The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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おおつごもり

今日は大晦日。ここ数日バタバタしていて髪の毛も切れず「おおがっそう」*1になっていたので美容院に行ってきた。さすがに大晦日は休業しているのではとおそるおそる予約の電話を入れたが、通常営業とのこと。

ここは日本人が経営していることもあって通うようになった。ただ私が予約するときは日本人スタイリストが大概空いていなくて、これまで中国人スタイリストにしか切ってもらったことがない。今日も中国人スタイリストで、若いお兄ちゃんだった。でもとても丁寧で、側面を刈り上げるときも自分の髪の毛を指さして「このくらいの短さでいいですか」なんて聞いてくれるので分かりやすかった。支払いは180元(約3400円)。日本人スタイリスト……いや、今までの中国人スタイリストよりも安かった。おそらく経験値などでランクが分かれているのだろうが、値段の割には満足だ。

夜はせっかくの年末年始だからということで、少し良い日本料理の居酒屋にデリバリーを頼んだ。ブリとサーモンの刺身、焼き鳥の盛り合わせ、軟骨の唐揚げ……居酒屋の定番メニューだ。少し値は張ったけど、ブリの刺身が本当においしかった。日本にいた頃はスーパーで半額になるころを見計らって刺身をよく買って食べていたけど、それがいかに贅沢なことなのか北京に来て身にしみて感じる。日本は本当に水産大国なんだなあ。舌鼓を打ちながら、妻や岡山の実家と電話をしたり紅白歌合戦を眺めたりして過ごした。

皆様、今年1年大変お世話になりました。どうぞ新しい年もよろしくお願いいたします。

References
*1岡山弁で「髪が伸び放題でボサボサになっている」状態のこと。

戻り始めた日常

今朝、地下鉄で出勤をすると先週に比べてずいぶん人が増えていた。

北京に来て3か月。いつも地下鉄2号線で職場に通っているが、座れなかったことはほとんどない。しかし今日は自分の立つスペースの確保もやっとというほどだ。

道ばたで”煎餅馃子“(中国式クレープ)を作っている人たちの姿も。

いつも朝早くから氷点下のなか、おいしそうな匂いを漂わせて商売していたのだ。感染が拡大してから姿を見なくなり、どうしているのだろうと少し心配していた。ちなみに私も食べてみたいなと思いつつ、見た目が少々脂っこそうでまだ買ったことはない。

ならばと思い、昼によく行っていた蘭州牛肉麺の食堂を訪ねてみたが……閉まったままだった。

最後に食べたのは先月8日で、その後何度も見に来たがずっと閉まっている。ただ、ガラス扉の脇にぶら下がっている“今日已消毒”(本日は消毒済み)の札に書かれた日付は「12月8日」だ。今月に入ってから一度は店を開けたのだろうか。

この店は安くておいしいコストパフォーマンスの良い店で、しょっちゅう来ていた。まさかこのまま閉店してしまうのかなあ。営業再開してくれる日にぜひとも期待したい。

2000キロ離れた乾杯

日曜日の早朝から仕事。午前中で終わるかと思ったら、意外と夕方頃まで長引いてしまった。

週末のうちに食料品など買い物を済ませておかねばと思い、仕事帰りに足を伸ばしてイトーヨーカドーに。食料品売り場に向かう前に、店舗1階にあるスターバックスでコーヒーをいただいた。ここ数週間、中国では店内での飲食ができなかったのでずいぶん久しぶりだ。

もう少し若かった頃は「スタバ」と言えば、フラペチーノとかカフェモカといった甘いものばかりを飲んでいた。けど今は甘いものが全くダメになってしまい、専らブラックコーヒー。今日も“美式咖啡”(アメリカンコーヒー)を注文すると、店員さんがショーウィンドウを指さして「甘いものもいかがですか」と言う。砂糖がたっぷり付いたシュガードーナツが並んでいたが、これもねえ、誰かと半分にして食べるくらいがちょうどいいのよ。結局「ありがとうございます、結構です」と断って、コーヒーだけいただいた。私はカフェに来ても、ケーキといった甘いものより、サンドイッチみたいなものが食べたくなっちゃうタイプ。

