The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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大理2日目

大理出張2日目。今日は朝から頭が痛かったです……高山病でしょうか。

いつもならこうした頭痛も時間が経てば収まってくるのですが、今日は夕方を過ぎても続きました。ガンガンした痛みで、こんなのは久しぶりです。

頭の痛みを堪えて日中に仕事をこなし、夕方に「大理古城」に来ました。

名前だけ見ると古い町並みが残っていそうですが、その実、今や立派な観光地です。土産物店や飲食店が建ち並び、すっかりテーマパーク化しているように感じます。こういうところを見ると大理が「観光業に依存している」というのがよく分かりますが、新型コロナウイルスの感染が拡大していた間はどうしていたんでしょうね。

ただ、そんな心配も過去の話でしょう。だってコロナ禍の明けた今はこんな感じ。大理はもともと中国屈指の観光地ですが、子どもたちが夏休みに入っていることもあって親子連れの姿が特に目立ちました。いやあ、この人の多さでは、頭痛が治るどころか余計に痛くなりそうです(^^;)。

大理出張、最後の夜にいただいたのは“石板烧”(石板焼)。その名の通り、石の板の上で肉や野菜を焼いて食べる料理です。石の上で食材を焼いて食べるのはどうやら地元の「ペー族」(白族)という少数民族の文化のようで、大理の至る所に店がありました。

肉や野菜があらかじめ決まっているセットを注文。あと雲南省といえばキノコも有名ですから、単品で注文しました。なんとマツタケが68元(約1400円)。とても日本ではいただけない値段です。

ワクワクしながら食材を焼き始めましたが……肝心な石が温まっておらず、全然焼けません。ジュージュー音を立てて焼けるようになるまで15分近くかかったでしょうか……お腹はぺこぺこなのに、これじゃあ生殺しです。薄い肉はあっという間に食べきり、あとは野菜で腹を満たすような感じでした。マツタケも香りを感じず?これは本当にマツタケだったのかしらん(笑)。

結局この店も観光客向けだったんでしょうか。ちょっと残念な夜でした。

大理1日目

中国南西部、雲南省の大理に出張に来ました。

地図で見ると分かりますが中国の南西部に位置し、すぐ近くがミャンマーやラオスという場所です。北京から飛行機で向かいましたが、それでも約4時間かかりました。

大理には「白族」(ペー族)という少数民族が多く住んでいて、その独特な歴史と豊かな自然で古くから観光地として有名な場所です。あとは石が採れることでも有名ですね。日本でも「大理石」なんて言いますが、その由来がまさに大理です。

大理の西部にはヒマラヤ山脈へ続く山々がそびえています。かなり高い山々に見えますが、そもそも大理自体が海抜2000メートルなんですよね。気温も北京に比べたら相当涼しく感じます。

そして海かと見まがうほどの巨大な湖……「洱海」(じかい)です。琵琶湖くらいあるんじゃないかしらと思ったのですが、さすがにそこまではないようです。調べたら琵琶湖の4割くらいとのこと。汚染水の流入も少ないようで、ひと目で分かるほどきれいな水でした。

大理に到着してまずいただいた食事は“过桥米线”(過橋米線)。雲南名物の麺料理です。宿のすぐ近くにあった、小さな食堂みたいな店に入りました。

鍋に入った煮えたぎるスープと麺・具材が別々に運ばれて来てます。で、目の前で一気に入れてくれます。初めてだったので知りませんでしたが「過橋米線」はこういうものなんだそうです。ちなみに一緒に行た中国人の同僚は「あらかじめ火をしっかり通してほしい」とリクエストしていて、この場合は厨房ですでに調理されたものが運ばれてきました。

こんな感じです。この麺が「米線」といって米で作られています。同じように米から作られているビーフンに比べると、もう少し太いかな。具材は野菜やキノコ、あとハム?みたいなのも入っていました。スープは鶏ガラでしっかり味が付いています。

