The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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獺祭二割三分

今日は北京で働く同業他社の日本人の先輩から「うちで夕食でもいかが」とお誘いいただき、妻と一緒にお呼ばれしました。

何も持って来なくていいとのことでしたが手ぶらも申し訳ないと日本酒を持参。同じく夕食に呼ばれている中国人の方が日本酒が好きだと聞いていたからです。私はもっぱらビールの「ビール党」なので日本酒には全くと言っていいほど詳しくありません。かといってビールに詳しいわけでもないんですけど、恥ずかしい酒を持って行ってはいけないと思い、インターネットで調べて「獺祭」の二割三分というやつを注文。日本だと中の上くらいなんでしょうが、中国価格なこともあってそこそこの値段。まあ、良いでしょう。思い切りスノッブです。

けど、結果的に良かったあ。日本酒が好きだという中国の方、獺祭の箱を見るやいなや「おお、二割三分ですか」のひと言。やっぱりそこに目が行くわけね(^^;)。立派な製だという酒器を用意してもらい、私もいただきました。自分で持って行った酒ながら、いや、確かにこれはおいしい。上品な甘さです。

招いてくれた日本人の先輩にはウイスキーなどを用意いただいたほか、日本酒好きだという中国の方からは持参した寧夏産のワインをごちそうになるなど(妊娠中で酒の飲めない妻には申し訳ないですが)いろんな種類の酒を味わえて楽しかったです。私は酒にあまりこだわりがないので赤提灯の大衆居酒屋で大ジョッキの生ビールが飲めれば幸せな「ハードルの低い」人間ですが、酒に関するいろんな雑学を聞きながら飲むのもおいしいですね。気をつけないと私は価値も分からずガブガブ飲んでしまいますが。

気付いたら日付が変わるような時間。おしゃべりが楽しくて時間が経つのも忘れて遅くまでおじゃましてしまいました。

人海戦術で雪かき

先日北京に降った雪はまだ溶けず道端に残っています。

北京はここ最近最高気温でもずっと氷点下なので溶けないのかな。一方で溶けかかった雪が今度は氷状に固まるなどして、これがアイスバーンになって危ないです。慎重に歩かないと滑ってこけそうになります。

私の職場があるエリアでは雪かきをする人たちが寒空の下でせっせと働いてくれています。粒々したようなものがまかれていたけど、あれは融雪剤かな。この人たちのおかげで歩道部分は安心して歩くことが出来ます。

ところで、突然降って湧いたように雪かきをする人たちが登場してくれたわけですが、皆さんは一体……誰?服務局で働く職員さんたちかしら?だとしたら、普段はいつもどこにいらっしゃるんだろう。中国ってこういう人海戦術みたいなのことが得意ですが、その人たちはどこから来て、普段は何をしている人たちなんだろうといつも気になります。

守衛さんが作った雪だるま

私の職場はセキュリティエリアの中にあって、いくつかあるゲートからしか出入りすることが出来ません。そのゲートには24時間体制で守衛さんがいて、どんなに氷点下の真夜中でも立っています。

今日ゲートを通ったとき、ふと雪だるまがあるのに気付きました。ミッキーマウスみたいなお耳に、手まで付いています。

これ、守衛さんが作ったのかなあ?朝から夜まで立っていなきゃいけない体力仕事なだけあって守衛さんには地方から出稼ぎに来ているのかと思わしき人が多いです。いつも真面目な顔で黙って立っているのですが、ちょっとした息抜きに雪だるまを作ったのかなと思うと、ちょっぴりほっこりするのでした(^^)。いつもおつかれさまです。

北京に雪が積もりました

北京に雪が積もりました。昨夜の時点で雪が降っていることには気付いていたのですが、まさか積もるとは~。なんだか12月っぽくていいですね。ここ最近の北京は最高気温も氷点下になるくらい寒い日が続いていますが、内陸にあって乾燥しているので雪が降るのは珍しいのです。去年の北京冬季オリンピックでは雪が余りに少なすぎたのでスキー会場に人工雪をせっせと降らせたといいます。

出勤していると珍しさから写真を撮っている人とたくさんすれ違いました。写真奥の「いかにも社会主義国様式」のマンションが相まって、何だかロシアみたい。一方、降雪で北京市内の鉄道や空の便には影響が出たようです。雪に慣れていないと少しの積雪でも混乱しちゃいますね。

