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 4月1日(日) 潘家園 & 王府井 & 家楽福 & 西単

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お買い物を少し済ませたところで、「麦当劳(麥當勞)」…そう、マクドナルドへ行く。

今回の中国旅行で反省したのが、お金の聞き取り。日本のお金の単位は「円」しかないけど、中国は「元」と「角」と「分」の3種類が存在する。それも口頭で言うときは「元」と「角」がそれぞれ「块」と「毛」に変化する。

例えば「450元1角」だったら口頭で「四百五块一」って言うんだけど、緊張して「四百五」なのに405元出したり、1角なのに1分を出したり、恥ずかしかったぁ…むむむ。

※中国語で「四百五」は450のこと。405を中国語において、漢字で表そうと思ったら「四百零五」と言わなくてはならない。この辺、きちんと慣れていないと恐ろしい失敗をしてしまうことも。僕は…まだよく慣れてません(笑)。

マクドナルドでもお金の聞き取りに苦労した。特に北京の人の巻き舌!慣れてないから聞き取りにくい!


今度は潘家園から王府井まで行くことに。
802という番号のバスに乗るんだけど、乗った途端に運転手から質問される。

運転手到哪儿去啊?(どこへ行くんな?)」
自 分王府井(王府井まで)」

運転手坐反啦!(反対じゃあ~!!)」

ビビッてすぐに下車。中国語の分からない母さんとおばあちゃんは何が起きたのか把握できていない様子。まったくも~、日本人で北京の交通事情に詳しくないんだから、運ちゃんも怒鳴ることないやんか~。プー。


無事に正しいバスに乗って王府井まで向かう。バスおばさんから1元の切符を3枚買い、順調に進んでいたら…。

またもや緊急事態発生!

バスの運ちゃんが、後部座席にいる「バスおばさん」を大声で呼ぶ。

運転手さん、体の調子がおかしいらしい!

バスは道ばたに緊急停車。運転手さんは「もう運転できん~」と言わんばかりのつらそうな顔をして、胸を押さえている。バスの運ちゃんは病院?に行くことになり、困ったのは残された僕たち。バスおばさんの指令で、「とにかくみんな下車して~」とのこと。い、一体!どうなるのか~~~!!!


立ち往生する乗客達。日曜日ということで仕事に行く人は少ないだろうけど、みんな困ってしまったよ~。
とにかく母さんとおばあちゃんは中国語ができないから、バスおばさんの指令をしっかり僕が聞いておく……。


赤い服を着ているのが「バスおばさん」。結局、僕たちのバスと同じ「802」のバスが通りかかったら停めて、一緒に乗せてもらうことにした。乗客みんなで802のバスが通りかかるのを待つ。

あ!802のバスが来た!
乗客みんなで手を振る。お~~~~い!!!!!

ブ~~ン。

……通りすぎていったやんけ!!!!!


バスが通り過ぎていったのがショックなのか、一人佇むバスおばさん。
次のバスこそ絶対に停めてみせる~という気分??


乗客みんな心配そうに見つめる。


おばあちゃんも心配そうに見つめる。うう…おばあちゃん、初めての中国がこんなのでごめんよ…。
決して北京でこんなことが日常茶飯事に起きているわけではないんだよ…。

次のバスがやっとつかまり、バスおばさんが事情を説明して乗せていってもらうことにした。
別のバスの乗客が一斉に乗ってきたわけだからバスの中はすごい状態。バスおばさんが車内アナウンス役を大声でするんだけど、そのアナウンスを聞き取らないと自分が今どこにいるのか全然わからない。

下一站是东单!东单!(次のバス停は『東単』よ!『東単』よ~~!!)」

お母さんとおばあちゃんのために聞き取り、王府井は次だからね、と教えてあげる。ふむ、もしアナウンスが聞き取れなかったら混雑の中、終点まで連れて行かれたかも…(笑)。


何とか無事(…でもないけど)に王府井に到着。あは~、やっぱ賑やかじゃあ!!


お腹がすいたので、昼ご飯を食べなければ…ということで入ったのが日本料理店(笑)。
名前は「江戸川」…ふむ、ここ数日脂っこい中華料理ばかりだったから楽しみ。


店に入ると、着物を着た女性やハッピを来たおばさんが「いらっしゃいませ」と日本語で迎えてくれる。
メニューは日本語が中国語の下に振ってあるから母さんもおばあちゃんも安心。


自分は肉じゃが定食を注文する。食べてみると…おいしい~~~~~~~!!!!!!!!
まいう~!まいう~!まいう~~~!!!ああ、やっぱり自分は日本人なんだなぁ、と実感した瞬間。
味付けが日本と全然変わらないことを見ると、シェフは日本人なのかなぁ?ふむ。


店内では絶えず日本の歌謡曲が流れている。まさに「ジャパン!」という雰囲気。
何だか安心している自分がいる。ははぁ…どんなに中国が好きな僕でも、日本人なんだよなぁ…ウットリ。


その後、本を買おうと「王府井书店(王府井書店)」へ行く。
大きい~~!!こんなに大きいと何を買えばいいか迷ってしまうよ~~!!


文学コーナーへ行くと、大人から子供まで立ち読みならぬ「座り読み」をしている。あははは…。
でも通行の邪魔になるのはよく無いとおもう。でも、みんな読んでいるのはマンガではなく小説。偉いなぁ~。

今日買った本で一番お気に入りのもの。



言わずと知れた、村上春樹さんの「挪威的森林(ノルウェイの森)」。
中国でも村上春樹さんは大人気で、日本人だという意識なく読まれているくらい。あは~、中国語で読んでみたかったんよなぁ。日本で買ったらめちゃくちゃ高いんだけど、今回18.80元(約300円)で購入。イエ~イ!!


続いて母さんが「お土産に中国のお菓子を買いたい」と希望。
でも中国には日本のニシナ、マルナカみたいなスーパーがないんよなぁ。そこで思い出したのが「家乐福(家樂福)」…そう、日本にもある「カルフール」。フランスに本拠を置く売上世界第2位のスーパー!

上海に行ったとき、めちゃくちゃ大きかったなぁ~と思いだし、本屋の地図で調べて行ってみることにした。


今度は地下鉄13号線に乗るため、いろいろ乗換をしていかなければならない。
ここは「建国门(建國門)」…まずは1号線から2号線に乗り換え。


続いて「东直门(東直門)」という駅で乗り換えをするんだけど…乗り換えするだけで地上まで出される(笑)。
長い階段を上り、また長い階段を下りて、やっと13号線のホーム。ふぅ…。

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