The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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朝鮮族のビビンバを食す

今日は先日新装開店した職場近くのサイテック・ショッピングセンター(“赛特购物中心”)で昼食をいただきました。

選んだのは地下にあった“米村拌饭”という店。“拌饭”というのは直訳すると「混ぜごはん」ですが、つまりビビンバのことです。韓国語のビビンバという言葉自体も“비빔”(ピビン)=混ぜ、“”(パブ)=飯、これで「混ぜごはん」という意味ですね。中国各地にあるチェーン店のようです。

私は定番ですが、石焼きビビンバを。これにキムチといったパンチャンとわかめスープが付いて26元(約520円)。まあまあオトクな値段ですが肝心なお味は……まあ、こんなもんでしょうか。韓国でも本場のビビンバをいただいたことがありますが、それと比べると若干中国っぽい味かなと思いました。

もっとも、こちらの店は韓国料理ではなく「朝鮮族料理」と歌っているようです。朝鮮族というのは中国国内に住む朝鮮系の少数民族のこと。もしかしたらビビンバも韓国と中国朝鮮族では少し違うのかもしれません。隣の人が食べていたミニキムチ鍋がおいしそうだったので、また食べに来たいと思います。

北京ローカルな韓国料理店

韓国料理の代表選手、チヂミは雨の日に食べる風習があるんだそうです。チヂミを焼く音が雨の降る音に似ているからだとか、足元が悪いなか家にある材料で作れるものだったからとか、いろんな謂われがあるよう。とにかく韓国の方々にとって、雨の日はチヂミを食べながらマッコリをちびちび飲むのが「定番」なんだとか。

今日は別に雨が降ったわけではないのですが、夕食に韓国料理を食べに行きました。

おそらく中国人オーナーが経営している?のか、北京ローカルっぽい雰囲気の漂う店です。

周りの人たちは焼肉を食べていましたが、私たちは“部队锅”(部隊鍋)=プデチゲをいただきました。あとは海鮮チヂミとチャプチェを。写真で分かるように、夫婦2人で食べるには多すぎる量でした。鍋は“打包*1できませんが、チヂミとチャプチェは持ち帰りました。

北京は至る所で日本料理店が見られるようになりましたが、一方で韓国料理店はそこまで多くない印象があります。自宅近所のショッピングモールも日本料理店は数店舗入っているものの、韓国料理店はゼロ。たまに見かける韓国料理店はほとんどが焼肉店です。北京に住む日本人と韓国人の数を比べてもトントンかと思うのですが、どうしてなんだろうといつも感じます。

References
*1レストランなどで、料理や自分の食べ残しなどを包んで持ち帰ること。

韓国人と韓国料理

仕事で付き合いのある韓国の方と韓国料理の食事をした。

お店は先方が予約してくれ、立派な個室だったので恐縮してしまった。いろいろ仕事が立て込んでいたので約束の時間ギリギリに着いたのだが、テーブルにはすでにたくさんの料理が並んでいた。海鮮チヂミ、チャプチェ、イイダコを甘辛く炒めたチュクミ。これに加えてサムギョプサルやプデチゲまで注文し、ずいぶん贅沢だった。

私の韓国語は全然なので、基本的には中国語で会話をする。日本語と韓国語のほうがよっぽど似た言語同士なのだろうが、何だか不思議な感じだ。

2人で韓国焼酎を2本飲む。私はまだまだいけると思ったが、明日から出張で早く起きなければならなかったのでそのくらいでやめておいた。

さしずめ北京の新大久保

人に自慢できるほどではないが、そこらの男性に比べると料理をするほうだ。とは言え自分が食べたいものを作るだけなので味付けは自己流。それも晩酌のお供になる小皿料理が多いので、果たして「料理」と言えるかどうかも分からないけれど。

