The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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仕事納め

今日は12月30日、日本ではすでに多くの人が年末年始の休みに入っているようです。

中国は旧暦の正月を祝う文化が残っているので新暦の年末年始はあっさり過ごしますが、それでも一応3連休ということで12月30日、31日、元日の1月1日はお休みになります。すると30日の今日は中国でも休み……なはずなんですけど、私は休日当番だったので出勤。オフィスで悠々とたまっている仕事を片付けようと思っていると、上司や先輩が続々出勤してきます(^^;)。確かに年末年始と言ったって中国では「ただの3連休」。1月2日から社会は通常通り動きますから休んでばかりもいられない、というところです。

とは言え、私も今日で(一応)仕事納め。大晦日と元日は家でゆっくりするとして、仕事を終えてから今年最後の外食に行きました。

麦子店の渋谷横丁にある「三文亭」という和食店。中国語で“三文鱼”とはサーモンのことですが、果たしてサーモンを使った料理をメインに提供する店でした。それ以外にも海鮮の料理が充実していて、これは北京では珍しい。カウンターの中の板さんは日本人のようでしたが、出てくる料理はどれもきちんとした和食でした(よく中国にありがちな『なんちゃって和食』ではなく)。

中国では1月2日から通常通りなので明日(12月31日)と明後日(1月1日)の短い年末年始ですが、ゆっくり過ごしたいと思います。

ハロウィンの北京

今日は夕方からショッピングモール「ソラナ」に行きました。すると、すっかりモールはハロウィンの様相を呈しています。

ハロウィーンの飾り付けが至る所にしてあり、仮装をしている客もたくさんいます。主に仮装しているのは子どもたちで、魔女の格好をした女の子やフェイスペインティングをして吸血鬼みたいな顔をした男の子など、みんな気合いが入っています。

正直、驚きました。こんなに中国でもハロウィンが広まっていたなんて。いや、このモールがある場所が外国人の多く住んでいるエリアであること、さらにはモール自体が「ちょっぴりハイソ」な点は踏まえないといけません。けれど……この賑わい。仮装している客だって中国の方がほとんどです。キョンシーの格好をしている女の子もいて、ああ、中国っぽいなあ。

商魂たくましい中国人からすればハロウィンだって「商機」ですから、それを生かさない手はないでしょうね。

ちなみに中国語でハロウィーンは“万圣节”(万聖節)と言います。カトリックでは11月1日が全ての聖人と殉教者を記念する日=「諸聖人の日」で、これを中国語で“万圣节”と訳したのが由来だそうです。ちなみにアイルランドでは「諸聖人の日」の前夜は精霊を祭る夜「ハロウ・イヴ」(Hallow Eve)とされていて、これが北アメリカに持ち込まれた際に「ハロウィン」と訛ったんだそう。

夜はソラナ近くにある、お好み焼きのいただける居酒屋「百合亭」に行きました。

入店すると、威勢の良い日本語で「いらっしゃいませ!」の声。話に聞いていた百合亭の名物ママさんでした。コロナ禍に日本に帰国していたそうで、晴れて北京に戻っていらっしゃったとのこと。北京の母とも呼ばれていることは聞いていましたが(笑)ついにお会いできるとは!

私が妻との会話で普段岡山弁を使っているので、ふと百合ママが「あら?さっき『じゃけん』って話していた?どこの出身?」と聞いて来たので「岡山です」と答えると「アラ~あたし姫路なのよ」と握手をしてくれました(笑)。岡山と姫路は県は違うけど、お隣同士だもんね。話を聞くと百合ママ、北京は40年になるそう!ずいぶん年季が入っています。

すると百合ママ、11月から店でおでんが始まるそうで「味見してみて」と少し出してくれました。大根が柔らかくて、こんにゃくもプリプリ。温かくておいしい~。

百合亭、とてもコスパが良い料理店なので気に入っています。食事も中国にありがちな「なんちゃって和食」じゃなくて、日本の味がきちんと出てくる。かといって背伸びした高級店じゃないので店内も落ち着きます。どれもこれも百合ママがやっているからなんでしょうね。

夜の巷を徘徊する

日本では3連休の中日……なんでしょうけど、私は昨日(土曜日)も仕事だったし、明日(月曜日)も仕事。と言うことで、夕方までしっかりとのんびりさせていただきました。けれど動いていないとそれはそれで不安になるもので、夕方からカメラを片手に散歩をすることにしました。