ちなみに世界で降雪量が多い場所ってどこか知っています?私はカナダやアメリカのアラスカかな?なんて勝手に考えていたのですが、世界の豪雪都市ランキングを見ると1位が青森市、2位が札幌市、3位が富山市と、トップ3は日本が占めているんだとか。へええ~知らなかった。4位になってカナダのセイント・ジョーンズがやっとランクインするらしい。良質な雪を求めて世界のスキーヤーたちが日本に来るのも、何だかうなずけます。

日本式の妊産婦検診

今日は定期的に通っている妻の妊産婦検診で病院に行ってきました。日曜日だけあって心なしか患者さんが多かったような気がします。この病院はアメリカ資本なので雰囲気が「中国っぽくない」というか良い意味で病院っぽくないので、診察の待ち時間もリラックスできますね。

いつもは私が妻と医師のやり取りを訳しているのですが、今日は日本語を話せる中国人の医師をお願いしました。いやあ、母語で説明されるのって助かりますね。ところどころ「?」という箇所はあったものの、母語の安心感は違います。そして今日の医師は今までの方と違って、私たちが質問しなくても向こうから色々と丁寧に説明してくれるのでありがたかったです。

極めつきは最後に「母子手帳はありますか?書きますよ」のひと言。母子手帳は日本独自の文化なので、今までの検診で話題に上がることはなかったのです。これまでは妻が自分で診断結果を記入していたんですが、今回は医師のほうから言ってくれたのでありがたく記入をお願いしました。さすが日本語を話せるだけあって母子手帳を持っていることを知ってくれているんですね。

今日はエコー検査がありました。前にもブログに書きましたが、中国のエコー室には「性別鑑定をしてはいけない」と書いてあります。

禁止非医学需要的胎儿性别鉴定,禁止选择性别的人工终止妊娠
医学的需要によらない胎児の性別鑑定を禁止する、性別を選択のために人工的に妊娠を終わらせることを禁止する

中国は一人っ子政策が長く続いたため「どうせ生むなら男の子を」と考える人が多かった経緯があり、事前に女の子だと分かると堕ろそうとする人がいたといいます。そのため中国では法律で事前に性別を知ることは禁止されているのです。2段落目に書いてある“人工终止妊娠”(人工的な妊娠の終了)というのは中絶のこと。中絶を表す中国語は他に“人工流产”(人工流産)とか“堕胎”といった単語もありますが、いずれも日本語に比べて直接的な表現でおどろおどろしいです。

もやっとした空気の夜

先日北京の空気が悪いという話を書いたばかりですが、いやあ今日も悪い。

職場のある区は大気汚染のレベルが6段階のうち、5番目に悪い「重度汚染」。一部の地域は最悪のレベル「厳重汚染」になっているところもあるようです。

スマートフォンにプッシュ通知で届いていた北京日報の記事です。大気汚染をもたらしているのは「PM10」という、直径10マイクロメートル(μm)以下の粒子状物質なんだそうです。調べたところ、自然の粉塵や煙といったものが該当するんだとか。

退勤時、職場から出ると空気がモヤ~ッとしていました。幻想的と言えばそう見えるかもしれませんが、結局は空気が汚れているんですよね。私が数十年前に北京留学をスタートさせた日もこんな感じの夜でした。こういうモヤ~ッとした夜景を見ていると当時を思い出します。

一年一个样,三年大变样

お昼に職場近くを歩いていたところ、よく前を通っていた飲食店が建物ごと解体されていました。跡形もなくっていう感じです。

中国は変化が早いというか、売れない店はどんどん淘汰されていきます。この前できたと思った店が半年足らずで変わっちゃうことも。この解体されている建物だって、どんな店が入っていたか正直覚えていません。とりあえず飲食店だったとは思いますけど。

自宅近くのショッピングモールも店の入れ替わりが早いです。最近地下一階の飲食店エリアで工事をしているので、おそらく新しい店が何店舗かオープンするんだと思います。こんな感じですから私がいつか北京での勤務を終えて帰国し、数年後に中国に来る機会があっても街の景色は様変わりしているかもしれませんね。“一年一个样,三年大变样*1という言葉を思い出しました。

