2月4日(金) ハルピン旅行一日目

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中国人の朝は早い!!まだ到着まで時間があるのに、同じ部屋で寝とった中国人みんな起きとる。
僕のすぐとなりだったおばあちゃんが息子夫婦や孫に「着いとるよ?みんな出て行っとるで?」と言う。

…ええ?到着まではまだ時間が…と思いようたら、まちさんが「源ちゃん、着いたよ!」と起こしに来る。どうやら早く着いたらしい。


急いで服を着替える。天満屋ハピータウンの股引と、ユニクロのヒートテック(名前は違うけど、見た目はどっちも似とる)を二重にして穿いて、靴もこの前買うたばかりのをスポッと履く。ダウンジャケットも着て…準備万端なのだ!!!!!

外に出る。…ん?そこまで寒くない?瀋陽に行ったときの方がよほど寒かったような…?
まあ、えっか。着いたでーーーーー!!「哈尔滨」(ハルビン)よーーーーー!!


乗ってきた電車にくっついとったプレート。北京とハルビンの直通列車。


こちらがハルビン駅の外観。


ハルビン市は黒竜江省の位置する街。漢字では「哈尔滨市」(繁体字:哈爾濱)と書きます。ハルビン市には黒竜江省人民政府(つまり県庁みたいな組織)があって、黒竜江省の政治・経済の中心として賑わっています。

ハルピンは「亜寒帯冬季少雨気候」に属し、夏と冬の温度差がとても大きい大陸性気候です。朝の最低気温は一番寒いときで-40度になることも。ただとても乾燥しているので雪はあまり降りません。この寒さのため、ハルビンは「氷の街」と言われています。そのくせ夏には暑くなり、7月の平均気温は22.8度になります。

第二次世界大戦の際には、満州国の一部でした。当時からロシア・ヨーロッパ方面への鉄道輸送の要衝として発展し、ロシア色を強く感じられる街並みが見られます。

日本語では漢字を使わずに「ハルビン」と表記します。中国語の「哈尔滨市」も発音すると「ハーアルビン」となります。なぜ他の地域と違って「中国っぽくない」名前なのでしょう?この市名の由来は白鳥を意味する満州語だとか、平地を意味するモンゴル語だとか、栄誉を意味する女真族だとか、色々な説があって定まってはいません。

どちらも正解です。中国語の「哈尔滨」という発音は、とある日本人が聞いたら「ハルビン」に聞こえるでしょうし、別の日本人が聞いたら「ハルピン」に聞こえるかも知れません。本来の発音では「ハルピン」と聞こえ、戦前の日本人はそう呼んでいました。ちなみに僕も言葉では「ハルピン」と言いますが、中国語でのアルファベット表記(ピンイン)では「Haerbin」と書くので、現在の日本では「ハルビン」と呼ぶのが主流になっています。この日記では「ハルビン」に統一しています。


ちょっと座って自分たちの現在地を地図上で見つけんといけん!ということで、駅前のケンタッキーに行く。
ついでに朝ご飯も。あんまりケンタッキーの朝ご飯好きじゃないけど。座れたけん、良しとする。


地図を見ながらウロウロしようたら、タクシーの運ちゃんが「乗るか?乗るか?」としつこく話しかけてくる。
すぐ近くのホテルを探してるだけです、と話したら「どこだ?」と言われる。そこでホテルの名前を言ったら、指さして「こう行くんだよ」と教えてくれた。タクシーに乗るわけでもないのに…ありがとう!タクシーの運ちゃん!

そして数分歩いたら、ほんまに駅からすぐだった。(歩くのがイヤじゃけん駅前のホテルに予約しとった)


こちらが今回のホテル、「勃莱梅快捷酒店连锁」というチェーンのホテル。
まあまあきれいなホテルで安心した。駅から近いけん、タクシーにも乗らんで良し。う~ん、トレビア~ン。


部屋に荷物を置き、しばし休憩。…したら、さっそくハルビン旅行一番の目的である氷祭り会場へ出発!!!!!
タクシーを捕まえて値段交渉。ほんまは運ちゃんもメーターを回して正規料金で走らんといけんけど、氷祭り開催の時期は稼ぎ時とばかりにぼったくるタクシーが多いんよ。結局、交渉の結果50元(約620円)で行けることに。


ハルビン市の北部を流れる「松花江」という川を渡る。アムール川最大の支流らしい。
冬ということでカチンコチンに凍っとる。これが春になると溶けて、それが水になるけん最大流量を記録するらしい。

橋を渡りょうたらタクシーの運ちゃんが、「ここでとれた氷を使って、氷祭りの展示を作っているんだよ」と教えてくれた。
橋の上から川を眺めると、確かに氷を採掘したような様子が。なるほどー。

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