The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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2000キロ離れた乾杯

日曜日の早朝から仕事。午前中で終わるかと思ったら、意外と夕方頃まで長引いてしまった。

週末のうちに食料品など買い物を済ませておかねばと思い、仕事帰りに足を伸ばしてイトーヨーカドーに。食料品売り場に向かう前に、店舗1階にあるスターバックスでコーヒーをいただいた。ここ数週間、中国では店内での飲食ができなかったのでずいぶん久しぶりだ。

もう少し若かった頃は「スタバ」と言えば、フラペチーノとかカフェモカといった甘いものばかりを飲んでいた。けど今は甘いものが全くダメになってしまい、専らブラックコーヒー。今日も“美式咖啡”(アメリカンコーヒー)を注文すると、店員さんがショーウィンドウを指さして「甘いものもいかがですか」と言う。砂糖がたっぷり付いたシュガードーナツが並んでいたが、これもねえ、誰かと半分にして食べるくらいがちょうどいいのよ。結局「ありがとうございます、結構です」と断って、コーヒーだけいただいた。私はカフェに来ても、ケーキといった甘いものより、サンドイッチみたいなものが食べたくなっちゃうタイプ。

店内はワム!の「ラスト・クリスマス」など、クリスマスソングが流れていて、カップも赤色の仕様。クリスマス気分に気持ちよく浸っていたら、営業中だというのに複数の清掃員がズカズカと入ってきて、棒の先端にスポンジ状のものが付いた道具で窓の掃除を始めた。たっぷり洗剤を付けて擦るもんだから、白い筋がタラーッと窓を垂れる。まったく風情も何もありゃしない……まあ、中国らしいけど(^^;)。

コーヒーを飲み終え、食料品売り場で野菜や肉などを購入して帰宅。

夜は妻と遠隔でクリスマスに乾杯しようと約束していたので、LINE通話。私は昨夜の残していたケンタッキーフライドチキンとビールを用意した。北京と東京、2000キロメートル離れていても乾杯ができるとは、技術の進歩に感謝感謝です。

クリスマスっぽいこと

今日はクリスマスイブだ。小さい頃はクリスマスプレゼントを楽しみに指折り数えてその日を待っていたが、今年は「あ、もうクリスマスイブだ」という感じ。妻が北京にいればまた違ったかもしれないが……まあ、今年は異国の地に私1人。無理もない。

人によっては「クリスマスなんて」と言う人もいるかもしれないが、私は基本的に「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」、どうせなら楽しんだほうがお得じゃんという考え。街に流れるクリスマスソングに耳を傾けイルミネーションを眺めていると、やっぱり童心に返るというか、ワクワクしてくる。スーパーに並ぶケーキやターキー(じゃなくてチキンか)だって買っちゃうし、まんまとクリスマス商戦に踊らされているのかもしれないが、それでいいのだ。

なのに今年はどうしたことだろう。仕事で忙しかったのはあるが、クリスマスっぽいものが皆無だ。夕食も「昼に作った鯖の炊き込みごはんと肉じゃががたくさんあるから、それを肴に晩酌しよう」と考えていた。ふと、ええ!?それでいいの!?と我ながら突っ込んでしまった。

……で、買って来ちゃった。ケンタッキーフライドチキン。ケンタッキーというところが、まんまとクリスマス商戦にのせられているわけだけど(笑)まあいいじゃないの。ここは中国だし*1

日本だとクリスマスのケンタッキーは予約しないと買えないなのだろうが、中国はガラガラだった。これに日本から直輸入の常陸野ネストビールも加えて、1人でクリスマスパーティー気分。ケンタッキーなんて数年ぶりだ。ちょっとジャンキーな感じがたまらない。

ただ脂っこいからか、ちょっと食べたらお腹がいっぱいになってしまった。小さかった頃はペロッと食べていたような気がするのに……まあ、明日がクリスマスの本番だし、取っておくことにしよう。

References
*1クリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べるのは日本独自の習慣とされている。

人が戻り始めている?

オフィスの同僚で出勤できない人が相次いでいるため、今日もフル稼働で出勤。私に関して言えば、もはや「在宅勤務」という状況ではなくなってきたかもしれない(^^;)。

昨日PCR検査の結果で「異常」が出てしまったので(抗原検査で陰性は確かめたものの)再度検査をするため営業しているPCR検査場に向かう。夕方まで仕事でバタバタしていたので、その合間を縫ってやって来たら閉まる数十分前だった。

片付けをしていたので「まだ間に合いますか」と聞くと、防護服の女性は無言のまま、あごで「こっち」という仕草で私を誘導してくれた。相変わらずだなあ(笑)。そこで「1人1検体(“单人单管核酸检测”)の検査はできますか」と聞いたら、これまた何も答えてくれない。中国のPCR検査場は10人の検体を1つの試験管にまとめて検査する“十混一”が一般的なので、場所によっては1人1検体でやってくれないところもあるのだ。

