The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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妻が中国にやってきました

本日、妻が無事に中国に入国した。

去年入籍するも私がすぐ中国に赴任したので、これまで離ればなれの生活だった。

日本出国時に「毎週末に電話をする」という約束をしていたので、ちょこちょこ連絡は取っていた。ただ中国での新型コロナウイルスの感染拡大などいろんな事情があっていつ中国に来られるか不透明な状況が続いていたので、春先まで来られないことも覚悟しないといけないかなあ……と思っていたところ、各方面の方々のお力あって春節の連休期間中に入国できることになった。ご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

空港には私のように家族や友人を迎えに来ている人がちょこちょこいた。少し前まで海外から到着した人は問答無用で隔離施設に連れて行かれたわけで、こうして「迎える」ことができるだけでも何だか感慨深い。いや、数か月前まで予想もできなかったことだ。

自宅に帰って妻はスーツケースから荷物を取りだして整理。私はそのあいだ自室でごそごそしていたが、これまで北京に赴任して以来ずっと1人だったので家に誰かがいるというのが新鮮だ。なんか家族って感じがしていいなあ、としみじみしてしまった。

ようやくこれから新生活。変に背伸びをするのではなく「小確幸」を大切に暮らしていきたいと思います。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

懐かしの場所

今日は旧暦の正月、春節。皆様、あけましておめでとうございます。

昼過ぎまで自宅でゆっくり過ごし、ふと思い立って大望路にある“华贸购物商场”(華貿ショッピングセンター)に行った。ここは留学時代によく来た場所だ。高級ブティックばかり並び、とても学生の身分で買い物できるような場所じゃないんだけど、大学の周辺があまりにもゴチャゴチャした場所だったので、たまにオシャレな高級感漂う雰囲気を味わいたいときに来ていたのだ。来たところで、スターバックスで安い飲み物をいただくくらいだったんだけど(笑)。

2010年に留学していたので、もう10年以上来ていないわけだが……いざ、来ると「ああ、こんな感じだった」と記憶がドッと蘇ってきた。

入っている店舗は変わっているのだろうが、建物のつくりなどは変わっていなかった。「ここを右に行けば……ああ、やはり!フードコートがある」みたいな、ここ10年引き出しに入れっぱなしだった記憶がスラスラと思い出せる。人間って不思議だ。

フードコートは少々おしゃれになった印象。前は味千ラーメンなど、もっと庶民的なチェーンの飲食店が入っていた記憶があるなあ。

結構な賑わいだった。日本がそうだったように、中国も正月はどこの店も閉まるので食事は基本的に家で……というのも「今は昔」の話なのだろう。多くの家族連れなどが外食を楽しんでいた。

外食ができるということは、その分、正月返上で働いてくれている人がいるというわけだ。中国の人たちが何よりも春節を大事にし、実家に帰省することを楽しみにしているのを知っているだけに、ホント感謝感謝です。

静かな大晦日

今日は旧暦の大晦日だ。

ツイッターを見ていると、多くの中国人が実家に帰省してごちそうを囲んでいる写真をツイートしている。そして中国中央テレビの“春节联欢晚会”を見るんでしょう?旧暦の大晦日に生放送され、全世界の華人が十億の単位で見るという番組で、中国版の「紅白歌合戦」と呼ぶ人もいるようだ。

私自身は特別な何かがあるわけではないが、どこかいつもと違う気分になる。新暦の年末年始に「年の瀬」っぽいことがなかっただけに、ようやく新年を迎えられる気分だ。

買い物をしにイトーヨーカドーに行くと、相変わらず真っ赤な新年の縁起物コーナーが。派手だなあと思う一方、自分の家にも少し飾ってみたい気もする。中華圏は「めでたいっ!」というのを全力で表現するので、見ていて気持ちがいい。

スターバックスでお茶でもしようかと思ったら、営業時間にもかかわらず店内が暗い。閉店まで数時間はあるのに、どうしたのだろう……と入り口を見ると“今日已结束营业,明年再见啦~”(本日の営業はすでに終了しました、また来年お会いしましょう~)という、何とも軽いメッセージ。

