってきました。日本に初めてパンダが来たのも1972年に日本と中国が国交を正常化させたとき。このとき日本に来たカンカンとランランは北京動物園で「最も容姿と性格が優れている」として選ばれたんだそうです。もっともカンカンとランランは現在の「ブリーディング・ローン形式」ではなく、返還義務のない譲渡でしたが。

来年以降、本当に日本からパンダがいなくなってしまうのか――それは分かりませんが、いずれにせよ中国政府の采配次第です。私の個人的な予想だと、一時的にパンダがいなくなる時期があってもまた来るんじゃないかな。日本人のパンダ好きは中国でもよく知られています。シャンシャンが中国に返還される際、上野動物園でたくさんのファンが涙ながらに見送ったニュースは中国でも報道されました。中国にとって日本は仲良くしておきたい隣国ですから、友好の使者としてパンダが果たしてくれる役割も大きいはずです。

続いて来たのは猿山。広いガラスで囲われ、中にはサルがたくさんいました。赤ちゃんザルが取っ組み合ったり、器用に山をスルスルと登ったり、とてもかわいかったです(^^)。

見た目はニホンザルのようですが、長めの尻尾があるのでそうではなさそうです(ニホンザルに尻尾はありませんね)。看板には“猕猴”と書いてありました。これはニホンザルを含む「マカク属」全体を指す中国語の名称のよう。おそらくですが、アカゲザルじゃないかと思います。

ホッキョクグマ館(“北极熊馆”)があったので、こりゃあ涼める!と思って入ってみました。すると全然涼しくない(^^;)。いや、人間はいいんです。けどホッキョクグマは大丈夫なのかしら。のぞいてみると、ホッキョクグマも外気にさらされた「ただの庭」のようなスペースに放されていました。うーん、北京の夏はホッキョクグマにはちょっと厳しいんじゃないかあ。実際、ホッキョクグマはスペースの端のほうでへたれてしまっていました。まるで「たれぱんだ」です(ふるい?)。

特徴的な見た目の鳥。中国語では“双垂鹤鸵”と書いてありました。「鶴」(つる)なのか、「駝」(だ)=ダチョウなのか、よく分かりません。調べてみると日本語では「ヒクイドリ」(火食鳥)と言うのだそうです。不思議な名前ですが、一説には喉の赤い肉垂が「火を食べている」ように見えるから名付けられたんだとか。臆病な一方、気性が荒い鳥として知られていて、インドネシアやオーストラリア北部に生息しているということです。

ちなみに、このあたりで娘はベビーカーの上でウトウトしだして眠ってしまいました。いつもお昼寝している頃の時間ですし、たくさん歩いたので疲れちゃったのかな。本当はこのあとキリンなんかも見せてあげたかったんですけど、しばらく大人だけでの動物鑑賞になりました。

キリンのいるエリア、世界中のサルがいるエリアなどを経て、ペンギンのエリアに来ました。この辺りでお昼寝していた娘が起きました(^^)。

ペンギンは中国語で“企鹅”(企鵝)と言います。“”(鵝)はガチョウという意味ですが、一文字目はなぜ“”だと思いますか。日本人はあまり意識しないと思いますが、“”という漢字には「かかとを上げてつま先で立つ」という意味があり、それが転じて「つまだって待ち望む」という意味があります。つまり“企鹅”(企鵝)という中国語には「まるで何かを待ち望むかのようにつま先で立つガチョウ」という意味があるのです。このペンギンの姿を見ていると何となく分かる気がしますね。

こののべーっとした生き物、オオサンショウウオです。日本では国の天然記念物に指定されています。私の地元・岡山の北部にはオオサンショウウオが生息している地域があり、方言で「ハンザキ」と呼ばれています。今では生息数を減らしているようで、かく言う私も野生のオオサンショウウオを見たことはありません。

ただ北京動物園に展示されているのは、厳密にはオオサンショウウオではありません。こちらは「チュウゴクオオサンショウウオ」と言って、見た目はそっくりですが違う種類なんです。今、日本各地では持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオの一部が逃げ出し、日本固有種のオオサンショウウオと交雑して「中間の見た目」のオオサンショウウオが増えていて問題になっているんだそうです。

中国に生息する「ヨウスコウワニ」。口吻というんでしょうか、鼻先が短くて可愛らしい顔をしています(^^)。その名前の通り、揚子江に生息しているそうです。ユーラシアに唯一生息しているアリゲーター科とのこと。人間を襲った記録はなく、極めておとなしい性格なんだそうです。日本でもカイマンくんなんて話題になりましたが、ヨウスコウワニならペットして飼えそう?