散歩のゴールはショッピングモール「ソラナ」。身重の妻は公共交通機関を使って来てもらい、モールで合流することに。

亮馬河がきれいにライトアップされていました。

優雅に釣りを楽しんでいる人たちの姿がポツポツ。何度もここのブログに書いていますが、私が留学していた頃の亮馬河は汚かったです。さらに前はもっと汚かったらしく、特に臭いがすごくて亮馬河付近の通行を避ける人もいたそう。それを考えると、こうして川べりで釣りを楽しむのは隔世の感でしょうね。さすがに釣った魚は食べないでしょうけど。

家を出てから1時間ほどでショッピングモール「ソラナ」に到着しました。この時点で午後7時半頃でしたが、まだまだ賑わっています。

先に到着していた妻と合流。けど「ソラナ」は特に見ることなく、後にしました。中国のショッピングモールって、なぜこうも「購買意欲」が沸かないんでしょうね。どの店も単調なショールームみたいな感じで、買いたい!買い物をしたい!という気持ちに全然なれません。

夕食は散歩の途中、亮馬河沿いに見つけた「八剣伝」に来ました。言わずと知れた日本の焼き鳥居酒屋チェーンです。私の実家(岡山)の近所にも店舗があって、数年前に亡くなった祖母が好きでよく行きました。調べてみると大阪が発祥なんですね。

それはそうと、この店は日本の「八剣伝」と同じとこが経営しているんでしょうか?それとも中国によくある名前だけ「パクッた」パターン?調べてみると、どうやら日本でチェーン展開する会社が経営している正真正銘の「八剣伝」で、2023年9月時点で北京には2店舗あるようです。

メニューを見てみると、おお、日本の「八剣伝」にありそうな料理がたくさん載っています。日本の「八剣伝」は大衆居酒屋というか、飲み物も料理も安めの価格設定ですが、比べると北京の「八剣伝」はちょっぴりお高め。とは言え北京の日本式居酒屋ならこんなもんでしょう、といった感じです。自家製だという「つくね」は大変おいしかったです。あと「八剣伝ギョーザ」、ちょっぴりチープな焼きギョーザなんですけど(笑)ああ「八剣伝」のギョーザってこんな感じだったと思い出させてくれる味でした。

店内にも席はありますが、この時期は川沿いのテラス席でいただくことができます。いやあ、このオシャレな雰囲気の中で「八剣伝」の焼き鳥をいただくギャップがたまらない。まして涼しくなったので本当に気持ち良かったです。今日の散歩の一番の収穫はこの店を見つけたことですね。

けど北京の冬は、とてもではありませんけど屋外で食事なんてできません*1。するとこんな気持ちの良い食事が楽しめるのはあと2か月ちょっと……というとこでしょうか。まあ、店内で食事をすれば良いんですけど、北京の短い秋が惜しく感じます。

References
*1寒いときはマイナス10度を下回ることもありますから。

魚を肴に酒をいただく

先月にも訪れた鮮魚店「魚清」を再訪。

前回訪れたときに、隣のテーブルに座った日本人のおっさん(おっと、失礼)2人が昼間っから新鮮な刺身を肴に酒盛りを楽しんでいた。これが、もお~羨ましくて羨ましくて。次回、再訪したときには是非とも「私もやりたい」と思っていたのだ。

調べてみると「魚清」の閉店時間は午後8時半らしい。酒飲みにはちょっと早い閉店*1。これを見越して午後6時半過ぎに行ってみたものの、これがてんで計算違い。店内は満席で、待つ客さえいた。しかしここまで来て刺身を食わずに帰れない。レジのお姉さんにケータイ番号を伝えておけば順番になると呼んでくれるそうで、待つことにした。閉店時間だけがどんどん迫ってくる……うーん、斯くなる上はお酒をやめて海鮮丼とかご飯物だけ楽しんでササッと退店するか……

20分から30分で案内できると聞いていたものの、時間はすでに30分近く経過。我慢できず「あと何組ですか」と聞くと確認してくれ「あ、次です」とのこと。蕎麦屋の出前か!!という言葉が喉元まで出かけたけど、まあ、ありつけるなら良い。閉店時間まで残り1時間というときだった。

店員はみんな手際が良かった。テーブルに着くと前の客の食べた後をチャッチャッと片付けてくれ、料理も注文すれば次々と運ばれてくる。ただ酒を注文しようとしたところ、店員さんに「物販エリアで売っているお酒を自分で取ってきてください」と言われる。ええ?どういうこと?

