2月5日(土) ハルビン市内観光

【 その1 】 【 その2 】


人だかりができとるけん、何じゃろうか?と思って見てみるとアイスキャンディー!!!!!
今日は日が出とって暖かいとは言え、まだまだ寒いのにから、アイスを食べるとは。

じゃけど、これみんな買って食べよんよ。ということで、僕らも買うてみた。1本2元(約24円)なり。
ここのアイスキャンディーは「马迭尔冷饮厅」(馬迭爾冷飲庁)といって、100年以上アイスを売りょうる老舗らしい。


食べてみると、んん~~真冬に食べるアイスもええもんじゃ。
素朴なミルクの味。日本人の僕らもちょっぴり懐かしさを感じる?安いけん、ハマりそう。


楽しそうな銅像がおったけん、僕も一緒に写真を撮った。


次に来たのはハルビンの「新华书店」(新華書店)。普通の書店なんじゃけど、1909年造のバロック様式なんよ。
肝心な外見の写真を撮っとらんかった。スマン。以前は松浦洋行(松浦商会)の建物だったとか。


お昼になったけん、ご飯を食べに来る。来たのは「老上号饺子坊」(老上号餃子坊)なり。
色々な料理を手際よく注文する陳さん。かっこいいのーーーーー。


僕たちも座るまでに少し待ったんじゃけど、店内はお客で満席状態。
北の人は餃子を食べるんが好きなのねーーーーー。年越しのときなんかは欠かせん料理。


こちらは「麻酱汁拉皮」(麻醤汁拉皮)という食べ物。


たくさんの餃子が運ばれてくる。じゅるりー、蒸し餃子(蒸饺)と水餃子(水饺)を注文。
うーん、日本におった時は焼き餃子ばかりで水餃子とかあまり食べんかって、中国に来たら逆に水餃子ばかり。
水餃子もええがなー。なんで日本ではあんまり食べられんのんじゃろう。

食べ終わってからお会計をしようとしたら陳さんが「ここはわたしが」と言う。
じゃけどみんなで6人もおるのに!!と言うたら「ハルビンにみんなが来てくれたことへの感謝です」って…。

そんなあ!!陳さーーん!!ほんなら、今度は僕らにごちそうさせてな!!ありがとう、ごちそうさまです。


てくてく歩いて中央大街の端っこまで来た。すると広場みたいなんがあって、大きな塔が。
ここは「斯大林广场」(スターリン広場)といって、この塔には「哈爾濱市人民防洪勝利紀念塔」という文字が。
1957年の大洪水の際に、市民や人民軍が一体となって土嚢を積むなどして洪水を防いだということを記念して建設されたそうな。


そしてその広場の向こうには凍った松花江が。みんな川の上で遊びょうる。


そこで気になるんがコレ。これは…なに?
どんぐりみたいな形をしたコマが「ウーン」って回りょうて、それをムチみたいなんでペチッペチッと叩きょうる。


コマはこんな感じ。金属製で、音を立ててブーンと回っとる。


凧を揚げとる人もおれば、コマを回してる人もおるし、みんなが思い思いに好きなことをしとる優雅な空間だった。

そしてそろそろハルビンともお別れの時間。タクシーに乗ってハルビン駅へ向かう。
陳さん、ずっと付いてきてくれて、改札の中までも付いてきてくれた。(もちろん、こっそりと…)

また北京で会おうね!!と別れる。うううーー、さみしいよーー。
しかし、そんなことばかりは言っとられん。何を隠そう、僕らの帰りの電車は席がないのだ!!!!!


帰りの切符。かすれとってよう見えんけど、中国語で「无座」(無座)と書いてある。
これは席無し…という意味。日本と違って中国の電車は全部指定席じゃけん、席がないことはもう確定!!!!!


デッキの部分に陣取る。みんなで北京からあらかじめこまい椅子を持ってきとったのだ!!!!!
僕は上海万博のときに買うた折りたたみ椅子を。


みんな、本を読んだり音楽を聴いたりと好きなことをして過ごす。
しかし…この状態で北京まで8時間。まだ時間があるなー、と時計をチラチラ。


僕はパソコンをつついたり、持ってきとったDSをやったり、音楽を聴いたり。


もっともっと拷問のように長い時間なんかなーと思いようたけど、遊んだりしようたら8時間もすぐじゃった。
椅子も簡単な折りたたみじゃけん、おケツが痛うなるけど、それを除いたら我慢できる。


売店で買うてきた夕食。カレーライスと、チキンが入っとった。
味はまあまあいける。カレーライスもチキンもレンジでチンするタイプなんじゃけど、売店のお姉さん一人しかおらんかったけん、僕らが5人一斉に注文して、それにプラスして他のお客さんも来るけんてんてこ舞いだった。ごめんのう。


デッキで夕食タイム。


こちらもデッキで夕食タイム。

そうこうしとったら北京駅に到着。タクシーに乗って大学まで帰る。
すると北京に帰ってきて気が緩んだのか、「黑车」(にせタクシー)に引っかかってしもうた!!!!!

通常の二倍ほどのお金を取られてしまう。じゃけど…ウウウ、メーター回しとるし、どうしようもない。
じゃけど、まあハルビンが楽しかったけん堪えることにする。ハルビン楽しかったのー。そこまで寒くなかったけん良かった。

陳さん、ありがとう。また行けるとええなー、ハルビン。

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