The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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後海

今日の日中、用事があって「後海」に行きました。

びっくりするぐらいたくさんの観光客で賑わっていました。一緒にいた中国人の同僚に聞くと「8割は北京の人ではありません」と言います。地方から来ている観光客たちだというわけですね。

しかし今日は水曜日。平日なのにここまで賑わうの?と聞くと「みんな休みを取って来ているんです。そもそも子どもたちは夏休みですから」とのこと。でも中国の方々の「旅行にかける気合い」を思い返すと、分かる気もします(^^)。

オレンジ色の浮きがプカプカしていたので目をこらしてみると、泳いでいる方がいました。本当は遊泳禁止ですが、昔はそんな決まりはなかったので、近くに住む地元の人たちには夏になるとこうやって泳いじゃう人もいるようです。湖の中央らへんを泳いでいたので、そこそこ深いんじゃないかと思いますが、慣れているようでした。

ふと湖をのぞきこむと、たくさんの藻が見えました。けれど水自体は透明で澄んでいます。

私が中国に留学していたのはたかが十数年前ですが、それでも当時と比べて川や湖の水質は大幅に改善したように思います。あの頃はポイ捨てされたゴミが浮いていたし、変なにおいもしましたからね。当時であれば、とても北京の川や湖で泳ごうという気にはならなかったと思います。

どうしちゃったの、地球

毎日暑いです。日本でも記録的な猛暑が続いているようですが、北京では40度を超しちゃうような日も。日本の35度超なんてニュースを聞いても驚かなくなりました*1

40度と聞いて思い出すのが、今から十数年前の留学時代に行った新疆ウイグル自治区トルファンにある「火焔山」です。「火焔山」と言うと西遊記に登場する「炎が燃え上がる山」として有名ですが、実在するんですよね。私が訪問したとき気温は40度を超えていて、その名の通り「燃えてしまいそうだ」と思ったものです。

あの時でさえ40度だったのです。それが北京で40度を記録するようになってしまい、今や「火焔山」はどのくらい暑くなっているのだろう……と思っていたら、ツイッターで次のようなニュースを見かけました。

確認が取れていないという断り付きですが、新疆ウイグル自治区トルファン市にある三堡という場所で気温52.2度を観測したとのこと!それもこの場所、6か月前にはマイナス53度を観測していて、つまり半年の間に100度近くも気温が変動したことになります。

いや、どうしちゃったんでしょう、地球は。日本では大雨の異常気象も続いていますし、人間に対する自然界からの最終通告のような気がしてなりません。

とにかく北京は今日も暑かったので、日中は家でおとなしく過ごしました。とはいえ家でゴロゴロしていると体が鈍ってしまいますね。夕方に涼しくなってから散歩をしに朝陽公園に行きました。

朝陽公園は日本人もたくさん住む亮馬橋の近くにあります。地図で見ると分かるのですが、相当巨大な公園です。調べてみると、面積は約288万平方メートルあるとのこと。

  • 朝陽公園(中国)約288万平方メートル
  • 代々木公園(日本)約54万平方メートル
  • セントラルパーク(米国)約342万平方メートル

やはりニューヨークの「セントラルパーク」のほうが大きいですが、それでも東京の代々木公園なんかと比べると朝陽公園の巨大さがよく分かると思います。ちなみに妻から「東京ディズニーランドとどっちが大きい?」と聞かれましたが、東京ディズニーランドは約51万平方メートルとのこと。東京ディズニーリゾート(東京ディズニーシーや駐車場などを引っくるめた面積)全体でも約201万平方メートルですから、それより大きいんですね。

朝陽公園には大きな池もあります。水があるだけで涼しく感じるからいいですね。

広場で体操?ダンス?をしている集団を見かけました。

中国では中高年が広場に集まってダンスを楽しむのを「広場舞」(“广场舞”)と呼び、日本語では「広場ダンス」なんて言うこともあります。もともとは健康のためになんでしょうけど、ユーロビートさながらのダンスミュージックに合わせ、大胆なステップで踊る姿はとても楽しそうです。

今日見かけたのは体操をしながら広場をグルグル歩き回るタイプでした。これも「広場舞」の一種?皆さん、おそろいの服を着て一糸乱れぬパフォーマンスを披露され、見事でした。

この写真を撮影したのは夜の20時前ですが、公園にはまだこんなにたくさんの人がいます。日本で日曜の20時というと、とうにみんな家に帰って夕食後の時間を過ごしている頃かと思いますが、中国の方々は遅くまでこうして公共の場にいることが多いですよね。そもそも20時前だというのに、こんなに明るいです。写真の方々はカラオケ大会?をしているようで、女の子がマイクを持って歌っていました。

20時半頃になって、ようやく暗くなってきました。池(というより湖でしょうか)を挟んで向こう側に見えるギラギラした場所はショッピングモールの「ソラナ」です。

さすがにこの時間になると暑さは感じないですね。朝陽公園の南から入り、北に抜けるルートで散歩をして約8000歩、いい運動になります。本当ならもっと早い時間帯にウォーキングできればいいですが……昼間があの気温じゃ難しいですね。本当に地球、一体どうしちゃったんでしょう。

References
*1とは言え湿度が全然違いますから、実は日本の方が暑いかもしれません。

2日連続で壮行会

同じマンションに住んでいる日本人の方が離任されることになり、壮行会を開きました。2日連続の壮行会です。離任といっても北京から台北に異動されるので、帰国するわけではないようですが。

