The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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武漢2日目

武漢出張2日目。

朝から市中心部の中山公園に行くと、おばちゃんたちが扇子を片手に“广场舞*1を楽しんでいた。北京だと朝はまだ寒い。比べて武漢は大分暖かく、たくさんの人が外に出て来ている。なんだか、頭の中に「啓蟄」という言葉が浮かんだ。実際の「啓蟄」はもう少し先だけど。

この男性は棒の先に亀を釣って、じーっと座っていた。最初は売り物?食用?と思ったけど、いや、想像するにペットかな。亀を散歩させているのでは、というのが私の見立てなんだけど、いかがでしょうか。

このあと昼にかけて仕事が忙しく、食事をする時間もなかった。しかし、今思うと中国人スタッフたちに悪いことをしたなあ。この国の人にとって食事は何よりも大切なのだ。どんなに重要な会議でも、昼食の時間になれば必ず中断して食事をする。「立ち食いそば」みたいな店舗で仕事の合間にササッと食事を済ませる日本人とは対照的。ささいな文化(……というより考え方?)の違いだが、日中間で起きる問題のいくつかはこういう認識の違いが理由なことも多いんじゃないかと思う*2

私と仕事をしている中国人スタッフは日本との付き合いが長い人たちばかりなので、理解があるからまだいい。私が「私はもう少し仕事があるので、どうぞ先に食事に行っちゃってください」と言っても、彼らは「いや、待機していますよ」とこたえる。結局、食事が出来るメドが立ったのは午後3時過ぎ。私なら「もう夕食も近いし、食べなくていいや」となるところだが、ここは中国式に食事しに行くことにした。

時間も時間だったので、店がどこも空いていない。ランチタイムを終え、夕食までの休憩時間に入っているのだ。やっと見つけた店は地元の湖北料理をいただけるレストラン。

ただ、これが当たりだった。どれもおいしい。写真手前の“泡椒鱼片”は川魚を使った料理だが、全然生臭くない。あっさりしていて、けど味がしっかり付いている。写真右の“疯子黄牛肉”は汗が噴き出すほどのピリ辛だったが、肉厚な牛肉でごはんが進む。これまで湖北料理と言われてもピンと来ず、恥ずかしながら「内陸のちょっぴり辛めの料理」くらいの印象だったが、認識を新たにした。

北京への戻りは午後6時台の飛行機。中国東方航空だったが、途中墜落するんじゃないかと思うくらいの揺れに遭遇した。特に東方航空は去年墜落事故を起こしている*3だけに、縁起の悪いことがふと頭をよぎる。何とか無事に北京に到着した頃にはヘトヘト。はああ、疲れた。

References
*1主に中高年の女性が公園や広場で音楽に合わせて踊っているダンス。
*2例えば中国から来たゲストに冷えた弁当を出しちゃうとか。中国の人にとって「料理が温かい」のは必須で、どんなに立派な弁当でも冷えていると「自分が冷遇されているのではないか」と思ってしまう中国人もいるだろう。
*3去年3月に雲南省昆明から広東省広州に向かっていた中国東方航空の航空機が墜落し、乗客乗員132人全員が死亡した事故。

武漢

新型コロナウイルスの震源地……なんて言われている武漢にやって来た。

出発は4年前に開港したばかりの北京大興国際空港。初めてだったのでゆっくり見てみたかったが、なんせ出張自体が急遽決まったものだったため、そんな余裕もないほどフライトぎりぎりだった。タクシーの運転手さんに「絶対無理!間に合わない!」と言われつつも「なんとか!急いで!」と頼み込んで飛ばしてもらい、心の中では「おそらく間に合わないだろう」と思っていたけど奇跡的に間に合った。

先に空港に到着していた中国人スタッフの同僚がチェックインカウンターに話を付けてくれていたのだ。だから空港に着いてからはすごかった。チェックインカウンターに滑り込むとスタッフの女性が私のパスポートを見るか見ないかの速さで航空券を手渡してくれ、保安検査場ではいつも横柄に感じる(おっと、失礼)スタッフが奇跡的な速さで荷物をチェックしてくれた。おまけに「搭乗口のスタッフには話は付けてあります!だから急いで!」とまで言ってくれた。タクシーの運転手さんを始め、皆さん一人一人を抱きしめて感謝したいくらいだった。

武漢は初めての訪問。どうしても「新型コロナウイルスの震源地」という印象が強いが、あのときから3年も経った武漢にそういう雰囲気は微塵も感じられなかった。さすが北京より南に位置するだけあって、春が来たように暖かい。ある種「規格化された」街、北京に住んでいるので、武漢の雰囲気がとても新鮮だ。良い意味でごちゃごちゃしたところは上海を彷彿とさせる。

市の中心部にある中山公園。暖かいからか、多くの人で賑わっていた。

特に高齢者が思い思いの娯楽に興じていて、一緒に行った中国人スタッフが“退休后的生活”(定年退職後の生活)とボソッと言うので笑ってしまった。二胡を弾くおじさんに、マイクを持って芸能人ばりに大声で美声を披露するおばさん。

ひと仕事を終えて、夜は中国人スタッフと宿近くにあったショッピングモール内の火鍋屋で食事。午後9時前には解散してホテルの自室に戻ってきたが、こういう「大移動」した日はそれだけで疲れる。ホテルの鏡に映った自分を見て「ワッ」と驚くくらいには疲れていたようだ。

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