まあ、おそらく営業していても大晦日で客が来ないのだろう。私も食料品売り場で買い物だけして、おとなしく帰ることにした。

ちなみに11年前に留学していた頃に経験した大晦日というと北京のそこら中で花火が上がるわ、爆竹を鳴らすわで大変な騒ぎだった。冗談抜きで北京が攻撃されているのかと思ったほどだ。それほど中国の年越しに花火や爆竹は欠かせず、除夜の鐘だけが聞こえる静かな日本の年越ししか知らなかった私は衝撃を受けたのを覚えている。

それも昔の話。大量の花火や爆竹は大気汚染の原因になることを理由に、都市部では禁止されてしまった。確かに当時はPM2.5という言葉をしょっちゅう聞いた気がする(……し、北京に住んでいても空気が悪いなあとつくづく感じたものだ)。あれから中国の大気汚染は確かに改善した。けれどずいぶん静かな大晦日になったものだ。きっと味気ないと思っている中国の人は多いんだろうなあ。

旧暦の仕事納め

今日は旧暦の仕事納めだ。中国は明日から春節の大型連休に入る。

中国で新型コロナウイルスの感染が急拡大したこともあり、職場では新暦の年末年始の際、忘年会みたいなものが一切出来なかった。せめて旧暦の仕事納めくらいは……ということで、近所のコンビニでビールや乾き物を買って職場で簡単な立ち飲みをした。

昨今は「飲みニケーション」というものに否定的な意見があることも重々承知しているけど、やはり酒を飲みながら会話をすると普段の仕事づきあいでは見えない部分が見えてきて距離がグッと縮まる。コロナ禍になる前は職場の日本人と中国人で食事会や飲み会がちょくちょくあったらしい。確かに私が来てからは、日本人同士でさえも一切できなくなっちゃったからなあ。

とは言え、私は仕事を抱えていたのでノンアルコール。中国人スタッフたちも早めに仕事を切り上げて退勤したので、職場での「簡易飲み会」も1時間いかないくらいでお開きとなった。

帰宅時の北京地下鉄2号線。人が全然乗っていない。

春節が近づくと北京に住む地方出身者がみんな帰省するので、北京が一気にガランとする。ここ最近は感染状況が収まってきたので地下鉄も混むことが多かった。座席に座れるのはありがたい。

自宅近所のスーパーにあった看板。「春節まであと2日」という文字だ。

中国の人々にとって春節がいかに重要なのかをひしひしと感じる。そう言えば、韓国も旧暦の正月を祝う文化が残っている。日本だって太陽暦を採用するまでは旧暦の正月を祝っていたわけだ。そう考えると、何千年と続いてきたアジア圏で最大の年間イベントをいとも簡単に切り替えた明治政府っていうのはある意味すごいなあ。

年賀カードを探して三千里

この年始には年賀状を出さなかった。中国にいるからという事情もあるんだけど、どうせ出すなら「中国式」に旧正月の春節に出そうかと思ったのだ。

中国の場合、日本のようなはがきではなく、赤色の派手な厚紙にメッセージカードを挟む……といったものが多い。私も中国人の友人から何度かもらったものがあるが、日本の年賀状と比べると豪華に見える。職場の中国人スタッフに聞くと、オシャレな書店に行くとたくさんの種類が売っていますよと教えてくれた。三里屯に「PAGE ONE」という書店があるらしく行ってきた。

三里屯太古里に行くと大きなミッキーの像が。どうやらウォルト・ディズニー・カンパニー創立100年を祝うイベントのようだ。会場にはディズニー映画おなじみの音楽が流れていて、ディズニーランドにいるような気分。

書店に入って新年用の年賀カードを探すもどこにも置いていない。店員に聞いてみると「もう売り切れました」と言うではないか。うーむ、春節までまだ1週間もあるのにやる気がないなあ。「このへんで売っていないですか」と聞くと「インターネットで購入したほうが早いかもしれません」と言う。ほら、きた……今や何でもネットショッピングの中国では実店舗で買い物をしようとすると、こんな感じなのだ。

あまりにもネットショッピングが普及した挙げ句、中国では実店舗の役割が変わってきているんだろうなあ。買ってもらうことを目的とせず、いわば「ショールーム」として商品のことを知ってもらい、インターネットで購入してもらうと。だから店頭には在庫もそれほど無くて構わないのだろう。

でもねえ、年賀カードさえも実店舗で買えないんじゃかえって不便な気がするけど、これでいいのかねえ。ま、外国人である私がツベコベ言う問題でもないけど。

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