The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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文明的に乗車しましょう

今朝通勤していると車内に子どもが多いことに気付きました。職場で中国人の同僚にそんな話をすると「夏休みなんでしょう」と言います。

へええ、まだ6月なのに夏休みなんですね。わきで会話を聴いていた別の中国人の同僚は「ええ、もう夏休み?そんな早いことある?」と言っていたので、地域や学校によるのかもしれませんが。

夜になって帰宅する際にも、駅のホームに小学校高学年くらいの子が両親と一緒にいるのを見かけました。で、私を含めて他の客は列を作って電車が来るのを待っているんですけど、この子ども、その列を無視して立っているんです。電車がホームに入ってくると……嫌な予感が的中しました。列を無視し、電車から降りてくる客をかき分けながら乗り込んでいきます。私や別の客が乗り込んだときには両親の分も席を確保し「満足げな顔」で座っていました。こりゃ両親に叱られるぞ……と思ったのですが、親は乗り込んでくるなり席を確保した子どもに「よくやった」みたいな感じのことを言っているんですね。うーん、さすがにモヤモヤしてしまいました。

私は「だから中国人は」なんて分母の大きい話をするつもりはありません。それに中国でも最近は“先下后上”(降車する人が先、乗車する人は後)のルールが守られるようになってきています。けれど……こういう人が依然いるんですよね。いや、地下鉄なんて走っていない地方から出てきた人ならまだ分かります。けれど、こちらの親子は身なりを見るに北京在住で、それなりの生活を送っていそうな雰囲気。子どもはしようがないとしても、日本の親ならまずは子どもを叱るんじゃないでしょうか。降りる人を待たずに列を抜かして乗車するのは「恥ずかしいこと」なのだと。

中国で公共交通機関を利用していると、よくアナウンスで“有序乘车”とか“文明乘车”と流れます。それぞれ「秩序を持って乗車しましょう」「文明的に(=マナーを守って)乗車しましょう」という意味ですが、日本でこんなアナウンスが流れることはありませんよね。まあ、国の人口が違えば、面積も違います。事情が異なりますし*1、手放しに「すごいぞ日本」なんて言うつもりもありませんが……やはり公共の場で「秩序を保つ」という意識は遙かに日本のほうが上だと思います。

References
*1こういう話を中国の人にすると、よく“国情不一样”(国情=国の状況、お国柄が違いますから)と言います。

北京地下鉄の最新車両?

今朝いつものように北京地下鉄で出勤していると、車内アナウンスの音質がいつもより良く聞こえました。なぜかな?と思って車内を見回したところ、心なしか車両が「きれい」な感じがします。「きれい」というのは「美しい」ではなく「清潔」という意味で、です(^^;)。

車両の扉の上部に液晶画面が導入されていました。お、ということは新型車両でしょうか。乗ったのは初めてです。車内アナウンスの音質が良く感じたのも、スピーカーが新しいからなのかな。

液晶画面の左端には次の駅が「建国門」ですよ、と表示されています。中央には「建国門」の先が「北京駅」「崇文門」と案内があり、右端には“本侧开门”(こちら側の扉が開きます)と書いてあります。何だか日本の地下鉄みたいですね。

私が初めて北京を訪れたのは2007年、ちょうど北京オリンピックの1年前でした(2008年)。この頃の北京地下鉄は……何と言うか、ちょっと古めかしい感じがありましたねえ。社会主義国家の地下鉄っぽい雰囲気と言うか(分かります?)。

北京地下鉄2号線(2007年4月撮影)

当時の車両は、今の液晶画面の位置にこんな路線図が掲げてありました。まだ1号線、2号線、13号線しか書かれていません。今は倍以上の路線が開通していますから、隔世の感ですね。

北京地下鉄2号線(2007年4月撮影)

この頃は有人の窓口で紙の切符を買わなければいけませんでした。ただそんなに難しいことではなく、運賃は基本的に一律3元なので、覚えたての中国語で「大人3元の切符を○枚!」なんて伝えて購入したのを覚えています。

北京地下鉄2号線(2007年4月撮影)

今は自動改札機にスマートフォンをかざすだけで乗ることができますが、この頃は改札も有人でした。右側の通路が“检票处”=改札口で、ここで紙の切符を見せると端をちぎってくれました。この翌年2008年に1号線・八通線とともに一斉に自動化・乗車券のICカード化が行われたそうです。

北京地下鉄2号線(2007年4月撮影)

列車の車内もどこか古臭さがありました。蛍光灯の白色が無機質ですね。けど何だか今よりスッキリしている感じがするのはなぜでしょう。スマートフォンをいじっている人もいないし(当たり前ですが)。今の中国のほうが発展し便利にもなりましたが、こういう当時の様子を見ると、このときの中国にもう一度行ってみたいなあという気がしてしまいます(^^)。

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