The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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老乡鸡

最近、出前でよく注文するお店があります。“老乡鸡”(老郷鶏)という中華料理の店です。去年9月末の時点で中国国内に約1400店舗ある巨大なチェーンです。

実店舗には行ったことがないのですが、出前アプリで人気が高かったので一度注文したらとてもおいしかったのです。そして何と言っても安い。白米とおかず2品なら25元(約500円)いきません。よく「中華料理のファストフード」と呼ばれるそうですが、確かにファストフード価格です。

今日注文したのは“农家小炒肉”という豚バラ肉と青唐辛子を豆鼓で炒めた料理と“白菜炖豆腐”という白菜と豆腐の炒め煮、それに“浇汁油麦菜”というレタスのような葉をあんかけにした料理も注文しました。これに白米をつけて34.2元(約710円)。出前の配送料も入っていることを考えれば、白米とおかず3品でこの値段は安いと思います。

もうひとつありがたいのは、1品の量がちょうどいいんですよね。中華料理って1品の量が多くて、1人で食べきれないことが往々にしてあります。ここは量が少なめなので、その分、複数のおかずを注文するといった選び方もできるので助かっています。今度また実店舗に行ってみたいと思います。

増えるパン屋

今日は日曜日ですが、当番なので出勤しました。中国に戻って早々の仕事です。

家の近所にあるショッピングモールにパン屋が新しくオープンしていました。私が留学していた十数年前は北京でパンを売る店は少なかったように思います。もしかしたら中国人の「舌」も西洋化してきているのかもしれませんね。

ただ店頭に並んでいるパンを見たら、うーん、あまりおいしくなさそう(^^;)。見た目というか、色というか。もっとシンプルなパンでいいんだけどなあ。ほら、小林聡美さんの出てくる映画やドラマに出て来そうなやつ。けれど、中国の方々にはこういうパンのほうが受けるのかもしれません。

中国に戻る

日本での1週間半の滞在を終え、北京に戻ってきました。今朝はまだ岡山にいたと思うと何だか不思議な気持ちです。

朝、両親に岡山駅まで送ってもらうと大混雑でした。寒波による大雪のせいで新幹線のダイヤが乱れ、足止めを食らった人たちで溢れかえっていたのです。私たちの新幹線は約10分遅れで岡山を出発しました。

米原近くになると銀世界が広がっていました。少し走ったら少し停まる……といった運転を繰り返し、名古屋駅には1時間ほど遅れて到着しました。

ちなみに今回、人生で初めて東海道新幹線のグリーン車に乗りました。職場の先輩から新幹線のネット予約サービス「スマートEX」で数日前に予約をすればグリーン車がお得に乗れると聞いていたのです。実際、通常の指定席にわずか1810円プラスするだけで乗ることができました。座席はとても広々としていましたし、リクライニングも通常より深く倒れたような気がします。

名古屋から先は雪雲も晴れ、富士山がきれいに見えました。

結局、東京駅には2時間近く遅れて到着。けれどグリーン車だったので乗車時間は苦になりませんでした。ただ時間がかなり押してしまったため、新幹線を降りた後はすぐ空港へ向かうことになりました。もう少し日本に滞在する妻と娘とは東京駅でお別れしました。

羽田空港は相変わらず外国人観光客の方々で賑わっていました。

保安検査はビックリするほど長い列でしたが、これは「Face Express」ってのをやっておけばずいぶん短縮できます。顔認証で搭乗手続きできるシステムで、事前に航空会社のチェックインカウンター脇にある「Face Express」の機械で顔写真を登録しておくと、並ばずに保安検査場まで行けるのです。今回も「Face Express」をやっておいたおかげでほとんど並ばず保安検査を受けられ、あっという間に出国審査まで終えることができました。

東京駅に着いてからバタバタで昼食もとっていなかったので、日本最後の食事にお寿司をいただきました。制限エリアにもフードコートがあり、ラーメンやうどん、天丼などといった日本食の店が並んでいたのです。普段、回転寿司で満足な私にとってはそこそこのお値段でしたが、物価高騰に喘ぐ国々から日本に来た皆さんからすれば破格の安さなんでしょうね。

