The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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娘の離乳食

娘の離乳食を始めました。米1に対して水10の割合で炊く「10倍がゆ」から始めるのが定番なのだそう。アレルギーが出にくく、赤ちゃんでも消化しやすく食べやすいからだそうです。妻が朝からおかゆを炊き、ブレンダーを使って細かくしてくれました。出来上がったおかゆは原型をとどめておらず、何だか介護用の流動食みたいですけど(笑)こういうものなんですね。

まずは妻が娘に食べさせました。で、私はビデオカメラを構えて初めての離乳食の瞬間を撮影。お腹が空くのを待ってからだったので、娘は「ペコペコだよー」と言わんばかりにぐずっていましたが、おかゆを口に入れた途端「……!?」という表情。おかゆが気に入ったのか、スプーンが気に入ったのかは分かりませんが、妻が持つスプーンをワシッと掴んで自分の口に移そうとしていたので、思わず私も妻も笑ってしまいました。

本当は離乳食初日は1さじでやめておくそうですが、私も娘に少量あげてみました。これまで「食べる」という行為をしたことがないのに、私がスプーンを口元にやると自ら口を開けてパクッ。これは本能的に分かっているのかしらん。

何でもかんでも儀式化するのは良くないですけど、こうして「記念すべき離乳食1日目」は終わるんですね。だんだんミルクの比率が下がっていき、いつかは卒業する。一緒に食事ができるようになるのは楽しみですけど、それはそれで寂しいですね。娘の体からミルクのにおいがプーンと漂ってくるのも好きなので(笑)。

夕食は週末クッキングパパということで、皿うどんを作りました。今度の週末に友人が我が家に遊びに来るんですが、そのときに大皿いっぱいの皿うどんを用意したいと思い、その練習を兼ねて挑戦したのです。

困ったのが麺。日本だと皿うどんのパリパリした麺ってスーパーに売っているので餡だけ作れば完成します。けれどここは中国。そんなものは売っていないのです。皿うどんと言えば長崎の中華料理店「四海樓」が発祥だし、だったら中国にもあるんじゃないかと思ったんですけど、オンラインスーパーでも見当たらないんですよねえ。

そこで素麺を揚げてみました。しっかり水は切ったつもりだったのですが、鍋に投入した途端、油がボコボコ跳ね始めて大変でした。思った以上に水分が残っていたのと、もっとゆっくり鍋に入れるべきでした。あとはもう少し温度が低めのほうが良かったかな。揚げ物って何度やっても難しいです。

けれど結果的には大成功。よく揚がってパリパリの皿うどんができました。餡がしみて柔らかくなってきた食感も溜まらないんですよね。妻もおいしいと言ってくれたので一安心です。これなら友人にもお出しできるかなあ。

公安局で居留許可申請

今日は「居留許可」の更新をするため地元の公安局に行きました。「居留許可」というのは読んで字の如く、中国に住んでも良いですよ、という許可のことです。この許可は1年間しか出ないため、毎年更新しないといけないのです。私と妻は許可の延長を申し込み、娘は新規で申し込みます。

申請は無事に終了。パスポートは一旦預けることになり、約1週間後に再度受け取りに来ます。

中国の印刷屋

日本だと自宅用のプリンターを持っているという人は珍しくないと思います。昔は印刷専用機がメインでしたが、今はスキャナー機能も有した複合機が多いでしょうか。年末年始が近くなると年賀状の印刷なんかにも活躍してくれます。私が自分で初めてプリンターを買ったのは大学生の頃で、講義のレポートを印刷するのに使っていました。

一方、中国で自宅用のプリンターを持つのは一般的ではないようです。少なくとも私は持っているという人に会ったことがありません。実際、中国の家電量販店に行ってもプリンターが売っているのを見たことがないのです。けれど中国の人たちだって印刷することはあるはず。自宅にプリンターが無いならどうしているのかというと、中国の人たちは街なかにある「印刷屋」を使っているのです。中国語では“打印店”と言います。

中国はホントどこにでも印刷屋があって、私が留学していた頃には大学のキャンパス内にもありました。印刷したいデータをUSBメモリーに入れて持って行けば、すぐに印刷してくれます。ただ返してもらったUSBメモリーを自分のパソコンに接続すると毎回「ウイルスが検出されました」と表示されていたのは今となっては良い思い出です(^^;)。友人に話を聞くと昔はもっと安かったそうで、学生時代は誰かが代表で教科書を買い、印刷屋に持ち込んで格安でコピーして製本までしてもらっていたとか。よくよく考えれば著作権的にアウトですけど。

