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9月16日(水) ソウルの旅 二日目 【 その1 】 【 その2 】 【 その3 】 【 その4 】 休憩してから、ナムサンゴル韓屋マウル(남산골한옥마을/ナムサンゴルハノンマウル)に来る。 前にソウル来た時もここに来たんじゃけど、昼じゃったけん、今回は夜。入口のゲートからしてきれいー。 お決まりのフォトスポット。 人もそんなおるわけでなしに、のんびり。日も沈んで、気温もちょうどええし。 何より、入場無料なのに、これはすごいと思う。 旧王族の屋敷なんかの伝統家屋を移築してきとる。 このスペースは何なんか?おばあちゃんは「朝礼?」と予想。 オンドル部屋ってぬくいんじゃろうなあ。 日本に似とるようで、似とらんで。中国っぽいけど、それとも違う。 おばあちゃんと並んでチャングムの誓いを見たんを思い出した。高校時代にチャングムハマっとったんよ。 昔の人は電気がなかったけん、ろうそくの薄暗い中で読書やこしようたんか、と思いを馳せる。 チェ、チェゴサングン様~~~~。 なんと、色とりどりの韓服の中から好きなものを選ばせてくれて、着せてくれる。 それも一人1000ウォンという格安の値段。きれいや~ん。 きれいなべべ着て浮かれる二人。 ここの衣装貸しの韓国ばーちゃんが、これまた元気ええんよ。 韓国語しか話さんのじゃけど、何言いようるんかは何となく分かる。 母さんが「私は写真撮るわ」って言うたら、「アタシが撮ったげるわよー!」って言うし。 帽子とかカツラとか、いろいろあったけん、使ってもいいですか?って聞いたら、「好きにしてー」って感じ。 僕が「우리 할머니는 지금 한국어 공부하고 있어요(僕のおばあちゃんは、今韓国語勉強しているんですよ)」って言うたら、「ほんまー!そうなのー!頑張ってよー!」って言うたら、うちのおばあちゃんも「아자아자파이팅!(よし、頑張るぞ!)」って言いようた。韓国のおばちゃんと日本のおばちゃんが意気投合。言葉を学ぶって素晴らしいことじゃなあ。 僕らが入ってきたら、おばさんたちがくつろいどって、慌ててカタコト楽器を叩き始めた。 こっちの糸車を回しようるおばあちゃんは、僕らが入ってきたときにチマチョゴリが着れとらんかった。 慌ててチマチョゴリを着て、糸車を回し始めようた。 おばあちゃんと一緒に「감사합니다(カムサハムニダ)」=ありがとうございましたって言ったらニコッとしてくれた。 続いて、ソウルタワーに登ろうと、ソウルタワーまで行くロープウェーに。 ここに来るのにもタクシー使った。 서울 타워에 가는 케이불카의 타는 것에 가고 싶은데요(ソウルタワーへ行くロープウェーの乗り場へ行きたいんですが) この韓国語があっとんか知らんけど、通じた。「行く」という動詞を連体形にして…と勉強した知識総動員。 ソウルタワー。ロープウェーはカップルでいっぱい。いや~ん。 ソウルの夜景。きれいじゃのう。 ギラギラまぶしい。 ソウルには漢江が流れとって、橋がようけかかっとるけど、どれも違う形。 ソウルタワーには日本人がこれまたたくさん。ものすごい人がおったけん、地上に降りるエレベーターも混雑。 列に並びながら母さんと一緒にどれが日本人でどれが韓国人が当てっこ。意外とすぐ分かる。 母さん曰く、ウエストポーチを斜めがけにしとんのは、間違いなく日本人。 あと、ズボンのすその長さなんかを見ても分かる…と。なるほど。 ほんならと、僕は女性の違いについて。 韓国の女性は眉毛を見たら分かる!あと、パッツンが多いなー。眼鏡も多い。 学校の制服を着とっても、スニーカー履いとんのは韓国人が多くて、ローファー履いとんのは、日本人修学旅行生の可能性大。 そんなこと話しとったら、展望室の喫茶店のスタッフに「生!生!(なま)」って叫んどる人を発見。 ああ…あのおじさんも日本人…。ここは異国なんだから、せめて「生ビール」と言えよ…。 ソウルタワーから降りてきて、またロープウェーの乗り場に帰ってくる。 これから明洞まで下山せねば。 タクシーに乗ろうと思いようたら、ロープウェー用駐車場に停まっとったタクシーの運ちゃんが話しかけてくる。 「ドコに行クノ?タクシー?」 僕が明洞です、って言うたら、ほぼ強引にドウゾドウゾと乗らされた。 母さんはずっと「大丈夫なん?怖いんじゃけど」と言いようる。タクシーは一般タクシーみたい。 いざタクシーが動き出すと、なぜか下山せんといけんのに、どんどん山を登っていく。 そして、なんでかタクシーのメーターを入れん。 「ミナサン、良いデスカ?ミナサンはシアワセ。観光地のタクシーは明洞まで一人サンマヌォン!このタクシーは一人マヌォン!」 後部座席におばあちゃんと乗っとった母さんが、助手席の僕にすかさず一言。「今なんて言うた?」 僕は一瞬考えて、マヌォンじゃけん…1万ウォン? それを言うたら母さんが大きい声で「ストーーーーーーップ!!」と運ちゃんに告げると、タクシーは急停止。 母さんが「高すぎるーーーー!降りるーーーー!」って言うと、運ちゃんは「降りる、降りない、自由」って言うけん、あわてて降りる。 僕も一瞬ぼんやりしてしまったけど、明洞まで普通にタクシーで行っても3000ウォンかかるかかからんかぐらい。それを一人10000ウォンも取られたら、三人で30000ウォン。日本円にして約2300円。日本より高いやんかーーーー!! 危うし、もうちょっとでぼったくられるところだった。てか、山を登っていくとか、どこに連れて行かれるところだったか!! 一般タクシーは日本語が通じんということを忘れとった。一般タクシーなのに日本語できる=ぼったくり、こういうこと!?こわーい!! 実際明洞まで徒歩で下山したら、全然徒歩で大丈夫の距離だった。ロンリ~~~~。 晩ご飯としてやって来たんが、金江(금강/クムガン)という店。 明洞で海鮮鍋(해물 전골/ヘームルチョンゴル)を食べる。生テナガダコを目の前でチョキチョキして入れてくれる。 からいーーーーー、からいけどおいしい。病みつきになりそう。 こちらはケジャン(게장)という、ニンニクや醤油、薬草など18種類のタレに漬けたカニの醤油漬け。 ケジャンはものすごく「濃い」お味で、うーんと思いようたら、ご飯と混ぜますか?と言うてくれた。 ご飯と混ぜて食べたら、ものすごまいうーーーーーーーー!!! ご飯を食べようたら、泥酔した人がおって、韓国語でンガーーって叫んで暴れ出した。 イスなんかをボンボンしだすけん、怖かったけど、お兄さんが捕まえて店の外に出してくれた。 鍋を作ってくれようたお姉さんが、日本語で「ゴメンナサイネ」って言ったきたけん、いいえいいえって言っておく。 ビックリしたけど、味がおいしかったけん、良し!!お腹いっぱいじゃあ!! 【 その1 】 【 その2 】 【 その3 】 【 その4 】 |
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