The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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天津の黄湯拉麺

天津出張2日目。今日は朝5時起き、ホテル6時出発で、日が暮れるまで仕事の1日でした。それも今夜のうちに北京に帰る予定だという強行軍。私も疲れましたが、同行した中国人スタッフたちもクタクタのようで申し訳なかったです。

仕事を終えたのが午後7時過ぎで、天津を出発したのが午後7時半頃。みんな夕食を食べていません。日本人なら「コンビニで軽く買って車内で食べようか」となりますが、そこは中国人。食事はきちんと取りたい人たちなんですよねえ。帰り道、道すがらにあった地元のラーメン店に入っていただくことにしました。

地域の食堂っていう感じの店です。地元の方と思わしき方がちょこちょこ食事をしていました。ちなみに中国で「ラーメン」というのは日本の「ラーメン」と全く違うもの。日本のラーメンを食べたいときには“日式拉面”(日本式ラーメン)と掲げられた店に行かなければ無駄足になります。

ちなみにこちらが出しているラーメンは「黄湯拉麺」(“黄汤拉面”)というものだそうです。直訳すると黄色いラーメン、聞いたことがありません。一緒にいた中国人たちも「知らない、聞いたことがない」と話していました。

で、来たのがこちら。確かに黄色です。ほのかにカレー粉?のような味を感じます。調べてみると天津で食べられるラーメンなんだそう。何百年と歴史があるというよりは、ここ数十年のものなのかな。麺や具材は蘭州牛肉麺と似ていますが、スープが独特。あっさりしていておいしかったです。

その後、北京に車を走らせていたところ、途中にある検問所みたいなところで止められました。

見た目はインターチェンジ?料金所?みたいなところで、「公安」と書いたゼッケンを着た男性が車に乗る全員に身分証の提示を求めてきました。中国人たちは政府が発行している身分証を見せて機械でスキャンするだけでしたが、私はパスポートを見せたところ、降りてきなさいとの指示。建物に連れて行かれ、パスポートをスキャンされ、電話番号と住所を教えるよう言われました。

教えましたけど、私の電話番号や住所なんて、公安の皆さんならとっくに知っているんじゃないですか(笑)なんて思っちゃいましたけど。車で北京に入ったことがなかったので知りませんでしたが、こんな厳しいんですね。何ならトランクを開けて荷物の検査までされました。

会社に到着したらもう午後11時前でした。クタクタ~。

土砂降りの中で串焼きを

今日から2日間、天津に出張。高速鉄道なら30分で着く距離ですが、今回は自動車での移動です。車だと2時間超かかりました。

仕事を済ませてから夜は同行した中国人の同僚たちと夕食。ホテル近くでいただこうかと思ったのですが、今回宿泊した場所が天津の中心部から少々離れたところにあることもあって、周辺がずいぶん静かです。ちょうどホテルの向かいが広場のようになって“烧烤*1の店が集まっていたので入ってみることにしました。

コの字型に店が並び、その中央が広場になっていてテーブルやイスが並んでいます。屋外で食べるスタイルですね、店内でも食べられるみたいですけど。店は横にズラッと並んでいて、広場は共有ですが1軒1軒は独立しているようです。そのため私たちが入ってくると店たちの取り合い(^^;)。こっちに来い、こっちの来いと方々から叫ばれました。

こういう地元っぽい店での注文は中国人に任せるに限ります。ラム肉の串焼きを始め、たたききゅうり、ピータン、あとは“砂锅”と言って土鍋のスープなどを注文してくれました。

今回の出張は北京から自動車で来たためドライバーさんも一緒です。ドライバーさん、いつもは出張する私たちを空港や駅に送っておしまいですが、今日は珍しく一緒に出張し、夕食も一緒にいただくことができました。ビールを飲まれるというので、私も注文。実はホテルに戻ってからもうひと仕事しなきゃいけなかったんですが、まあ中国のビールはアルコール度数も低いし、酔わないでしょっていう魂胆です(^^)。

昨今「飲みニケーション」には賛否両論いろいろあるようですが、私個人は普段職場でしか会わない人とお酒を飲むと色んな話ができるので好きです。ドライバーさん、今回出張に同行した中国人の中では最年長、それも北京生まれ北京育ちの「北京っ子」です。今と違うかつての北京の話をしてくれるんですが、これがすごくおもしろかったです。

いわゆる「ニーハオトイレ」*2の話になったとき「昔は家にトイレが無かったから公共の『ニーハオトイレ』に通うしかなかった。でもそれが当たり前だったから恥ずかしいとも何とも思わなかったよ」「朝の忙しい時間なんて行列ができていたよ」。

へええ。もうひとつ面白かったのはトイレットペーパーの話です。中国ではトイレットペーパーが備え付けられていないトイレも多く、公衆トイレに行く際にはティッシュペーパーを持参するのを忘れてはいけません。そんな話を私がすると「昔は葉っぱでお尻を拭くこともあったよ!意外といいんだ。松の葉でなければね!」と言うので、一同そこで大爆笑。そりゃあ松の葉でお尻を拭いたら大変なことになりそう(^^;)。

そんな馬鹿話をしていると、風が強くなってきました。遠くの方でピカピカと稲光も見えます。あらら、こりゃあ降るのかなあ、とみんなで話したところ、しばらくすると案の定土砂降りの雨。いや、そりゃあバケツをひっくり返したような激しい雨でした。

もうこれは無理だ、帰ろう、と話していると、店員たちが飛んできて「テントを張るから帰らないで!」と引き止めてきました。そして激しい雨の中、慌ててテントを張り出したのです。ううむ、なんという商魂、そのたくましさに感動さえ覚えました(笑)。

それでも雨は相変わらずすごいです。テントを張ったものの、強風で雨が吹き込んでくるのでみんなこんな感じ。結局テントというより、屋根がついている店の軒先で続けさせてもらうことにしました。通り雨だったようで30分もしないうちにやみ、そこで私たちもお会計。

仕事ですか?もちろんホテルに戻ってからやりましたとも(^^)。

References
*1羊肉の串焼きといった、中国式バーベキューのこと。
*2壁のないトイレのことですね。ずいぶん少なくなりましたが、今でも中国ではたまに見かけます。

天津行

さて、新年度だし新しいことを始めよう……ということで、今日からブログの文章を「敬体」(です・ます)に変えてみたいと思います。独りよがりな(笑)ブログではなく、硬派に読めて、その実やわらかい文体を目指していきます。

今日は「清明節」の祝日を利用して天津に日帰り旅行に行ってきました。

乗ったのは“和谐号”(和諧号)。“和谐”というのは中国語で「調和がとれている」とか「和やかである」という意味です。これだけ見ると日本の「のぞみ号」「ひかり号」みたいなネーミングに聞こえますが、実のところ、この言葉自体は2004年に当時の中国政府が打ち出した“和谐社会”という、矛盾のない調和のとれた社会のことを指す中国のスローガンに由来します。

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天津半日游

中国の年末年始の連休は今日が最終日(日本は明日までかな)。

昨夜は上司の家で飲んだあと帰宅し、自宅でも1人で2次会をしていたため(おいおい)今朝はゆっくり起床する。昼食は冷蔵庫にあった有り合わせの材料で間に合わせる。食事を終え、ふと天気の良い外を眺めていると「このままでは普段の週末と変わらない年末年始で終わってしまう」と妙な罪悪感に駆られる。

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