出張で中国南部の広州に行きました。

ここ数日北京は最高気温でさえも氷点下になる日が続いていたので、広州はさぞ暖かいだろうと期待していたのですが、いざ飛行機から降りると……寒い。いや、北京に比べれば気温は大分高めなんですが、思ったほど暖かくありません。広州といえば、もう亜熱帯なんですけどね。私たちが訪れた日は曇りで風が強かったので、それも影響しているかもしれません。

着いたのがお昼だったので、とりあえず目に付いたレストラン(というより食堂)に入りました。同行していた中国人の同僚たちはお粥を注文し、私はビーフン。あとはせっかく広州に来たので「腸粉」(写真右側の白い料理です)なんかも頼みました。一見おいしくなさそうが、その実、米で作った薄皮に牛肉や豚肉、エビなどの具材を包んで作られた、広州や香港で食べられる有名な料理です。

広州での仕事は夕方頃に終え、その足で空港に向かって今度は福建省アモイに移動しました。と言うのが、明日の午前中にアモイ市内で仕事を控えているので、前日入りしておかないと間に合わないのです。アモイのホテルに着く頃には午後10時半を過ぎていました。はあ~クタクタ。

宿泊したのはコロンス島の海岸沿いにある「アモイX未来ホテル」(“厦门X未来酒店”)。予約するときにはあまり気にしなかったんですが、なんで「未来」なんだろうなあと思いながらホテルに着いたところ、ライトの色合いといい宇宙船のような雰囲気といい、確かに「未来」を彷彿とさせます。部屋の壁にタブレットサイズの液晶画面が付いていて、部屋の電気系統を全て操作できるようになっていました。日本でいうところの「変なホテル」みたいな感じかしらん。

ただ場所が少々辺鄙で周りに食事をできる店が全くなく、しようがなくフードデリバリーを注文しました。ホテルに着いたらしい配達員さんから「部屋までホテルの方が届けます」と電話が来たので待っていたところ、部屋のチャイム。はいはいーと出てみると、そこには可愛らしいロボットがいてデリバリーを部屋まで届けてくれたのでした(^^;)。未来ですねえ。