北京動物園、午後からの入園でしたが、しっかり楽しめました。トータルでどのくらいかな?4時間くらい滞在したかもしれません。北京動物園は「動物の展示スペースがある巨大な公園」みたいな感じでした。ベンチも多いし、木がたくさん植わっているので日陰も多くて助かりました。中国の観光地はどこに行っても“人山人海*2ですが、ここまで敷地が広いとゆっくりできますね。また来てもいいなと思いました(^^)。

References
*1今の中国では主要な観光スポットに行こうとしたらほぼ事前予約が必要です。それも中国で広く使われている「WeChat」というアプリを使って予約するやり方が一般的なので、私のように長期滞在している者ならまだしも、中国に詳しくない外国人が観光するには不便なことが多くなりました。
*2人がとても多いことを表す中国語。

抑尘车

昼休みに昼食を取りに行こうと外を歩いていると、突然水が降ってきました。水というよりミストでしょうか。シャワーのように降ってくるので「なんだなんだ」と驚いて顔を見上げると、どうやら車から撒かれているようです。

こんな感じ。タンクローリーみたいな車から霧状のものが撒かれています。日本では暑い日に公共の場所でミストシャワーが用意されることがありますが、それではなさそうです。と言うより、そもそも撒かれているのは「水」なのかしら?口に入ってはいけないものだったらどうしよう。

近付くと車には“多功能抑尘车”と書いてあります。“抑尘车”は日本の漢字で書くと「抑塵車」、つまり「塵(粉じん)を抑える車」ですね。車の脇でちょうど工事をしていました。その際の砂ぼこりが舞って周りに飛び散らないように水を撒いているようです。

しかし、このような車は日本で見たことがないように思います。日本語では何と言うんでしょう。散水車?けど散水車って道路に水をバシャーッと撒くのを言いますよね。ミスト発生車?そんなのも聞いたことがありません。いずれにせよ中国ならではの車のようです。

不誠実な記事

北京の郊外、密雲という場所で小学生が巻き込まれる交通事故が起きました。

小学校近くで通行人はねる 北京、子ども倒れる動画
 【北京共同】中国北京市密雲区の小学校近くの交差点で26日、小型車が通行人をはね、けが人が病院に運ばれた。地元警察当局が発表した。インターネット上には現場とされる動画が拡散。子どもとみられる数人が倒れ ...

中国北京市密雲区の小学校近くの交差点で26日、小型車が通行人をはね、けが人が病院に運ばれた。地元警察当局が発表した。インターネット上には現場とされる動画が拡散。子どもとみられる数人が倒れているのが写っていた。

共同通信 2025年6月26日

確かにインターネット上には個人が撮影した事故発生直後とみられる映像が出回っていて、私も見ました。どうやら被害に遭ったのは女子児童のようで、道路に横たわって動きません。こういう子どもが被害に遭うニュースに接する度に本当に胸ふたぐ思いです。特に子どもが生まれてからより思いが強くなりました。親御さんたちの気持ちはいかばかりかとお察しします。

中国では事件・事故が起きた場合、警察が“通报”(通報)という広報文を出すことがあります。今回の交通事故についても夕方になって地元警察から発表がありました。

2025年6月26日13时许,在密云区育才路与东门大街交叉口附近发生一起交通事故。经初步调查,韩某某(男,35岁)驾驶小客车行至事发路段时,因操作不当与行人发生碰撞,伤者被及时送医治疗。事故正在进一步调查处理中。

2025年6月26日13時ごろ、密雲区育才路と東門大街の交差点付近で交通事故が発生しました。初期調査によると、韓某某(男性、35歳)が小型乗用車を運転し現場付近を走行中、操作を誤って歩行者と衝突しました。負傷者は直ちに病院へ搬送され治療を受けています。詳しい事故の原因は捜査中です。

平安密雲 2025年6月26日

本当かどうか知る由もありませんが、地元の警察によると事故の原因は“操作不当”(操作を誤って)ということです。ただ冒頭に紹介した共同通信の記事を読むと少し印象が変わってきます。

中国では社会への不満を持つ人による無差別殺傷が多発。学校周辺で車が暴走して子どもが巻き込まれる事件が次々と起きている。

警察当局は小型車に乗っていたのは35歳の男で「運転操作を誤ったのが原因」と発表したが、交流サイト(SNS)には「本当に運転ミスなのか?」などと疑問を呈する投稿が相次いだ。