飛行機は定刻より30分ほど遅延して出発しました。搭乗してまもなくウトウトし、離陸する頃には眠ってしまいました。目を開けると機内食サービスが始まっていました。

毎回ですが、日本を離れる瞬間は何だか切ないです。特に私の場合、単身で先に北京に戻ることが多いので、往路の賑やかな感じに比べて、どうしても寂しい復路になります。家に帰っても待っているのは無人の部屋ですしね。

とどのつまり、日本人の私にとっては日本のほうが過ごしやすいのです。今回の一時帰国で改めて感じましたが、中国と比べると日本のほうがモラルの高い国だと認めざるを得ません。人によっては中国のゴチャゴチャした感じを「刺激的だ」と言って楽しむ人もいますが、私は疲れちゃう。私は中国に旅行でたまに来るくらいの付かず離れずの距離が一番良いような気がします。

そんな私の北京生活も3年目。来る前は「自分、3年も北京生活に耐えられるだろうか」と思ったものです。何とか耐えていますが、我ながら良く耐えているなと思っちゃいます(^^;)。

除夕

今日は旧暦の大晦日です。中国語では「除夕」と言います。除という漢字には古いものを捨てて新しいものを迎えるという意味があり、新年を迎える前日を「除日」と表現します。その除日の夜(=夕刻)なので「除夕」です。日本語でも「除夜の鐘」なんて言いますよね。

中国は今日から春節の休暇に入りました。初日の今日は仕事が当番だったので私は出勤。北京のオフィスには私一人しかいない一方、日本は何でもない平日なので仕事の連絡が結構頻繁にきます。

北京時間の夜7時から放送している「新聞聯播」というニュース番組ではキャスターの2人が中国の伝統服を着ていました。ニュースも全国各地の大晦日の様子を伝えるような内容ばかり。

中国国営の中国中央テレビでは大晦日の夜8時から「春晩」と呼ばれる特別番組を放送します。正式名称は「春節連歓晩会」といい、歌手がライブをしたり京劇やコントの演劇があったり、さまざまなプログラムで春節を祝います。中国では大晦日に家族で食事をしながら「春晩」を見るのが定番になっていて、日本では「中国版の紅白歌合戦」なんて呼ばれています。

最近ではテレビ離れもあって視聴率が低下気味との由。日本以上のネット社会の中国では「春晩」以外の娯楽が溢れていますもんね。そのあたりも日本の紅白歌合戦と事情は似ているようです。

青海牛肉麺

中国では明日から旧正月「春節」の休暇が始まります。明日は「大年三十」で日本でいうところの大晦日。明後日が「大年初日」で旧暦の正月です。今日は仕事納めといったところですね。

とは言え、今朝の出勤時の地下鉄は利用客がいませんでした。いつもなら満員電車なのに座席に座れちゃうくらい。すでに休暇に入っている人が多いのかもしれませんね。実際、昼食の時間に職場近くのショッピングモールに行くと結構な人で賑わっていました。

モールはどのレストランも人がいっぱいだったので、あきらめてすぐ近くにある「青海牛肉麺」の食堂に来ました。休業していないか心配しましたが通常通り営業していました。

こちらの食堂は春節の休暇期間の間もずっと営業するとのこと。中国では法律で春節の休暇期間に働いた労働者は平日給料の3倍に相当する手当を要求できることになっています。だからよほど儲かる見込みがなければ休業したほうがマシな店も多いんです。だって従業員に3倍の手当を払わないといけませんから。と言うことは、こちらのお店は春節の間も客で賑わう見込みがあるのかな。

いただいたのは牛肉麺のセット。セットには追加の牛肉、涼菜(キュウリと土豆絲*1)、茶葉蛋*2が付いていました。これで35元(約750円)でした。

ちなみに蘭州牛肉麺と青海牛肉麺ってどう違うんでしょう。今日いただいたのは青海牛肉麺ですが、これを蘭州牛肉麺と出されても私は何ら疑問を持たずに食べちゃいそう。個人ブログに書いてある記事を読むと、もともと蘭州牛肉麺という伝統的な料理があり、それを青海省出身の出稼ぎの人たちが作るようになり、蘭州系と青海系の2系統ができたと。で、今では中国全土で蘭州牛肉麺というと青海系が圧倒的に多いそうです。本当にそうなのかしら。ということは青海牛肉麺というのは青海系の蘭州牛肉麺ということ?よく分かりません。

References
*1ジャガイモを細切りにして炒めた料理です。
*2中国茶で煮込んだゆで卵
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