ちなみに料理名の“过桥米线”(過橋米線)とは「橋を渡る米線」という意味ですが、なぜこんな名前になったのか気になっていたところ、店内で由来が説明してありました。

昔、雲南省の蒙自という場所に夫婦が住んでいた。科挙を目指す夫は湖に浮かぶ島で勉強し、妻は橋を渡って料理を届けるのが日課だった。しかし熱々の料理も届く頃には冷めてしまう。ある日、妻は鶏ガラスープの米線を届けた際、表面に浮かぶ鶏油の膜に保温効果があることを発見。そこで米線と鶏ガラスープを別々に分けて届け、食べる直前に混ぜたところおいしく食べることができた。夫は妻が「橋を渡って」届けてくれるため、これを「過橋米線」=「橋を渡る米線」と呼んだという。

名前の由来となった物語よろしく、いただいた「過橋米線」は火傷しそうなほど熱々でした。

ちなみに夜も地元のおいしい店に行きました。昼間に仕事でご一緒した方が「せっかくだから地元の人間しか知らない店を紹介する」と言ってくれたのです。

で、連れてこられたのがこんなところ。路地裏の路地裏みたいなところです。1人だったらとても入りづらい雰囲気ですが、連れてきてくれた方曰く「大理は観光客向けの店が多く、地元の人に愛される店はこういう路地裏にある」とのこと。

いただいたのは「木桶魚」という料理。調べたところ、発祥の地はどうやら四川省のようです。

大きな木の桶で魚を煮るので、こういう名前なのかな。火は使わず、桶の底に熱々の焼け石を入れていました。魚のほか、チンゲンサイ、キュウリ、さらにはトマトといった、あまり鍋の具材っぽくないものも入っていましたが、おいしかったです。魚は川魚だったかと思いますが、あっさりした味付けで泥臭くありません。何の魚だったのかなあ。聞くのを忘れてしまいました。

土砂降りの中で串焼きを

今日から2日間、天津に出張。高速鉄道なら30分で着く距離ですが、今回は自動車での移動です。車だと2時間超かかりました。

仕事を済ませてから夜は同行した中国人の同僚たちと夕食。ホテル近くでいただこうかと思ったのですが、今回宿泊した場所が天津の中心部から少々離れたところにあることもあって、周辺がずいぶん静かです。ちょうどホテルの向かいが広場のようになって“烧烤*1の店が集まっていたので入ってみることにしました。

コの字型に店が並び、その中央が広場になっていてテーブルやイスが並んでいます。屋外で食べるスタイルですね、店内でも食べられるみたいですけど。店は横にズラッと並んでいて、広場は共有ですが1軒1軒は独立しているようです。そのため私たちが入ってくると店たちの取り合い(^^;)。こっちに来い、こっちの来いと方々から叫ばれました。

こういう地元っぽい店での注文は中国人に任せるに限ります。ラム肉の串焼きを始め、たたききゅうり、ピータン、あとは“砂锅”と言って土鍋のスープなどを注文してくれました。

今回の出張は北京から自動車で来たためドライバーさんも一緒です。ドライバーさん、いつもは出張する私たちを空港や駅に送っておしまいですが、今日は珍しく一緒に出張し、夕食も一緒にいただくことができました。ビールを飲まれるというので、私も注文。実はホテルに戻ってからもうひと仕事しなきゃいけなかったんですが、まあ中国のビールはアルコール度数も低いし、酔わないでしょっていう魂胆です(^^)。

昨今「飲みニケーション」には賛否両論いろいろあるようですが、私個人は普段職場でしか会わない人とお酒を飲むと色んな話ができるので好きです。ドライバーさん、今回出張に同行した中国人の中では最年長、それも北京生まれ北京育ちの「北京っ子」です。今と違うかつての北京の話をしてくれるんですが、これがすごくおもしろかったです。

いわゆる「ニーハオトイレ」*2の話になったとき「昔は家にトイレが無かったから公共の『ニーハオトイレ』に通うしかなかった。でもそれが当たり前だったから恥ずかしいとも何とも思わなかったよ」「朝の忙しい時間なんて行列ができていたよ」。