業務用の印刷機が揃っているのでポスターやチラシなんかも作ってくれるし、もちろん写真だってきれいにプリントしてくれます。確かにこういう印刷屋が街なかにたくさんあれば、わざわざ自宅にプリンターが無くても困ることはありませんね。

ふと証明写真を用意する必要が出てきたので印刷屋にお願いしました。事前にWeChatで写真データを送り、“两寸”(3.5×5.3cm)で印刷してほしい旨を伝えておけば、あとは受け取りに行くだけ。写真のカットまでしてくれます。

日本だと印刷・コピーしたいときはコンビニのコピー機を使い、写真の現像ならカメラのキタムラにお願いしたり、家電量販店に設置しているセリフプリント機を使ったりします。あと証明写真なら駅などに証明写真ボックスがありますもんね。これらは中国にありませんが、すべて印刷屋が解決してくれます。

人生の2周目

妻と娘を連れて3人で北京市内の水族館「北京海洋館」に行きました。

北京動物園の敷地内にあり、北京市内の水族館の中では最も大きいんだとか。水族館だけ行ければいいと思っていたのですが、北京動物園の一施設という位置づけのため「動物園+水族館」のセット料金でチケットを買わなければいけませんでした。

娘は無料でしたが大人は1人175元(約3600円)、結構お高いです。ちなみに去年行った北京市内にある別の水族館「富国海底世界」は1人150元(約3000円)。どちらも高いですねー、北京は海に臨む港湾都市ではないので水族館の運営には費用がかかるんでしょうか。沖縄県の「美ら海水族館」を調べてみると大人1人2180円。やはり北京の水族館は割高に感じてしまいます。

館内はテーマ毎に分かれていました。最初は“雨林奇观”という熱帯雨林を模したエリア。しかしまず私たちを迎えてくれたのはなぜか錦鯉。全然熱帯雨林の魚じゃないし、そもそも錦鯉は淡水魚でしょ。この水族館は「海洋館」という名前だったはず……まあ、日本人ほど魚に親しんでいない中国の人たちにとって海水魚も淡水魚も、どちらも「魚」ということなのかもしれません。

何がすごいって人の多さです。よくよく考えると今は夏休み、それも今日は日曜日。写真からはそこまで多く見えないかもしれませんが、いやいや、来たことを一瞬後悔する多さでした。それに申し訳ないですが、かの国の人たちが一箇所に集まるとカオスです。平気でぶつかってくるし、列を抜かそうとするし、ルートを逆流しようとするし、邪魔になるような場所で写真撮影に興じるし、水槽の手前にゴミを平気で放置していくし、やかましいし……もう挙げればキリがありません。

国籍で一括りにするつもりはありません。けれど日本の水族館なら混雑していても、これほどのことは起きなかったと思います。小さな子どもたちがたくさんいましたが、大人たちは何も思わなかったんでしょうか。「教育」とは何か、なんて考えてしまいました。

あとは人が多かったからか、館内が暑く感じました。大人は我慢すればいいのですが、かわいそうなのは娘です。髪の毛が額にペタッと張り付くほど汗をかき、途中から不機嫌になってしまいました。

ちなみに娘は最近ベビーカーに乗るのも嫌がるようになりました。初めはおとなしく乗っているのですが、しばらくすると全力で体をよじり出します。転落防止用にベルトを着用しているんですが、これをはずせーと言わんばかりに「んー!んー!」とうなり、仕舞いには泣き出してしまいます。しようがなく抱っこしますが、この時期の抱っこはお互いの肌が触れあって熱いんですよね。お互い汗をかいているとなおさらで、しばらくすると抱っこしていても泣き出しちゃって……もう、どうすればいいのよ……という事態に陥ります。

今のところ、最終手段として抱っこ紐を使うとおとなしくなります。今日も最初はぐずっていましたが、抱っこ紐に変えてしばらくすると泣き疲れたのかスヤスヤ寝始めました。娘に魚をたくさん見せてあげたいという一心で水族館に連れてきたわけですが、慣れない環境に疲れてしまったようです。悪いことしちゃったなあ(^^;)。

北京最大の水族館とのことですが、正直言って日本の水族館で目の肥えた私にはちょっと物足りなかったです。目玉という目玉がないというか。サメやクラゲの展示コーナーは気合いが入っていたかもしれません。けれど肝心な水槽が結露で曇ってよく見えなかったり、魚と関係ない施設が多かったり、出口まで来たときには心の中で「え、これで終わり?うそじゃろ?」と思ってしまいました。

水族館を見終え、せっかく動物園もセットになったチケットを買ったんだし、少しだけでも見ていこうか……と動物園に向かって歩き出したのですが、娘の疲れた顔を見てやめておきました。この直射日光と気温の中で屋外を歩いて回るのはやはりよくないですね。動物園はもう少し涼しくなってから再挑戦したいと思います。