現場はマンションが並ぶ住宅街。近くにいた高齢男性は「小学1年生が被害に遭ったと聞いた。児童の列に突っ込んだようで、故意に起こした事件だと思う」と話した。

周辺には治安当局者らが多数配置され、現場を撮影しないよう住民らに促した。中国当局は社会不安が広がるのを懸念し、突発的な事件の情報統制を強めている。

共同通信 2025年6月26日

うーん、ちょっと無責任じゃないでしょうか。これでは読者が「今回の事故も社会に不満を持つ人による無差別殺傷だった」と思うこと請け合いです。少なくとも地元警察は「運転操作の誤り」が原因だと言っています。それがウソかホントか知る由もありませんが、この警察発表への反論材料は「SNS上の投稿」と「近くにいたという高齢男性のインタビュー」以外に書かれていないのです。

確かに中国では去年秋ごろから社会に不満を持つ人による無差別殺傷が各地で相次いでいます。去年11月には広東省珠海で男が自動車を暴走させて35人が亡くなる事故がありました。また同月には江蘇省無錫市で男が多くの人を刃物で切りつける事件が発生し、8人が亡くなりました。いずれも私憤を社会にぶつけて事件を起こしたとみられ、中国では“报复社会”(社会に報復する)という言い方も生まれたくらいです。かと言って、今回の交通事故も同様かどうかは分からないでしょう。

確かに中国は政府にとって都合の悪いことは隠されがちです。だから日本を始めとする西側メディアが根拠を挙げて報道し続けないといけません。だのにこんな記事の書き方では。本当に操作を誤っただけだったならどうするつもりなんでしょう。中国政府から「西側メディアは事実をでっち上げて中国の中傷に勤しんでいる」と足元をすくわれかねません。私も中国ウォッチを生業とする人間の端くれですが、こういう記事はとても不誠実に感じます。

複雑な歴史観

中国政府が今年9月3日に「抗日戦争勝利80年」を祝い、北京の天安門広場で大規模な軍事パレードを実施すると発表しました。

中国 “抗日戦争勝利80年を記念” 9月に北京で軍事パレードへ | NHK
【NHK】ことしを「抗日戦争勝利80年」と位置づける中国政府は、9月に首都・北京で軍事パレードを行うと発表しました。習近平指導部と…

ことしを「抗日戦争勝利80年」と位置づける中国政府は、9月に首都・北京で軍事パレードを行うと発表しました。習近平指導部としては「戦勝国」としての立場と増強した軍事力を内外に誇示するねらいがありそうです。

NHK NEWSWEB 2025年6月24日

日本だと「終戦」と呼ばれる歴史も中国にとっては「勝利」なんですよね。毎年この時期になると日本のテレビや新聞では「戦後○○年」という特集が組まれますが、中国では華々しく「抗日戦争(=日本の帝国主義侵略に抵抗した戦争)勝利○○年」と題する宣伝が行われます。

以前、とある中国の人から「なぜ日本は素直に『敗戦』と言わないのか」と聞かれたことがあります。確かに日本で8月15日は「終戦記念日」と言い「敗戦記念日」とは言いません。中国にとって終戦という表現はあまりに客観的で日本が素直に負けを認めていないように映るのかもしれません。

戦後80年が経つ今も中国は自らが「戦勝国」という意識が強いです。例えば「国際連合」、かつて日本が国連安全保障理事会の常任理事国入りするという話が出ると、中国は猛反発しました。中国語で国際連合は「連合国」(“联合国”)と言います。第二次世界大戦の際、日本・ドイツ・イタリアなど枢軸国と戦って勝利した「連合国」と同じです。実際、英語ではどちらも”United Nations”ですから、連合国と国際連合は実質同じものです。なので中国からすれば「なぜ連合国に敗れた日本が連合国(=国際連合)の常任理事国に入るのか」というのが中国側の主張です。

敗戦や連合国という言葉には敗戦国としての屈辱がついて回ります。敗戦と言わずに「終戦」と言い、連合国と言わずに「国際連合」と言う。これはこれで日本として知恵を絞った上での表現だったのでしょう。逆に言うと、こうしたフラットな表現が日本人を敗戦国としての劣等感から解放してくれたと言えるかもしれません。

よく中国は日本に対し「歴史を鏡とすべき」(“借鉴历史”)と言います。けれど抗日戦争勝利を大々的に記念して軍事パレードを実施し、愛国心を鼓舞しているようでは――どちらが煽っているのかと思わざるを得ません。ここに中国の複雑な歴史観を見て取れます。中国にとって「抗日戦争勝利」は勝利の歴史である一方、日本にしてやられた歴史でもあるからです。

今年は戦後80年の節目を迎えます。日本では8月15日が終戦記念日です。この日は「勝ったこと」を記念する勝利記念日でなければ、「負けたこと」に焦点を当てる「敗戦記念日」でもありません。あの悲惨な戦争を繰り返さないために反省し、平和を誓う日にしたいものです。