集まったのは同じマンションに住む日本人同士。ちょうど先月も同じメンバーで飲み会を開催したばかりです。相変わらず今回離任される方を始め、私以外は皆さん日系企業の中国支社長といった立派な方々ばかり。本当に恐縮ですが、せっかく呼んでいただいたので参加させていただきました。

今日いただいたのは火鍋。火鍋といっても真っ赤なマーラースープと白いスープがハーフになった、よく見るアレとは違います。香港式の火鍋だそうで、店名も「表格香港海鮮火鍋」です。

肝心な火鍋の写真を撮り忘れてしまったのですが、鶏出汁を使ったスープでした。ご一緒した方が「(ラーメンの)『天下一品』みたいな味です」と言うのでどんなものかといただいたのですが、確かに「天下一品」でした。鶏肉ベースの出汁の濃厚スープがとてもおいしいです。それであって「天下一品」ほどドロドロした感じはなく、むしろアッサリしています。

プルプルした食材も入っていたのですが、これは「花膠」というものだそう。魚の浮き袋を乾物にして戻した珍味で、コラーゲンたっぷりとのことでした。

参加者のお一人が白酒を持ってきてくれました。安徽省で作られた「古井貢酒」というもので、とても飲みやすいのだそうです。いただいてみると、うーん、確かに飲みやすい。白酒というとアルコール度数が50近くあってキツいですが、これは喉を通りやすいです。

5人で白酒を飲み干すと、結構いいくらいの酔い具合に。「持ってきてくれたのが1本だけで助かりました」とみんなで笑いました(^^;)。

リーズナブルな壮行会

今日はまもなく異動される方々のために職場で壮行会を開きました。

コロナ禍の前はレストランなり居酒屋なりで大々的にやっていたようですが、ここ数年は職場の事務所で細々とした開催だったそう。今年は以前のように戻るのかな?とも思ったのですが、最近になって“二阳*1になる人がちょこちょこ出ていることを上司が心配し、今年も職場の事務所で「手作り」壮行会をすることになりました。

で、一番年齢の若い私が幹事を務めることに(^^)。

去年はビールといったアルコール飲料を各々が持ち寄り、スナック菓子やケーキといった甘いスイーツを用意したそうです。でもそれだけじゃ寂しいので、今年はピザやチキンといった「料理」も用意することにしました。いや、実はさすがに今年は店で壮行会をやっていいんじゃないかという声もあったんですよね。一部の方からは「今年も事務所でやるのかあ」なんて反応も聞かれ、だったらせめて去年より「気持ちばかり」華やかにしようという考えです。

リクエストは女性に聞いておくに限る……ということで、事前に職場の女性スタッフたちにどこのピザが食べたい?飲み物は何がいい?なんて調べておきました。さすが女性スタッフたちで「ピザは何だかんだで大手チェーンがおいしい」「甘くない飲み物も用意しておいたほうがいい」なんてアドバイスをくれました。結果、ピザは「ドミノピザ」(“达美乐比萨”)、チキンは「ケンタッキー」(“肯德基”)に。いやあ、さすが。確かにハズレがありません。

とてもリーズナブルな壮行会になりましたが、皆さん、それなりに楽しんでくれたようです。ちなみに日本だとこういうときに「ケータリング」なんてありますよね。あれ、中国にもあるのかなあ。日本より安そうだし、もしあるなら今後の機会に調べてみてもいいなあと思いました。

References
*1新型コロナウイルスに2度目の感染をすること。

どうぞご参考ください

今日は朝から雨が降っていました。

私の住むマンションから地下鉄の最寄り駅までは繋がっているため、濡れずに行くことができます。ただ職場近くの駅に着いたら、そこからは屋根のない場所を歩いて向かわなければなりません。一体、いつぶりでしょう……北京で傘を差したのは。

さて、ちなみに今日の昼休み、職場で中国人の同僚と日本語で会話をしていると、その方が「どうぞご参考ください」と言いました。私は「ご参考『にして』ください、ですよ」と伝えると「なぜダメなのですか」と聞かれました。そう聞かれると……なぜダメなんでしょう。

日本語では漢字の名詞に「する」をつけて動詞化することができます。

  • 指摘+する=指摘する
  • 返事+する=返事する
  • 遠慮+する=遠慮する

しかし何故か「参考」という言葉について、日本語は動詞として使いません。

  • 参考+する=(誤)参考する

この場合「参考する」ではなく「参考にする」のように、必ず「に」を入れて名詞として使います。不思議ですね、ちなみに「参照」の場合は「参照する」と言えて「参照にする」は不自然です。あくまで「参考」に限った場合のようです。

では「ご~ください」の話に戻ります。なぜ「ご参考ください」と言えないのか……これは「参考する」と言えないのが原因と言えそうです。というのが「ご~ください」と言えるのは「名詞+する」の動詞化が成り立つものに限るからです。

  • ご指摘ください
  • ご返事ください
  • ご遠慮ください

だから同じ理由で「参照」という言葉の場合、「参照+する」が成り立つので「ご参照ください」と言えるわけです。「参考」は名詞として使えませんから「ご参考にしてください」とか「ご参考になさってください」と言う必要があるわけですね。

しかし、なぜ「参考」は動詞化して使えないのでしょう。日本語と文法が近い韓国語の場合はどうか、調べてみました。

  • 참고(チャムゴ=参考)+하다(ハダ=する)

韓国語は「参考+する」で「参考する」というように言えるようです。なぜ日本語はダメなのか……うーん、私は日本語ネイティブなのに、意外と日本語のことが分かっていないのかもしれません。

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