6月21日 雨 韓国修学旅行二日目

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続いて向かったのは「自由の橋」と呼ばれるところ。


こちらが自由の橋。臨津江(イムジンガン)にかかる橋で、1953年、朝鮮戦争の休戦後、12,773人の共産軍捕虜が「自由万歳」を叫びながらこの橋を渡って自由の身となったことから「自由の橋」と言うらしい。南北をつなぐ唯一の橋。


「ここまで來るのに50年」と書いてある。何でもないような橋だけど、ここを渡って韓国へ帰ってきた人にとって、忘れられない橋なんだろうと思う。


橋の終点は非武装地帯になっており、有刺鉄線が設置されている。そこには北朝鮮側の出身者、親族のいる人達の願いの書かれた布がたくさんぶらさがっていた。


網から向こうを見ると軍隊がいた。見た目からして韓国軍兵士?


網のすぐ向こう側には線路が引いてあった。これは「京義(キョンウィ)線」と言うらしく、もともと韓国側のソウルと北朝鮮の新義州(シニジュ)を結んでいたらしいけど、南北が分かれてから38度線の手前で止まっている。

自由の橋に中国人観光客がいたので、ちょっと話しかけてみた。

「请问,你们是从中国来的吗?(すみません、中国の方ですか?)」
「是啊。你也是从中国来的吗?(そうよ、あなたも中国から来たの?)」

……ははは。「不是。(違います)」と答える。

「那么,你在韩国读书吗?(じゃあ韓国で勉強しているの?)」

向こうは僕を中国人だと思いこんでいるらしい。そんなに中国語上達したかなぁ(笑)と思いながら、日本人で、韓国に修学旅行に来ていることを伝えると、

「就这么说,你会说中国话和日语,两个国语啊!」
(じゃあ中国語と日本語と2カ国語話せるのね!)

と驚いていた。なぜ中国語のことを「中国话」と言ったのか、今ちょこっと不思議に思っている。外国で中国語のことを称するときはそういうのか。一応「我也会说一点儿英语(英語もちょこっとだけ話せます)」と笑いながら言い、別れた。


続いて向かったのは「Nソウルタワー」というところ。駐車場から歩いて行く。


山頂にあるため、霧でてっぺんが霞んで見える。バスガイドさんがバスの中で「世界で3位の高さを誇ります!」なんて言うから期待していたのに…低くないですか?てか、よっぽど東京タワーの方が高い気がする。

そこで調べてみると、やっぱりNソウルタワーは236.7m。東京タワーより100mくらい低い。ではなぜ「世界第3位」と言うのか…それは、山の上にあるから海抜高度479.7mなのです。…う~ん、すみませんが、それは卑怯…だよ…ねぇ。中国上海の東方明珠塔が450mで世界第3位だと思います…。


やはり霧でよく見えない。けど、うっすらソウルの街が見える。でも正直なところ、東京新宿の都庁から見た東京の景色の方がすごかったような~なんて思ったりする。ガイドさんが言うには、夜景が美しく、香港が100万ドルの夜景ならソウルは1000万ドルの夜景だと言うらしい。…さあ、どうでしょうねぇ。


平日ということもあって、お客さんはいない。
増して今日は霧で何も見えないもんで…お客さんも来ないよなぁ~。

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