この前、お笑い芸人「品川庄司」の品川祐さんがWEBメディアのインタビューに応えた記事を読んでいて良いなあと思ったのが「子どもは人生の2周目をくれる」という表現です。

なんでもそうなんだけど、1回目に勝るものってないじゃん。例えば初めてディズニーランドに行った日。その前日に「明日ディズニーランドだ!」ってワクワクしたあの感動とかって、大人になるにつれてどうしても薄れてくるんだよね。だけど、子どもができるともう一度、新鮮な「初めて」を経験できる。「子どもと行くはじめてのディズニーランド」になるのよ。

そのほかにも、初めての入学式、はじめての運動会。子どもが生まれたことで、自分の人生の中に、もう一周初めてがある。それが単純に面白い。感動が薄れていく中で刺激が欲しくなって、キャバクラにハマるとか、好きな洋服を買うとか、車買いました、とか、そういう人もいるんだけど、俺の中で子どもは唯一「人生の二周目」ができる存在。そんな感覚があるんだよね。

ナレソメノート「結婚の哲学」品川祐

去年も妻と2人で水族館に行きましたが、今回は私たちにとって確かに娘と行く「初めての水族館」でした。昨日の晩から「どうやって連れて行ってあげよう」「水族館では何を一番に見せてあげよう」、そんなことばかり考え、もしかしたら私たちのほうがワクワクしていたかもしれません。

まだ0歳の娘は何が何だか分からなかったと思います。自分の足で立つようになり、言葉も話すようになり、物心が付いたころに再度連れて行けばまた違った反応をしてくれるかもしれません。そうすると子どもは「人生の2周目」どころか、3周も4周も経験させてくれる存在なのかもしれません。

子どもの責任は親の責任

今日の土曜日は仕事がなかったので、午前中は洗濯をしたり娘とNHKの「おかあさんといっしょ」を見たりして過ごしました。昼食の時間になり、妻と「何を食べるかね」とキッチンをあさっていると少し前に購入した焼きそばがあったので、今日のお昼は焼きそばに決まり。

せっかくだからフライパンでしこしこ作るのではなく大きな鉄板で作ってお祭り気分を味わおうと、押し入れにしまっていたアラジンの「グラファイトマジックグリラー」を引っ張り出しました。100Vの日本国内専用の製品ですが、中国に来る前に買っておいた大型の変圧器を使えば問題なし。いただくのもホットプレートから直箸。何だか特別おいしく感じて、妻とペロッと食べてしまいました。週末のクッキングパパです。

午後は娘をベビーカーに乗せて妻と近所を散歩。東城区交道口にある「北冰洋」という飲料メーカーの店舗にやってきました。中国版ファンタみたいなオレンジジュースが有名で、ホッキョクグマがトレードマークの北京の有名な会社です。ちなみに「北冰洋」というのは日本の漢字では「北氷洋」と書き、北極海という意味。

さすが店内には「北冰洋」の商品がズラーッと並んでいます。

「北冰洋」には60年以上の歴史があり、同世代の中国人の友人に聞くと北京っ子は小さい頃から親しんでいて、よく飲んだそうです。しかし私は北京に留学していたのに「北冰洋」を知りませんでした。知ったのは今回北京に赴任してからです。

なぜだろうと調べてみたんですが「北冰洋」は1994年に中国市場に参入したペプシコーラと提携して以降、次第にペプシ側に支配権を握られ、一時期姿を消していたそうです。その後、ペプシとの交渉を経て2011年から「北冰洋」の生産が再開したのだそう。私が留学していた2010年から2011年なので、ちょうど生産再開を見届けないまま帰国してしまったんですね。

この店舗では「北冰洋」の飲料商品だけでなく、ホッキョクグマの関連グッズなんかも販売しています。こうした体験型店舗は北京市内だと海淀区にもあるのだとか。

こんなかわいいフローズンドリンクが売っていたので注文しちゃいました。“北极冰岛”という名前の商品で、これを日本漢字で書くと「北極氷島」、つまり北極アイスランドという意味です。味は4つ用意されていて、私は右のイチゴ味、妻は左のブドウ味を選びました。かわいいホッキョクグマがドリンクに浸かっています。

かわいいホッキョクグマに娘も興味津々。ただ……この写真を見て何となく想像が付くかと思いますが、これは事故の起きる数秒前。次の瞬間、娘がチョイッと触れたかと思うとカップが倒れてフローズンドリンクをこぼしてしまいました。店員さんに平謝り、モップで床を拭いてもらいました。子どもの手が届くようなところにカップを置いたのがよくなかったです。子どもの責任は親の責任ですね、反省しました。

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