The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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人間ドック

せっかく日本に帰ってきているのですが、昨日から大したものを食べていません。今日人間ドックを控えていたからです。当然お酒は飲めないし、夕食も12時間前には済ませなくてはなりません。当日になっても人間ドックまで2時間(だったかな)を切ったら水さえ飲んではいけないそうです。

そうして人間ドックに臨んだのですが、困ったのが採血でした。水さえ飲んでないので私の体が若干脱水症状気味だそうで、看護師さんが私の腕に血管を見つけられないのです。私の腕はもともと血管が分かりにくいようで、看護師さんを困らせたのは今回が初めてではありません。ただ今回は特に難儀し、右腕を見て左腕を見て、やはり右腕を見てそれでも左腕を見て……と針を刺すまでに5分近くかかりました。

結局左腕から採血することになり、いざ針を刺すと……血が出て来ません。看護師さんは「あれ?」なんて言って、針を深く刺してみたり位置を変えてみたり……私は正直怖くて見ていられませんでした。で、結局左腕からは血が採れず、針を抜く羽目に。その後、右腕に改めて刺しましたが、それでも一発では血管に至らず、クイクイ針を動かしてやっと採血できました。

こんな怖い思いで採血したのは初めてです。けれど看護師さんからは「やはり脱水症状です」「もう少し痩せたら血管が見つかりやすくなりますよ」なんて、私が注意される始末。いや、私に原因があるのは分かるけど……すみませんね、のひと言くらいあればいいのにって思っちゃいました。勘弁してほしいです、ホント。

検査を終えて医師の結果報告を受けるまで時間ができたのでランチに。人間ドック後に寿司を食べることは帰国前から決めていました。北京は内陸なので新鮮な海鮮が食べられないし、食べられても高いのです。まして中国は今、本産の水産物を輸入停止しています*1。日本の水産業を応援する意味でも帰国したら是非、日本の海鮮をいただこうと思っていました。

人間ドックの会場近くにあった「すしざんまい」に入店。残念ながらランチタイムが終わっていたので通常メニューしかなく、ちょっぴりお高いセットを注文。銀座とか青山とか、そういうところのお寿司屋さんに比べれば気さくな雰囲気ですが、それでも私にとってはなかなかにインパクトがあるお値段です。けど北京ではいただこうと思ったら、もっと値が張ったはず。本当においしかったです。シャリがふわふわで、魚はトロけるような食感でした。

ランチの後は人間ドックの結果を聞きに戻りました。会場が渋谷だったためセンター街を通ったのですが、ものすごい数の外国人観光客とすれ違いました。去年私が日本を出国する頃にはここまで外国人観光客は戻って来ていませんでした。日本が「コロナ後」に入ったんだなあと感じさせられる光景です。ちなみに人間ドックは異常なしでした。少し体重とお酒の量を減らしましょうか、と言われてしまいましたが(^^;)。

人間ドックを終えた後は白金台にある「わいせせいぞうギャラリー」に行きました。私、わいせせいぞうさんの絵が好きで、毎年カレンダーを欠かさず買っているんです。2023年のカレンダーも北京に持って行って部屋に掛けていますが、2024年のも発売されたということで買っておきました。今回の一時帰国で買えて良かったなあ。

わたせせいぞうさん、もう今年78歳になられるんですね。よくテレビに出られる姿を見ていると若々しい格好をしているし、お顔を見てもそんな風に全く感じさせず、今も毎年新しい絵を発表されるなど精力的に活動されています。いつまでも素敵な絵を描き続けてほしいものです。

夜は弟と約束して飲み。例によって海鮮が食べられる居酒屋をリクエストしました。刺身を何品か頼んで、まさに“口福*2を味わいました。

References
*1日本が今年8月に福島第一原子力発電所にたまる処理水を海に放出したのを理由に、中国は日本産の水産物輸入を全面的に停止しています。
*2中国語で「食事による幸せ」のこと。

