The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (132ページ目 (264ページ中))

2000キロ離れた乾杯

日曜日の早朝から仕事。午前中で終わるかと思ったら、意外と夕方頃まで長引いてしまった。

週末のうちに食料品など買い物を済ませておかねばと思い、仕事帰りに足を伸ばしてイトーヨーカドーに。食料品売り場に向かう前に、店舗1階にあるスターバックスでコーヒーをいただいた。ここ数週間、中国では店内での飲食ができなかったのでずいぶん久しぶりだ。

もう少し若かった頃は「スタバ」と言えば、フラペチーノとかカフェモカといった甘いものばかりを飲んでいた。けど今は甘いものが全くダメになってしまい、専らブラックコーヒー。今日も“美式咖啡”(アメリカンコーヒー)を注文すると、店員さんがショーウィンドウを指さして「甘いものもいかがですか」と言う。砂糖がたっぷり付いたシュガードーナツが並んでいたが、これもねえ、誰かと半分にして食べるくらいがちょうどいいのよ。結局「ありがとうございます、結構です」と断って、コーヒーだけいただいた。私はカフェに来ても、ケーキといった甘いものより、サンドイッチみたいなものが食べたくなっちゃうタイプ。

店内はワム!の「ラスト・クリスマス」など、クリスマスソングが流れていて、カップも赤色の仕様。クリスマス気分に気持ちよく浸っていたら、営業中だというのに複数の清掃員がズカズカと入ってきて、棒の先端にスポンジ状のものが付いた道具で窓の掃除を始めた。たっぷり洗剤を付けて擦るもんだから、白い筋がタラーッと窓を垂れる。まったく風情も何もありゃしない……まあ、中国らしいけど(^^;)。

コーヒーを飲み終え、食料品売り場で野菜や肉などを購入して帰宅。

夜は妻と遠隔でクリスマスに乾杯しようと約束していたので、LINE通話。私は昨夜の残していたケンタッキーフライドチキンとビールを用意した。北京と東京、2000キロメートル離れていても乾杯ができるとは、技術の進歩に感謝感謝です。

クリスマスっぽいこと

今日はクリスマスイブだ。小さい頃はクリスマスプレゼントを楽しみに指折り数えてその日を待っていたが、今年は「あ、もうクリスマスイブだ」という感じ。妻が北京にいればまた違ったかもしれないが……まあ、今年は異国の地に私1人。無理もない。

人によっては「クリスマスなんて」と言う人もいるかもしれないが、私は基本的に「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」、どうせなら楽しんだほうがお得じゃんという考え。街に流れるクリスマスソングに耳を傾けイルミネーションを眺めていると、やっぱり童心に返るというか、ワクワクしてくる。スーパーに並ぶケーキやターキー(じゃなくてチキンか)だって買っちゃうし、まんまとクリスマス商戦に踊らされているのかもしれないが、それでいいのだ。

なのに今年はどうしたことだろう。仕事で忙しかったのはあるが、クリスマスっぽいものが皆無だ。夕食も「昼に作った鯖の炊き込みごはんと肉じゃががたくさんあるから、それを肴に晩酌しよう」と考えていた。ふと、ええ!?それでいいの!?と我ながら突っ込んでしまった。

……で、買って来ちゃった。ケンタッキーフライドチキン。ケンタッキーというところが、まんまとクリスマス商戦にのせられているわけだけど(笑)まあいいじゃないの。ここは中国だし*1

日本だとクリスマスのケンタッキーは予約しないと買えないなのだろうが、中国はガラガラだった。これに日本から直輸入の常陸野ネストビールも加えて、1人でクリスマスパーティー気分。ケンタッキーなんて数年ぶりだ。ちょっとジャンキーな感じがたまらない。

ただ脂っこいからか、ちょっと食べたらお腹がいっぱいになってしまった。小さかった頃はペロッと食べていたような気がするのに……まあ、明日がクリスマスの本番だし、取っておくことにしよう。

References
*1クリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べるのは日本独自の習慣とされている。

日本から感じる年末ムード

私が北京に赴任する前にいた東京の部署は今日までが通常体制で、明日から年末年始の体制に入るらしい。正社員は来週も出勤するが、スタッフさんがお休みに入るなど大幅に体制が縮小される。