References
*1物事が大きく変化することを表す中国語。

サイテック・ショッピングセンター

私の職場は建国門にあるんですが、近くにショッピングモールがオープンしました。

サイテック・ショッピングセンター(“赛特购物中心”)。オープンしたというより、厳密に言えばリニューアルですね。このサイテック・ショッピングセンターは私が留学していた頃にもあり、地下一階にあったスーパーに日本商品を買いに来たことがあります。当時でさえ施設が古い印象がありました。調べてみると1992年にオープンしたそうです。

中をウロウロしてみましたが、まだオープンしていない店舗もたくさんありました。平日なのにたくさん人がいましたが、おそらく私と同じように冷やかしに来たのかなあという感じ。建国門のあたりは店という店が少ないので、このあたりに住んでいる人たちは便利になるでしょうか。私はランチの選択肢が増えるかなあというくらいです。

加湿器はおあずけ

ここ最近北京は乾燥がすごいです。体中がかゆくてたまらないし、喉も心配。それよりなにより最近流行っているというインフルエンザが心配です。

なーんて言うと、この前買っていたパナソニック製の加湿器はどうしたんだって声が聞こえてきそうですが、実はあれ、調子がおかしくなっちゃったのです。電源を入れても「ピピピ」という音がしてすぐに止まってしまい、原因も分からず。信頼の日本メーカーだからと買ったのに、これじゃあ何とも情けない限りです。

北京の冬に加湿器
北京の冬はとにかく乾燥します。その昔、北京の人たちは冬になると毎晩寝る前に水を家の床にまいていたのだそうです。床はビショビショに濡れますが、それでも翌日の朝になると乾いていたとか。こうやって加湿していたんですね。この話は中国語教育者の相原茂先生のエッセイで読んだと記憶していますが、とにかく北京はそれほど乾燥しているのです。去年は加湿器無しで乗り切りました。いや、本当は加湿器、欲しかったんです。ただ十数年前の北京留学時代に加湿器で「とある経験」をして、買うことに二の足を踏んでいました。 十数年前...

少し高めの買い物だったので大切に使っていたし、おかしくなってからも取扱説明書を読んでいろいろ試しました。万策尽き、加湿器を購入した通販サイト「タオバオ」(“淘宝”)を通じてパナソニックに対応を依頼。サポート窓口から「あれを試して下さい」「これはしましたか」と聞かれるも、全部試したっちゅーねんと答えるやり取りがしばらく続きます。

結局、新品交換してもらえることになりました。修理対応かと思っていたのでラッキー。購入してから1か月ちょっとしか経っていないので初期不良の範囲なのかもしれません。まず私が手元の加湿器を送り返し、向こうがそれを受け取った時点で新品を発送するとのこと。

私が留学していた頃は購入した商品が故障したって保証も何もないような感じでした。けれど今はネットショッピングが主流になったので店側が客のコメントや評価を異様に気にするようになり、アフターサービスもずいぶん丁寧に対応してくれるようになりました。個人的にはネットショッピング主流の社会は面白みに欠けるというか否定的に考えているほうですが、一方で今回の新品交換はそんな変化がもたらした副産物かもしれませんね。

北京の通勤ラッシュ

東京の通勤ラッシュは世界的に見てもすごい(らしい)ですが、北京の通勤ラッシュもまあまあです。こう言っちゃなんですけど、秩序だっていない分(爆)ある意味日本よりもすごいです。

例えば日本の駅って通路や階段は「左側通行」ということになっているじゃないですか。みんな強制されるわけじゃないけど、黙々と従っています。特に朝のラッシュ時でも秩序だって人が流れる様子は芸術的だとすら思います。これが北京の場合、そうはならないんですね。

今日の朝に撮影した写真です。向こう側から降車した人たちが左も右も関係なくやってきます。この流れに逆らって進むのはなかなかしんどい。

いつも中国でも左側ないし右側通行にしちゃえば楽なのにと思っていたんですが、今朝よく聞いたらボランティアおばちゃん*1が大声で「右側に寄ってぇ~!!」と叫んでいました。みんなに聞こえているのかどうなのかは分かりませんが、おばちゃんの甲高い声だけが駅構内に虚しく響いていました。

References
*1正しくは“公共文明引导员”。日本語にすると「公共文明指導員」といった感じ?車両の乗り降りなど乗客のマナーを指導するボランティアの人たち。
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