北京でピザ

今日は妻のリクエストもあり、夕食にピザを食べに行きました。

訪れたのは「五道営」(“五道营”)という胡同にある「Tube Station」というピザ屋。中国語では“站点比萨”という店名です。確かイギリスでは地下鉄のことを”Tube”と言いますから、イギリスの地下鉄の駅?という設定なんでしょうか(ただ看板には”NEW YORK STYLE”と書いてありますが)。以前にも一度来たことがありますが、中国っぽい雰囲気の胡同にありながら店内はアメリカに来たような雰囲気で、欧米の客もいらっしゃいました。

たっぷりツナマヨの載ったツナサラダをいただきました。ドレッシングには“日式芥末汁”(和風わさび)を。ちょっとツーンとしましたが、サラダにとても合うお味でした。

ペパロニピザ。10インチの一番小さいサイズを注文しましたが、それでも食べ応えがあります。近くに座っていた欧米人の客は2人でもっと大きいピザを注文していました。さすがですね~。

これとフライドポテトも。ここのフライドポテトはサクサクしていておいしいです。

ビールの半額セールをしていたので、1パイントを2杯いただきました。いつもならもっと飲んじゃうところですが、ピザだとすぐお腹いっぱいになってビールが入らないですね(^^;)。

北京の「鼎泰豊」

今日は夕食をいただきに「鼎泰豊」(ディンタイフォン)に行きました。言わずと知れた台湾に本店がある小籠包のレストランです。

向かったのは鼎泰豊北京漁陽店。独立した2階建ての建物でした。

最後に鼎泰豊に行ったのはいつかなあ。2017年に台湾出張した際、台北の永康街にある本店に行ったので、そのときかな。まさか本店の次にいただいた鼎泰豊が北京とは。実は日本の店には行ったことがないんです。

定番メニューの豚肉が入った小籠包と、エビの蒸し餃子。ちょっと「あつあつ!」感が足りないようにも思いましたが、さすが鼎泰豊だけあって上品な味です。

こちらは空心菜と羊肉を炒めたもの。シャキシャキとした食感がたまりません。

鼎泰豊というと小籠包が有名ですが、実はチャーハンも看板料理。そんなこともあり、今回は大きなエビの入ったエビとタマゴのチャーハンを注文しました。

中国のチャーハンって大きな皿にドドン!とよそってあることが多いので、食べきれるかとヒヤヒヤしていました。しかし、いざ運ばれてきたチャーハンは日本の中華料理屋で1人分として出されるくらいの量。ちょっと拍子抜けしました。値段を見ると「そんなに高くない」。うーん、もしかすると中国も少人数で食事をすることが増えたので少量メニューが充実してきているのかもしれません。

実際、1人で食事に来ている人がちょこちょこいらっしゃいました。少し前の中国は「食事は大勢でするものだ」という意識が強く、日本に来た中国人がファミレスや牛丼屋で1人食事をする日本人を見ては不思議がっていたのを覚えています。それが今や鼎泰豊でさえも1人で来ちゃうんですからね、中国は。正直日本でもまだ鼎泰豊に1人で行く人は少ないと思います(ランチは別ですけど)。

夜の巷を徘徊する

日本では3連休の中日……なんでしょうけど、私は昨日(土曜日)も仕事だったし、明日(月曜日)も仕事。と言うことで、夕方までしっかりとのんびりさせていただきました。けれど動いていないとそれはそれで不安になるもので、夕方からカメラを片手に散歩をすることにしました。

散歩のゴールはショッピングモール「ソラナ」。身重の妻は公共交通機関を使って来てもらい、モールで合流することに。

亮馬河がきれいにライトアップされていました。

優雅に釣りを楽しんでいる人たちの姿がポツポツ。何度もここのブログに書いていますが、私が留学していた頃の亮馬河は汚かったです。さらに前はもっと汚かったらしく、特に臭いがすごくて亮馬河付近の通行を避ける人もいたそう。それを考えると、こうして川べりで釣りを楽しむのは隔世の感でしょうね。さすがに釣った魚は食べないでしょうけど。

