The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (5ページ目 (246ページ中))

暖房停止のお知らせ

職場の入るビルのエレベーターにこんな貼り紙がありました。

貼り紙には“停暖通知”(暖房停止のお知らせ)と書いてあります。

尊敬的住户:根据近期天气情况,定于3月15日24:00起停止供暖。
親愛なる住民の皆様へ:最近の天候状況を踏まえ、3月15日24:00より暖房の供給を停止いたします。

暖房の供給を停止するとは何ぞや。何度かブログでご紹介しましたが、北京には“暖气”(ヌアンチー)と呼ばれるスチーム暖房がオフィスや集合住宅、あらゆるところに設置されています。

この中には集中暖房室のボイラーから送られてきた高温の蒸気が流れていて、部屋の中はTシャツ一枚で過ごせるくらい暖かくなります。先ほどの「暖房停止のお知らせ」は、このスチームの供給を3月15日にやめるという意味です。

確かにここ最近の北京は暖かいです。ニュースで見るに日本は再び冬の寒さに戻っているよし。おそらく北京のほうが暖かいでしょうね。暖房停止のお知らせが来たということは、いよいよ北京に春が来ると理解していいかもしれません。

リポビタンD

ここ最近、長時間勤務が続いています。今朝はどうも疲労が抜けきっていなかったので、気合いを入れようと出勤前にコンビニに寄って栄養ドリンクを購入しました。

購入したのは日本でもおなじみの「リポビタンD」です。普段、私はドリンク剤や栄養剤、サプリメントのたぐいをまったく飲まない人間なのですが、さすがに疲れがひどい時は頼っちゃいます。“无事不登三宝殿*1ならぬ、“无事不喝力保健*2です。

中国語でリポビタンDは“力保健”と書きます。その健康そうな漢字はさることながら、発音も「リーパオジェン」。日本語の「リポD」(リポ・デー)に似ています。中国でも普及していて、北京のセブンイレブンに行くと大概どの店舗にも売っています。

栄養ドリンクと言えばチオビタドリンクやユンケルなどいろいろありますが、私は小さい頃からリポビタンD一択です。家族が飲んでいたからというのもありますが、やはり「ファイト!一発!」のCMが幼心に印象的だったのかもしれません。ただ最近読んだ日経新聞の記事によると、最近の若い人はリポビタンDをはじめ栄養ドリンクを飲まなくなっているそうです。

その理由がレッドブルをはじめとする「エナジードリンク」の台頭です。レッドブルはターゲット層を20歳前後に定め、販促活動を大々的に展開しているとのこと。一方の栄養ドリンクは中高年に絞ったため衰退の一途をたどっているそうです。

「リゲイン」。24時間戦えますかのCMで知られる栄養ドリンクが24年春、店頭から消えた。発売から36年、主力商品からの撤退を強いられた。栄養ドリンクは「リポビタンD」など日本企業が生んだ。英ユーロモニターによれば24年の国内市場は1700億円と10年で1割減った。低迷が続く。

対照的なのがオーストリアの「レッドブル」などのエナジードリンクだ。世界市場は約11兆円と2倍になった。レッドブルは創業者が日本の製品に着想を得て起業した。日本がつくった産業を事実上、海外企業に奪われた。

日経新聞(2025年2月17日配信)

若者にとってエナジードリンクが「アガる」飲み物だとすれば、いまや栄養ドリンクは「おじさん向け」。確かに栄養ドリンクが生まれた当時にもてはやされた「モーレツ社員」も今風に言えばただの「社畜」です。リポビタンDの「ファイト!一発!」の暑苦しい男たちのCMも今の若者のセンスと大きく乖離しているのかもしれません。

私自身はエナジードリンクに疲労回復の効果があるのか懐疑的です。日本では、栄養ドリンクは「医薬品」もしくは薬に準ずる「医薬部外品(指定医薬部外品)」に分類されています。けれどエナジードリンクは「清涼飲料水」。そもそもエナジードリンクは量が多すぎます。あんなに甘ったるい液を最後まで飲めません。栄養ドリンクくらいの量がちょうどいい。

……なんて言っている私も考えが古いんだろうなあ。そういうことを言っているから日本がつくりあげた産業がどんどん海外企業に奪われていくのかもしれません。何とも言えない思いを中国の北京でリポビタンDを飲みながら抱きました。

References
*1日本語にすると「用事がなければ、仏殿には登らない」。普段はお参りなんかしません、何かがあるからお参りしたのですよ、という意味。中国では「あなたを訪ねたのは要件があるからですよ」と切り出すときに使われる言葉。
*2前述の表現をもじって「用事がなければ、リポDは飲まない」。

ギラギラする政治の街

中国では今日から「全人代」と呼ばれる政治イベントが始まりました。正式名称は「全国人民代表大会」。中国各地から人民の「代表」たちが北京にやってきて、国の大事なことを決める場です。毎年3月5日に始まるのが恒例になっています。

いつもは暗い通りがギラギラとライトアップされていました。これも全人代が始まったからかな。日本では国会が始まったって街中がギラギラすることはありませんよね。つくづく政治が優先する国だということを感じます。

春はすぐそこ

朝の出勤時、いつも通る道で変化を見つけました。

写真だけ見ても何のことやら分からないと思います。昨日までこの出入口に分厚い布団のような幕がぶら下がっていたんです。毎回めくってくぐらなければならず、たまに向こう側の人に気付かなくて、めくった途端にぶつかってしまったこともありました。

(北京市内にて 2019年3月撮影)

と、説明しても言葉だけでは分からないと思います。こちらは別の場所で撮影した写真ですが、こんな感じ。1枚1枚が結構重くて、前の人がめくった幕がベコッと顔に直撃することもあります。

おそらく防風、防寒対策なんでしょうね。これだけ重い幕があると確かに風が入ってきませんし、建物の中の温かい空気も外に逃げません。北国・北京ならでは対策です。この幕が撤去されたということは、春はもうすぐそこ……ということなのかもしれません。

縦書きと横書き

日本語には縦書き文化が残っています。書道作品のほとんどは縦書きで書かれますし、小説や漫画、それに新聞といった大衆が親しむ分野でもよく用いられています。

縦書きは中国からもたらされた文化です。ですが中国では今、縦書きが用いられることは少なくなっています。特に先ほど挙げた小説、漫画、新聞はいずれも横書きに取って代わられました。日本人は今も縦書きを多用するので縦書きと横書きが混在していても違和感を持ちませんが、中国人の中には「読みづらい」と思ってしまう人も多いようです。

こちらの看板。“前方辅路机动车禁止驶入请绕行”(前方の側道は自動車通行禁止です、迂回してください)と書いてあります。縦に細長い看板なので、私なんかは「縦書きにすればいいのに」と思ってしまいますが、3回改行してでも横書きなんですね。

これは中国の有名な茶飲料チェーン店の入口を撮影した写真です。緑の看板、日本人ならきっと「雪茶奈的」と読んでしまうのではないでしょうか。正しくは「奈雪的茶」です。横書きを2行で表現したわけですね。日本だとこういう4文字を表現する際は、縦書きで右から書くんじゃないかなあ。こういうときに中国で縦書き文化が薄れてきていることを実感します。

そのうち中国の若い人たちの間で縦書きさえも左から右に書くような人が出てくるんじゃないか、そんなことを考えてしまいます。

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