中国では今日から「全人代」と呼ばれる政治イベントが始まりました。正式名称は「全国人民代表大会」。中国各地から人民の「代表」たちが北京にやってきて、国の大事なことを決める場です。毎年3月5日に始まるのが恒例になっています。
いつもは暗い通りがギラギラとライトアップされていました。これも全人代が始まったからかな。日本では国会が始まったって街中がギラギラすることはありませんよね。つくづく政治が優先する国だということを感じます。
The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.
朝の出勤時、いつも通る道で変化を見つけました。
写真だけ見ても何のことやら分からないと思います。昨日までこの出入口に分厚い布団のような幕がぶら下がっていたんです。毎回めくってくぐらなければならず、たまに向こう側の人に気付かなくて、めくった途端にぶつかってしまったこともありました。
と、説明しても言葉だけでは分からないと思います。こちらは別の場所で撮影した写真ですが、こんな感じ。1枚1枚が結構重くて、前の人がめくった幕がベコッと顔に直撃することもあります。
おそらく防風、防寒対策なんでしょうね。これだけ重い幕があると確かに風が入ってきませんし、建物の中の温かい空気も外に逃げません。北国・北京ならでは対策です。この幕が撤去されたということは、春はもうすぐそこ……ということなのかもしれません。
日本語には縦書き文化が残っています。書道作品のほとんどは縦書きで書かれますし、小説や漫画、それに新聞といった大衆が親しむ分野でもよく用いられています。
縦書きは中国からもたらされた文化です。ですが中国では今、縦書きが用いられることは少なくなっています。特に先ほど挙げた小説、漫画、新聞はいずれも横書きに取って代わられました。日本人は今も縦書きを多用するので縦書きと横書きが混在していても違和感を持ちませんが、中国人の中には「読みづらい」と思ってしまう人も多いようです。
こちらの看板。“前方辅路机动车禁止驶入请绕行”(前方の側道は自動車通行禁止です、迂回してください)と書いてあります。縦に細長い看板なので、私なんかは「縦書きにすればいいのに」と思ってしまいますが、3回改行してでも横書きなんですね。
これは中国の有名な茶飲料チェーン店の入口を撮影した写真です。緑の看板、日本人ならきっと「雪茶奈的」と読んでしまうのではないでしょうか。正しくは「奈雪的茶」です。横書きを2行で表現したわけですね。日本だとこういう4文字を表現する際は、縦書きで右から書くんじゃないかなあ。こういうときに中国で縦書き文化が薄れてきていることを実感します。
そのうち中国の若い人たちの間で縦書きさえも左から右に書くような人が出てくるんじゃないか、そんなことを考えてしまいます。
昼食に妻がちらし寿司を作ってくれました。ひな祭りは明日ですが、日曜日の今日のうちにお祝いをしようというわけです。やっと1歳になったばかりの娘はもちろんまだ食べられないので親だけ。
男の子ばかりの家庭に育った私はひな祭りをあまり経験しなかったので新鮮な思いです。幼稚園で歌を習ったくらいかなあ。それでも「明かりをつけましょ、爆弾に~♪ドカンと一発、はげ頭~♪」なんて替え歌のほうが思い出されるくらいです。
岡山で買ってきたひな人形も明日が見納め。
ひな人形をいつまでも飾っているとお嫁に行けなくなるなんて言います。ただ、調べてみるとそれは迷信なんだそうです。「片付けができないようだとお嫁に行けませんよ」という、しつけの意味を込めた言い伝えなんだそうです。明日にはしまうつもりですが、いつまでもお父さんのもとにいてくれていいよ、なんて心のどこかでふと思ったり(^^)。
午後は今日のうちに済ませておかないといけない仕事があったので自室にこもって作業。それを終えてから、散歩をかねて近所の喫茶店にコーヒーをいただきに行きました。
私はホットコーヒーとツナサンド、妻はカプチーノとアップルパイをいただきました。サンドイッチは具だくさんでおいしかったです。パンは焼いてくれているのかな?サクサクしていて、けれどパサパサしていません。コーヒーもたっぷり入っていました。
こちらは“幸福咖啡馆”(幸福珈琲館)というカフェ。ショッピングモールに入っていない路面店なので、静かで落ち着いた雰囲気があります。
今日は日本人コミュニティー主催のフリーマーケットが開かれるというので行ってみました。
開かれたのは麗都という日本人学校があるエリアで、昔から日本人がたくさん住んでいます。そこら中から日本語が聞こえて来て「北京にはこんなにたくさん日本人がいたのか」なんて思っちゃいました。なかには仕事で付き合いのある人たちもいらっしゃいました。いつも働く姿しか見ていなかったので、私服姿で話しかけられて一瞬誰だか分かりませんでした(^^;)。
麗都に住む日本人は小さいお子さんのいる世帯が多いので、子ども用の品物が目立ちました。日本語の絵本や日本製のおもちゃ、それに日本ブランドの子ども服など。どれも数百円程度で、中には「自由に持って行ってください」というものもありました。異国の地で日本のものがお手頃価格で手に入るとあって、多くの人で賑わっていました。
ウロウロしていると妻のママ友にも遭遇しました。私たちと同じ北京の病院で出産された方で、うちの娘とは数か月違い。私が前回お会いしたのは出産前だったので、お子さんに会うのは初めてでした。うちと同じく女の子ですが、表情が違いますねえ。ベビーカーを近付けると、まるで2人で交流しているようでした。かわいいなあ。このフリーマーケットは日本人同士の交流の場としても大切な役割を担っているんでしょうね。
© 2025 BOBOYORU.NET
Theme by Anders Noren — 上へ ↑
最近のコメント