今日の北京は空が霞んでいました。
春霞というと聞こえは良いですが、おそらく黄砂やPM2.5じゃないかしら。中国の中央気象台が3月10日20時から11日20時まで全国的に砂嵐(“沙尘暴”)が観測されるという予報を出していました。
遠くのビルが霞んで見えます。上海から出張に来ていた同僚、これを見て「典型的な北京の空」とつぶやいていました。ちょっと前までは気持ちの良い青空が続いていたですけどね(^^;)。
The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.
今日は同じ業界で働く日本人駐在員の友人宅を訪ねました。去年12月にお子さんが生まれ、かねてから「会いに来てね」と誘ってくれていたのですが、ことごとくタイミングが合わず、あれよこれよという間に3か月が経ってしまったのです。
お呼ばれになるということで、お礼と出産祝をかねて日本で購入したベビー服をお持ちしたのですが、向こうからも娘にかわいいエプロンをいただいてしまいました。いやはや恐れ多い限り。
友人のお子さんはまもなく寝返りするかというくらいで、まだ首もすわっていませんでした。娘にもこんな時期があったんだなあと抱かせてもらいましたが、そこまで懐かしさはありませんでした(^^;)。抱いたときの感じが少し違ったのかな。娘のほうがふっくらしていたかもしれません。
3か月はまだまだ「赤ちゃん」ですねえ。1歳を迎えたうちの娘は幼児らしくなってきました。自分自身、人と話をしていても「うちの赤ちゃん」じゃなくて「うちの子ども」と言うようになっていることに気付きます。どんどん赤ちゃんでなくなっていることに若干の寂しさはあるものの、私が帰宅したらニタッと笑ってトテトテ駆け寄ってきたり、大人が話していることを理解しようとしたり、赤ちゃんの頃にはなかった幸せを感じることも増えているのはうれしいです。友人に「今もかわいいけど、これからどんどん『かわいい』を更新してきますよ~」なんて先輩パパ面をしちゃって。この友人とは子どもが生まれる前からよくしてもらっていましたが、生まれたら生まれたで子どもを囲んでお付き合いすることができて、ありがたいことです。
友人は私が酒飲みだと知っていることもあり、昼だというのにお酒を出してくれました。いただいたのは見たことのないパッケージの珍しいクラフトビール。で、オシャレなビールグラスに注いでくれました。一番搾りやスーパードライを缶から直接がぶがぶ飲む私と大違いです。
職場の入るビルのエレベーターにこんな貼り紙がありました。
貼り紙には“停暖通知”(暖房停止のお知らせ)と書いてあります。
尊敬的住户:根据近期天气情况,定于3月15日24:00起停止供暖。
親愛なる住民の皆様へ:最近の天候状況を踏まえ、3月15日24:00より暖房の供給を停止いたします。
暖房の供給を停止するとは何ぞや。何度かブログでご紹介しましたが、北京には“暖气”(ヌアンチー)と呼ばれるスチーム暖房がオフィスや集合住宅、あらゆるところに設置されています。
この中には集中暖房室のボイラーから送られてきた高温の蒸気が流れていて、部屋の中はTシャツ一枚で過ごせるくらい暖かくなります。先ほどの「暖房停止のお知らせ」は、このスチームの供給を3月15日にやめるという意味です。
確かにここ最近の北京は暖かいです。ニュースで見るに日本は再び冬の寒さに戻っているよし。おそらく北京のほうが暖かいでしょうね。暖房停止のお知らせが来たということは、いよいよ北京に春が来ると理解していいかもしれません。
朝の出勤時、いつも通る道で変化を見つけました。
写真だけ見ても何のことやら分からないと思います。昨日までこの出入口に分厚い布団のような幕がぶら下がっていたんです。毎回めくってくぐらなければならず、たまに向こう側の人に気付かなくて、めくった途端にぶつかってしまったこともありました。
と、説明しても言葉だけでは分からないと思います。こちらは別の場所で撮影した写真ですが、こんな感じ。1枚1枚が結構重くて、前の人がめくった幕がベコッと顔に直撃することもあります。
おそらく防風、防寒対策なんでしょうね。これだけ重い幕があると確かに風が入ってきませんし、建物の中の温かい空気も外に逃げません。北国・北京ならでは対策です。この幕が撤去されたということは、春はもうすぐそこ……ということなのかもしれません。
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