家を出てから1時間ほどでショッピングモール「ソラナ」に到着しました。この時点で午後7時半頃でしたが、まだまだ賑わっています。

先に到着していた妻と合流。けど「ソラナ」は特に見ることなく、後にしました。中国のショッピングモールって、なぜこうも「購買意欲」が沸かないんでしょうね。どの店も単調なショールームみたいな感じで、買いたい!買い物をしたい!という気持ちに全然なれません。

夕食は散歩の途中、亮馬河沿いに見つけた「八剣伝」に来ました。言わずと知れた日本の焼き鳥居酒屋チェーンです。私の実家(岡山)の近所にも店舗があって、数年前に亡くなった祖母が好きでよく行きました。調べてみると大阪が発祥なんですね。

それはそうと、この店は日本の「八剣伝」と同じとこが経営しているんでしょうか?それとも中国によくある名前だけ「パクッた」パターン?調べてみると、どうやら日本でチェーン展開する会社が経営している正真正銘の「八剣伝」で、2023年9月時点で北京には2店舗あるようです。

メニューを見てみると、おお、日本の「八剣伝」にありそうな料理がたくさん載っています。日本の「八剣伝」は大衆居酒屋というか、飲み物も料理も安めの価格設定ですが、比べると北京の「八剣伝」はちょっぴりお高め。とは言え北京の日本式居酒屋ならこんなもんでしょう、といった感じです。自家製だという「つくね」は大変おいしかったです。あと「八剣伝ギョーザ」、ちょっぴりチープな焼きギョーザなんですけど(笑)ああ「八剣伝」のギョーザってこんな感じだったと思い出させてくれる味でした。

店内にも席はありますが、この時期は川沿いのテラス席でいただくことができます。いやあ、このオシャレな雰囲気の中で「八剣伝」の焼き鳥をいただくギャップがたまらない。まして涼しくなったので本当に気持ち良かったです。今日の散歩の一番の収穫はこの店を見つけたことですね。

けど北京の冬は、とてもではありませんけど屋外で食事なんてできません*1。するとこんな気持ちの良い食事が楽しめるのはあと2か月ちょっと……というとこでしょうか。まあ、店内で食事をすれば良いんですけど、北京の短い秋が惜しく感じます。

References
*1寒いときはマイナス10度を下回ることもありますから。

飲みニケーション

職場の中国人同僚が転職することになり、有志で送別会を企画しました。

職場としての正式な送別会はすでに開催したのですが、ノンアルコールの健全(?)な送別会を簡単にしただけだったので、飲食店できちんとし企画してあげたかったこともあったのです。

お店選びで一人一人が候補を持ち寄ることになり、私が先日妻に連れて行ってもらったドイツ料理の店を挙げたところ、まさかの第一候補に。同じ系列店が職場近くにあることが分かったので、そちらに行くことになりました。

日壇公園の南にある“申德勒加油站西餐厅”(シンドラーのガソリンスタンド・西レストラン)です。結構な混みようでしたが、同僚が予約してくれていたため広めのテーブルに着くことができました。

中国の方々は料理の注文の仕方がとにかく「豪快」です。日本人だと「食べきれるの!?」と思っちゃう量をアレコレ注文します。きっと彼らも食べきれないかもしれないとは思っているのでしょうが、それほどたくさんの食事がテーブルに並んでいることが大切なんでしょうね。さすが「満漢全席」という文化を有する国です。けどあまりの量に、料理が揃ったときには一緒にいた日本人の同僚と唖然としてしまいました。

実はこうして中国人同僚と飲みに行ったのは初めてです。新型コロナウイルスの感染防止のため、これまでずっと職場での飲み会もできなかったんですよね。賛否両論ある「飲みニケーション」ですけど、私はやはりこういう場でしか聞けない話ってあると思います。中国人同僚の皆さんとも前よりもお近付きになれたかな?と思う夜でした。

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