そんなこともあって東京とやり取りをすると、みんなもう「年末モード」だ。メッセージの端々に「よい年をお迎えください」とか「来年もよろしくお願いします」なんて書いてあって「年の瀬」感がにじみ出ている。東京でよくお世話になったスタッフのお姉様も「今日で仕事納めです」と、同僚とパンケーキを食べている写真をLINEしてくれた。

私も日本にいたら、同じような「年の瀬」感に浸りながら返事ができたんだろうなあ。自分も「大掃除はいつしよう」「帰省はいつからいつまで」なーんて考えて。でも、なんせこちらは「年の瀬」感がゼロなのだ。前にも書いたけど。

爆発的とも言える感染拡大は今も続いていて、ようやく飲食店は再開しだしたものの、とても忘年会なんて雰囲気ではない。そもそも中国は年末年始より旧暦の正月(春節)を重視する文化なので、待っているのは短い3連休だけ。

何が言いたいかと言うと、私はこの「感染爆発」している中国で来週も仕事が続く。方や日本はコロナ禍に突入して初めての行動制限を伴わない年末年始。やはり……ちょっぴり羨ましい。

我が身を振り返ると、日本にいた頃はコロナ禍であれもこれもできなかった。一方、その頃の中国は「ゼロコロナ」政策でウイルスを抑え込み、人々は感染拡大に苦しむ日本(および諸外国)を横目に自由な生活を謳歌していた。ようやく日本がもとの生活に戻り始めた頃に私は中国に赴任。しかし私は中国で「ゼロコロナ」政策の恩恵を受けることなく今度は感染爆発を経験しているのだ……いやあ、二重に苦しめられている気がする。

そんなことをネチネチ言ってもしようがない。好きな中国で、好きな中国語を使って働くことができているのだ。将来「あんなときに北京にいたんですか」と逆に羨ましがられるような生活を送っているのだと思って頑張ろう、うん。

頭痛にバファリン

結局、昨日(というか今日)は朝まで仕事。

それを知っているオフィスの先輩は私が出勤したら「大変だったね」と声を掛けてくれた。仕事ぶりを見てくれている人がいるだけでも心救われる気持ちだ。

けど、午後10時過ぎに帰宅したらバタンキューだった。心なしか頭も痛い。バファリンを飲んだら落ち着いたけど、寝不足も祟って体調を崩しているんだろうなあ。風呂だけ入ってすぐ布団に。

いっそのこそ「陽性」に?

先週、街から人が消えた北京。しかし今週になって徐々に元に戻りつつある。

とは言え、感覚的には3割ほど?出てきているのはどうやら「感染したけど回復した」という人たちのようだ。私が今北京で普通に暮らしていても感染しないのは、やはり日本で感染した際の抗体があるからかなあ。ここまでかからないと「一度感染する」というのはワクチン以上の安心感がある。

私のオフィスは半数以上の同僚が感染し、その多くが自宅療養から戻って来てきていない。そんなこともあって、ここ数日、私みたいな「生き残り組」に降りかかる業務量が半端ない。もともと「感染しないため」の在宅勤務だったが、今や感染した人がことごとく自宅療養していることもあって「感染したから」在宅勤務になってしまっている。もはや少数の「生き残り組」は出勤しないことには仕事が回らず、事実上、在宅勤務は解除の状態となっている。

そんなこちらの状況を知ってか知らずか*1、東京は次々と仕事のオーダーをしてくる。必死に感染対策をしながら山のような業務をこなす側からすれば「いっそのこそ陽性になったほうが楽なのでは」と思いたくなるような状況だ。ま、数か月前に感染したばかりの私はどう逆立ちしても陽性にはならなさそうだけど。いやいや、中国渡航直前に陽性になって会社に迷惑をかけたクチなんだから、今こそお返しせねば……とは言え、ここ1週間はいっぱいいっぱいな状況だ。

一方、中国の一般企業も感染者の増加で人手が足りないよう。中には「陽性なのに働かされ続けた」という話も出ている。うーん、それはそれで。

References
*1おそらく知らないか、知っていても「理解していない」。
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