よく見るとイートインエリアには「自由にお取りください」と冷えたジョッキが並んでいた。なるほど、売り場の冷蔵庫から缶ビールを自分で取ってきて、これを使って飲めというわけか。ちなみに刺身についても同じシステム。物販エリアの刺身売り場に行き、食べたいものを選んで取ってくる必要がある。売っているのはさくの状態だけど、店員さんに渡せば大根のツマと共にきれいに盛り付けてテーブルまで持ってきてくれた。

私が選んだのはマグロ、ブリ、サーモン。端切れのような刺身しか売っていなかったけど、きれいに盛ってくれたのでさくの状態よりだいぶよく見えた。

このシステムはつまり「魚清」はあくまで鮮魚店であり、居酒屋やレストランではないと。「イートインエリア」はあくまで店で買ったものをその場でいただける場所であって、基本的にはセルフサービスというわけですな。とはいえ寿司を始め、鍋物や揚げ物といった「調理モノ」は注文すれば店員さんが持ってきてくれる。だから缶ビールなんかはいいけど、日本酒や焼酎は大きな瓶でしか売っていないから1杯だけ……みたいな飲み方ができない。隣のテーブルで飲んでいた中国人のおっちゃんは一升瓶の日本酒を購入していたけど、飲みきれなかったのだろう。持って帰っていた。

私は缶ビールを数本、妻は今日はノンアル。ちなみに閉店時間だと思っていた午後8時半はラストオーダーの時間だった。それもお酒は冷蔵庫から取り出せばいいだけなので、午後10時までは良しとのこと。ただ料理はお腹いっぱいで食べきれなかったので、包んで持って帰った。お酒についてはボトルキープもできるようで、そういった飲み方もアリかもしれない。

References
*1「魚清」の午後8時半というのは確かに早いけど、中国は飲食店の閉店時間が日本に比べて早めな傾向。日本じゃ午前様まで営業している居酒屋はそこら中にあるもんねえ。

渋谷横丁

日曜日だけど今日も仕事。帰宅後、せっかくの週末なので外食した。向かったのは北京に2年前にオープンした「渋谷横丁」。その名の通り、日本料理店を集めた施設だ。

これも過去3年のコロナ禍で日本に行けない中国人たちの「思い」を満たすためにできた施設なのだろう。建物全体が「渋谷横丁」というわけではなく、3階のみが入居フロア。お好み焼き居酒屋、ちょっとおしゃれなバー、座敷で天ぷらがいただける割烹料理屋など、日本らしい飲食店がぎっしり詰まっていて、このうち「海花」という沖縄料理店に入ることにした。

いざ入店すると、恰幅の良い店主と思わしき男性が「いらっしゃい!何名様で?」と日本語で話しかけてくれた。ああ、私も日本人だと認識してくれたんだなあ……ちょっぴりうれしい*1

ゴーヤチャンプルー、島らっきょみたいな定番から、チキン南蛮、スパムの入ったポテトサラダなども注文。個人的には海ぶどうをいただきながらオリオンビールをクイッといただきたかったが、どちらもないようだ。やはり特殊な銘柄のビールや生ものは難しいかあ。

ちなみに先客に10数人ほどの日本人のグループがいたんだけど、これが結構賑やかな人たちだった。よく日本人は「中国人は声が大きい」なんて言うけれど、これじゃあ日本人も全然負けていないなあ。一方、同じ店内にいた他の中国人客はみんな静かだったので、どう思っただろう。賑やかなのは誠に結構だけど、たまにこちらの会話の声が聞こえなくなるくらいだったのはちょっとねえ。

ちなみに、中国人は「渋谷」という漢字をよく“涉谷”と書き間違える。

「渋」という漢字は、中国語では本来“”(繁体字では“”)と書かなければならない。ただ「渋」と“”は見た目が結構違うため、その結果、何となく似ている“”(日本漢字だと「渉」)と書いてしまうのだ。これは「渋」の漢字と違うし、発音も違う。

中国って漢字の本場でありながら、結構こういう適当なことが多い。一方、日本はワタナベさんという名字ひとつ取っても「渡辺」、「渡邊」、「渡邉」など漢字が50種類以上あって、書き分けているのにねえ。ただ、これも戸籍を登録する際に役所の人または当事者が漢字を書き間違えたという説があるくらいだから、実は日本も適当なのかもしれない。

References
*1見た目から中国人と思われることが多いので。
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