北京満喫

今日は「潘家園旧貨市場」に行きました。中国最大級と言われる骨董市場で、北京に遊びに来ているお義父さんと弟さんの土産になるようなものが見つかればと思ったのです。

実は私がここを訪れるのは2回目。1回目は2007年の高校時代に初めて北京を旅行した際に来ました。今は「潘家園」という地下鉄10号線の駅ができていますが、当時北京の地下鉄は1号線、2号線、そして15号線の3つの路線しか走っていませんでした。なので地下鉄1号線で国貿駅まで行き、そこからバスに乗って来たことを覚えています。

2007年当時はスマートフォンなんて当然ないので、どのバスに乗ればいいのか分からず大変苦労しました。やっと着いて、この“潘家園舊貨市場”(潘家園旧貨市場)という看板が見えたときはホッとしましたねえ。確かバスの乗車券も車内にいる「バスおばさん」こと“乘务员”=乗務員に現金を渡して買いました。今じゃスマホで「ピッ」ですけど。思い出すとよくやったと思います、自分。

約20年ぶりの再訪ですが、正直どんなんだったかあんまり覚えていません。ただ当時はオシャレなテーブルランナーや爪楊枝入れなど日常で使えそうなものも売っていたように思います。このたび訪れてみると見事に「骨董市場」でした。置き所に困ってしまいそうな仏像や腰の高さまでありそうな巨大な壺など、うーん、ちょっとこれは「玄人向け」かもしれません。

古い書籍やポスターを扱うエリアもありました。文化大革命期のポスターや毛沢東語録など“真っ赤”な商品がいっぱい。これは当時も売っていましたね。高校時代の私なら喜んで買ったでしょうけど、別に何とも思わなくなったのは私も成長したからかしらん(笑)。

初めて潘家園を訪れたときは店員さんと楽しんで“讨价还价”(値段の掛け合い)をしましたが、今回は買い物をする気にならず1時間経らずで市場を後にしました。お義父さんと弟さんもお目当てのものが見つからなかったようです。そりゃそうですよね、玉とか石とか私もよく分かんないですもん。まさに「玉石混交」です。

潘家園を後にし、次は天安門や紫禁城と共に北京のシンボルと言われる世界遺産「天壇」に行きました。

これが天壇の一番のメイン「祈念殿」です。皇帝は春節になるとここを訪れ、天に五穀豊穣を祈ったのだそうです。その昔は国の重要な儀式を行う場として一般の人は立ち入りが禁じられていたよし。こうして訪れると何だかパワーを感じます。

しかしこの時点で気温は38度近く、ちょっと危険を感じる暑さでした。特に祈念殿のあるあたりは日陰が少なく、直射日光が容赦なく照りつけます。私はまだ良いですけど、1歳の娘や80を超すお義父さんが心配。他にもある様々な建築物を見ようと思っていたのですが、この祈念殿だけ見たら天壇公園を後にすることにしました。

夕食は東直門のグルメストリート簋街にある有名レストラン「花家怡園」に行きました。本格的な北京料理がいただける店です。北京市内に何店舗かあって別の店舗には行ったことがあるのですが、こちらの総本店は初めて。一際目立つ外観が目印です。

店内に入ると、こんな感じの中庭が広がっています。屋外のように見えますが、屋根が着いた「なんちゃって屋外」。冷房も効いていてすずしいです。本当はここで食事をしたかったのですが、案内されたのは建物の中でした。まあ、しようがないですね。

で、注文したのは北京料理の定番。鶏肉をピーナッツと炒めた“宫保鸡丁”、羊肉をネギと炒めた“八爷大炒肉”、スープは(私の好きな)“酸辣汤”(酸辣湯=サンラータン)を注文しました。こちらの酸辣湯は海鮮ということで、イカをはじめとした具材がゴロゴロ入っていました。おととい万里の長城近くのレストランで食べた酸辣湯とは雲泥の差です。おいしい~。

あとは忘れちゃいけない“北京烤鸭”(北京ダック)。1羽だと多いかと思い半羽にしました。ほかにも料理をたくさん注文していたので、ちょうどいいくらいだったかもしれません。

ちなみに北京に住み始めて3年目になりますが、私は北京ダックを食べる機会がそんなにありませんでした。せいぜい東京から出張者が来たときにお連れするくらいかな。実は私もこれが北京に来て2回目?か3回目?北京ダックです。ここ「花家怡園」は伝統的な北京料理が楽しめ、時間帯によっては伝統楽器や変面のショーもあるので観光客に打って付けです。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