へええ。もうひとつ面白かったのはトイレットペーパーの話です。中国ではトイレットペーパーが備え付けられていないトイレも多く、公衆トイレに行く際にはティッシュペーパーを持参するのを忘れてはいけません。そんな話を私がすると「昔は葉っぱでお尻を拭くこともあったよ!意外といいんだ。松の葉でなければね!」と言うので、一同そこで大爆笑。そりゃあ松の葉でお尻を拭いたら大変なことになりそう(^^;)。

そんな馬鹿話をしていると、風が強くなってきました。遠くの方でピカピカと稲光も見えます。あらら、こりゃあ降るのかなあ、とみんなで話したところ、しばらくすると案の定土砂降りの雨。いや、そりゃあバケツをひっくり返したような激しい雨でした。

もうこれは無理だ、帰ろう、と話していると、店員たちが飛んできて「テントを張るから帰らないで!」と引き止めてきました。そして激しい雨の中、慌ててテントを張り出したのです。ううむ、なんという商魂、そのたくましさに感動さえ覚えました(笑)。

それでも雨は相変わらずすごいです。テントを張ったものの、強風で雨が吹き込んでくるのでみんなこんな感じ。結局テントというより、屋根がついている店の軒先で続けさせてもらうことにしました。通り雨だったようで30分もしないうちにやみ、そこで私たちもお会計。

仕事ですか?もちろんホテルに戻ってからやりましたとも(^^)。

References
*1羊肉の串焼きといった、中国式バーベキューのこと。
*2壁のないトイレのことですね。ずいぶん少なくなりましたが、今でも中国ではたまに見かけます。

マカオ出張3日目

マカオ出張を終え、今日北京に戻ります。

知らなかったのですが、北京とマカオの直行便って1日2往復しかないんですね。マカオから北京は午前11時45分か、午後3時20分しかありません。今回は午前の便で戻ることにしました。

激しい雨が降っています。時々ピカッと光るので、雷も鳴っているんでしょうね。

私はなぜか、いつも飛行機に乗り込んで離陸するまでの時間に異様に眠たくなります。ウトウト心地よくなって、飛行機がいざ離陸する頃になって目を覚ますことが多いです。今回もウトウトし、しばらくして目を開けるとまだ飛んでいません。もう離陸時間を1時間ほど過ぎていました。

機内では何のアナウンスもありませんが、客はみんなおとなしく座って待っています。おそらく天候の関係でしょうね、尋ねなくても自明なほど天気が荒れています。

しかし一向に飛ぶ様子がなく、結局機内に乗り込んでから2時間近くたった、午後2時半頃に離陸しました。いやあ、遅延の理由は理解しますけど、だったら一度下ろしてくれたら良いのに……長時間待たされて疲れてしまいました。

それでも他の客は文句ひとつ言う人がいませんでした。1人だけ、私の後ろに座っていた女性が「食事は出ないんですか」とCAさんに尋ねていました。そうですよね、中国の皆さんは毎食の食事をとても大切にする人たちです。食事も出来ずに狭い機内で待つのはしんどいと思います。CAさんは「まもなく離陸するので飛んでから提供します」と答えていました。

北京に到着したのは予定より約3時間遅れでした。

北京首都国際空港に着いて、まず目に入ったのはこれ。芸術作品のようにウニョウニョ伸びているのは、すべて監視カメラです。ここまで着いていると怖くなりますね。マカオから北京に戻ったんだなあというのを実感しました。

山城・重慶に出張

出張で中国内陸部の大都市、重慶に行ってきました。

重慶は歴史的に四川省から独立したり、組み込まれたりを繰り返し、1997年に再び四川省から独立して直轄市となりました。人口3000万人以上を有するメガシティです。

重慶は「山城」と呼ばれるほど、その起伏に富んだ地形が特徴です。長江が流れる脇に山がそびえ、崖に建物が建ち並ぶため、自分が何階にいるのか分からなくなります。そのダンジョンのような町並みが魅力的で、私もいつか来てみたいと思っていました。

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