ダメとは言わなかったので、とりあえず検査をしてもらった。できていなかったら、そのときだ。中国ではこういう潔さも大切だというのは留学時代に学んだことだ。

心なしか、街に人が少しずつ戻ってきた気がする。本当に少しずつだけど。こんな道ばたの屋台も、先週は全くいなかったもんなあ。ましてや、そこに群がる人たち。陽性になった人が回復して外に出て来ているのだろうか。

とは言え、感染のピークはもうちょっと先だと予想されている。北京ではすでに2回感染したという人もいるそうだし、まだまだ気が抜けない。

あなたの結果は「異常」です

今朝、突然「あなたのPCR検査の結果に異常が確認されました」というショートメッセージが届いた。どうやら昨日受けたPCR検査で引っかかってしまったらしい。

中国のPCR検査は10人の検体を1つの試験管にまとめて検査するのが一般的。なので私を含む10人のうち誰かが陽性の可能性がある……ということで、私の検査結果が「異常」になったわけだ。

感染対策が緩和される前は結果に「異常」が出るだけでも大騒ぎだったが、もう今では何でもなくなってしまった。ショートメッセージの指示では自分で抗原検査をするか、どこかのPCR検査場で1人1検体の検査を受けなさいと書いてある。そこで会社から支給されていた抗原検査キットを使って検査することにした。

細長い綿棒を鼻の中に突っ込んでグリグリ。その綿棒を検体抽出液に浸し、よーく検体を抽出させる。その後、液をテストプレートにポトポトと落とし、あとは数十分待つだけだ。そうだろうとは思っていたが、結果は果たして陰性だった。

次は、この結果を“京抗原”というミニプログラムで申告をしなければならないらしい。よく分からないのがまた登場した、何なんだ“京抗原”って……

今月になってリリースされたミニプログラムで、抗原検査の結果を申告するのに使われるらしい。

これまで北京ではどこに行くにも“北京健康宝”という健康管理アプリを提示しなければならなかった。ようやく“北京健康宝”の出番が減ったと思ったら、今度は“京抗原”。もう勘弁してほしい。

それよりなにより、検査結果の自己申告。キットの写真を添付してアップロードするのかと思いきや、個人情報を入力したら「陽性」「陰性」「無効」の3つの選択肢をタップするだけだった。私の場合「陰性」をタップしたら終わり。ええー?なんじゃそりゃ。これじゃ私が仮に陽性だったとしても陰性だと申告できちゃうわけ?

うーん、もはや中国政府が感染者の数を追わなくなっている以上、抗原検査の結果申告も今や意味のない作業なのかもしれない。でも、仮に私が陽性だったらどうするの?同じように「陽性」をタップさせて終わり?日本でも保健所が連絡をくれ、あれこれサポートしてくれるのに。これまでの中国では陽性が発覚した途端どこぞへ連れて行かれたのに、今や放置状態。いくら「ゼロコロナ」政策の方針を転換したとは言え、それはちょっと無責任な感じがするよねえ。

イオンで買いだめ

買い物をしに、今や北京唯一となったイオンに行ってきた。

このイオンは自宅から1時間半ほどと結構遠い。地下鉄に乗っている時間だけで1時間近くかかり、さらに最寄り駅に着いてからも20分ほど歩かなければならない。夕方近くになって家を出たので、最寄り駅に着いた頃はもう暗かった。風が強くて体感温度は氷点下10度くらいだろうか、とても20分歩く気にならずシェアサイクルで向かった。が、それはそれでかなり寒かった。

イオンはこんな感じ、見事にガラガラだった。

モール内にあるニトリに行ったら、多少お客さんがいたかな。しかし飲食店は営業していても、そこで食べている人の姿は全く見られなかった。

ちなみに中国政府は今や「ステイホーム」みたいなことは言わなくなっている。ここまで人がいないのは、みんな自主的な判断によるものだ。それだけ感染が怖いのだろう。というより、みんな陽性になっちゃって外に出られない……というのもあるのかもしれない。

食品売り場にはそこそこ人がいた。私も、来週分の食品を買いだめ。

中国のスーパーの生鮮食品のコーナーにはパック詰めされた商品もあるにはあるものの、肉も野菜も基本的には量り売り。必要な分だけ手に取り、近くにいる計量係の人に手渡すと重さを量って値札をペタッと貼ってくれる。

かごの中にゴーヤを入れていたところ、計量係の人に「そのゴーヤも買うの?」と言われ、そこで初めてゴーヤも量り売りなのだと気付く。かごの中のゴーヤ、よく見つけましたなあ。

中国のスーパーはお節介な人が多い。

豚のひき肉を手にしたら、おっちゃん従業員が横から「それより、あっちのひき肉のほうが新鮮だよ」と教えてくれた。確かに見た目が鮮やかで赤々としている。ほかにも魚介類のコーナーでイカを買おうとしたら「使い切れないときは冷凍すれば2、3週間は保つよ」とアドバイスしてくれた。おかげさまで買い物かごがパンパンになるほど買い込み、自宅に帰るまで大変だった。

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