店内はワム!の「ラスト・クリスマス」など、クリスマスソングが流れていて、カップも赤色の仕様。クリスマス気分に気持ちよく浸っていたら、営業中だというのに複数の清掃員がズカズカと入ってきて、棒の先端にスポンジ状のものが付いた道具で窓の掃除を始めた。たっぷり洗剤を付けて擦るもんだから、白い筋がタラーッと窓を垂れる。まったく風情も何もありゃしない……まあ、中国らしいけど(^^;)。

コーヒーを飲み終え、食料品売り場で野菜や肉などを購入して帰宅。

夜は妻と遠隔でクリスマスに乾杯しようと約束していたので、LINE通話。私は昨夜の残していたケンタッキーフライドチキンとビールを用意した。北京と東京、2000キロメートル離れていても乾杯ができるとは、技術の進歩に感謝感謝です。

クリスマスっぽいこと

今日はクリスマスイブだ。小さい頃はクリスマスプレゼントを楽しみに指折り数えてその日を待っていたが、今年は「あ、もうクリスマスイブだ」という感じ。妻が北京にいればまた違ったかもしれないが……まあ、今年は異国の地に私1人。無理もない。

人によっては「クリスマスなんて」と言う人もいるかもしれないが、私は基本的に「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」、どうせなら楽しんだほうがお得じゃんという考え。街に流れるクリスマスソングに耳を傾けイルミネーションを眺めていると、やっぱり童心に返るというか、ワクワクしてくる。スーパーに並ぶケーキやターキー(じゃなくてチキンか)だって買っちゃうし、まんまとクリスマス商戦に踊らされているのかもしれないが、それでいいのだ。

なのに今年はどうしたことだろう。仕事で忙しかったのはあるが、クリスマスっぽいものが皆無だ。夕食も「昼に作った鯖の炊き込みごはんと肉じゃががたくさんあるから、それを肴に晩酌しよう」と考えていた。ふと、ええ!?それでいいの!?と我ながら突っ込んでしまった。

……で、買って来ちゃった。ケンタッキーフライドチキン。ケンタッキーというところが、まんまとクリスマス商戦にのせられているわけだけど(笑)まあいいじゃないの。ここは中国だし*1

日本だとクリスマスのケンタッキーは予約しないと買えないなのだろうが、中国はガラガラだった。これに日本から直輸入の常陸野ネストビールも加えて、1人でクリスマスパーティー気分。ケンタッキーなんて数年ぶりだ。ちょっとジャンキーな感じがたまらない。

ただ脂っこいからか、ちょっと食べたらお腹がいっぱいになってしまった。小さかった頃はペロッと食べていたような気がするのに……まあ、明日がクリスマスの本番だし、取っておくことにしよう。

References
*1クリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べるのは日本独自の習慣とされている。

人が戻り始めている?

オフィスの同僚で出勤できない人が相次いでいるため、今日もフル稼働で出勤。私に関して言えば、もはや「在宅勤務」という状況ではなくなってきたかもしれない(^^;)。

昨日PCR検査の結果で「異常」が出てしまったので(抗原検査で陰性は確かめたものの)再度検査をするため営業しているPCR検査場に向かう。夕方まで仕事でバタバタしていたので、その合間を縫ってやって来たら閉まる数十分前だった。

片付けをしていたので「まだ間に合いますか」と聞くと、防護服の女性は無言のまま、あごで「こっち」という仕草で私を誘導してくれた。相変わらずだなあ(笑)。そこで「1人1検体(“单人单管核酸检测”)の検査はできますか」と聞いたら、これまた何も答えてくれない。中国のPCR検査場は10人の検体を1つの試験管にまとめて検査する“十混一”が一般的なので、場所によっては1人1検体でやってくれないところもあるのだ。

ダメとは言わなかったので、とりあえず検査をしてもらった。できていなかったら、そのときだ。中国ではこういう潔さも大切だというのは留学時代に学んだことだ。

心なしか、街に人が少しずつ戻ってきた気がする。本当に少しずつだけど。こんな道ばたの屋台も、先週は全くいなかったもんなあ。ましてや、そこに群がる人たち。陽性になった人が回復して外に出て来ているのだろうか。

とは言え、感染のピークはもうちょっと先だと予想されている。北京ではすでに2回感染したという人もいるそうだし、まだまだ気が抜けない。

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