特に好きな調味料が韓国の「ダシダ」。何にでも使える万能調味料で、日本で言う「だしの素」といったところだろうか。和食には和食だし、中華には中華だし、洋食にはコンソメやブイヨン、韓国料理にはダシダなのだ。ちなみにダシダという名前は日本語の「出汁」から来ているのかと思ったのだが、“입맛을 다시다”(インマスル・ダシダ)=「舌鼓を打つ」から来ているらしい。

日本では一般のスーパーにも置かれているが、北京に来てから日系スーパーをいくつか回ったもののダシダを見つけられなかった。韓国食材スーパーに行けば必ずあるだろうと思い、行ってみた。

やって来たのは「望京」。北京のコリアタウンと言われている街だ。

およそ5万人の韓国人が住んでいる地区で、韓国料理の店を始め、韓国のアパレルショップ、テコンドーの道場、囲碁の練習場など、いろいろあるそうだ。

品揃えが良いと聞いて来たのが“来故乡超市”(ホームタウン・スーパーマーケット)。

ハングル文字で“내고향 마트”(ネーコヒャン・マートゥ)と書いてある。“내고향”(ネーコヒャン)=私の故郷、“마트”(マートゥ)=マートで、「私のふるさとのマート」になる。

一方、中国語の店名“来故乡”は「故郷に来る」という意味。この漢字を韓国語発音で読んだら、これまた“내고향”(ネーコヒャン)。両方の意味を取っているのかな、いい店名だ。

そんなに広い店舗ではないが、品揃えはすごかった。

東京のコリアタウンと言えば新大久保だが、観光地化されているので、たまに買い物に行くと人の多さにびっくりしてしまう。その点、この店は本当に「生活のため」といった雰囲気だ。お客さんは中国人と韓国人が半々くらいで、みんな日常の食材を買い込んでいるようだった。

オットギのレトルト食品から、チンして食べられるごはん。

カップラーメンの品揃えも豊富だ。どれも辛そう。

袋ラーメンもたくさん並んでいた。私はチャジャンミョンを購入。韓国式ジャージャー麺のことで、日本や中国のものと違ってソースがちょっぴり甘めなのが特徴だ。

今日一番のお目当てのダシダも並んでいた。私がいつも使っているのは牛肉のダシダだが、あさりやいりこだしのダシダも並んでいた。さすがの品揃えだ。

ちなみに中央と右のダシダはどちらも同じ300グラムだが、値段がずいぶん違う。中央は58元(約1200円)で、右は19元(約400円)。よく見てみると、中央のダシダはパッケージに韓国語しか書かれていないのでおそらく直輸入されたものだろう。一方、右は中国語が書かれているので現地生産されているものではないか。

こんなに値段が違うのに、わざわざ直輸入品を買う人がいるのだろうか。それとも中国現地生産されているダシダは味が少し違うのだろうか……いやいや、3倍の値段はやはり高すぎる。ここは現地生産のものを買おう。

追記)現地生産のダシダを買ったが、いつもの味と全く変わらなかった。これでわざわざ直輸入品を買う人はいるのかなあ。よほど韓国産しか信じない人向け?

ちなみに中国語でダシダは“大喜大”(ダーシーダー)と言うようだ。

そんなに種類は無かったものの惣菜も並んでいた。こちらはキムパ、1つ17元(約350円)。

雑貨やシャンプーやボディーソープといった日用品も売っていた。

この商品には“페브리즈”(ペブリジュ)。日本でもおなじみ「ファブリーズ」だ。

私はダシダを始め、チヂミの素や白菜キムチ、チャミスルなどを購入。

うーむ、さすがの品揃えだ。日本食材でこれほどの規模の店はあるのかなあ。ここまでじゃないけど、やはりイトーヨーカドーが一番かな。韓国食材は日本料理にも代用できそうなものが多いので助かる。とりあえずダシダは300グラムを2つ買っておいたので、しばらくは困らなさそうだ。

夜はコチュジャン、魚醤、ダシダで味付けをしたスープでキムチ鍋を作った。我ながら良い味。フードデリバリーは便利だが、自分の好きな味で食べたいものが食べられるのは自炊の醍醐味。またいろいろ挑戦してみよう。

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