The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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1週間ぶりの空港

今夜のフライトで妻が日本から中国に戻ってくるため、夕方から空港に向かいました。

行きは東直門と北京首都国際空港を結ぶ「首都機場線」(“首都机场线”)に乗りました。日曜日の夕方でしたが、スーツケースを持ってどこかに行くのかな、と思わしき人が結構います。

少し早めに空港に着いたので、スターバックスでコーヒーを買ってぼちぼち妻の到着を待ちました。

よくよく思えば、私が日本から中国に戻ってきて1週間になるんですね。時間が経つのは速い……この調子だと、私の中国駐在生活もあっという間に過ぎていくのかもしれません。改めて1日1日を大切に過ごさねば、と感じた次第です。

北京の秋晴れ

今日はランチに“蒜苔牛肉盖浇饭”をいただきました。日本語にすれば「牛肉とニンニクの芽のっけ飯」といったところでしょうか。

にんにくの芽のシャキシャキとした食感がたまりません。これで25元(約510円)。世界は物価高と言われていますが、中国は食事ならまだ安いですね。物によっては高くなっていますけど。

今日の北京は見事な秋晴れです。中国政府の「口ばかり」の環境保護政策にはいろいろ思うところがありますが、十数年前と比べて北京の空気が改善したのは間違いないと思います。私が留学していた2010年当時はちょうどPM2.5が話題になっていた頃で、それはそれは汚い空でした。外を歩いていても変なにおいがしたり、時には目が痛くなったり。今はそんなことがほとんど無くなりました。これについては「さすが」だと思います。

香港のエビ入りワンタン麺

今日の昼は久しぶりに香港料理の店にランチをいただきに行きました。

いただいたのは「エビ入りワンタン麺」(“鲜虾云吞竹升面”)。ワンタンには大きなエビが入っていて、プリップリの食感がたまりません。あと私が好きなのは、この極細麺。ちょっと固めなんですよね、シコシコしていると言うか。これが好きなんです。

ちなみにスープは日本のラーメンと比べると、だいぶ薄め。人によっては「え、なんの味付けもしていないのでは」と思っちゃう薄さです。けど中国の麺料理って薄味が多いんですよね。塩コショウを入れたくなっちゃうところですが、実は日本で食べ慣れているラーメンのスープが濃すぎるだけなのかもしれません。

さようなら日本

今日の夕方の飛行機で中国に戻るので、朝から新幹線で岡山から東京に移動しました。束の間の岡山滞在……最後は両親と駅近くのサンマルクカフェでモーニングをいただきました。

昼前に東京に着いたところ土砂降りでした。北海道旅行も初日から雨でしたが、見事に「私を追いかけているのか」というほどの雨続きです(昨日の岡山も雨でした)。本当に“名副其实*1な雨男だなあ、と我ながら思います、はい。

日本最後にいただいたのは海鮮がいただけるチェーン店「築地食堂源ちゃん」の刺身定食。この一時帰国の期間中、北京で1年間に食べる量に相当するんじゃないかというくらいの海鮮をいただきました。それでも食べ飽きないのは海に囲まれた島国・日本の出身だからでしょうか。妻が「牡蠣フライも頼もう」と言い、単品で2個追加。ああ~、これもおいしかったあ。

日本では文字通り「爆買い」したので、大きなスーツケースをごろごろとチェックインカウンターまで向かいました。現在、日本人は基本的にビザがないと中国には行けないので、カウンターではビザの確認をされたり*2、コロナ禍になって始まったインターネットでの健康申告を済ませたか聞かれたりしました。いろいろあったので、ずいぶん余裕を持って空港に来たはずなのに搭乗口に着く頃には登場時間の30分前ほどでした。

妻はもう1週間長く日本に滞在するので、今日の中国戻りは私1人。隣には日本旅行の帰りかな、と思わしき中国人の女性が座りました。

私の席の周りはほとんど中国の方だったように思います。午後6時頃になって機内食と飲み物が配られ始め、キャビンアテンダントさんが中国語で“您喝点什么吗?”(お飲み物はいかがなさいますか)と聞いて回ります。中国語の発音から察するに台湾か香港の出身かな?というような感じ。

てっきり中国語で聞かれるかな思っていたのですが、私のところまで来ると急に日本語に切り替えて「お飲み物はいかがなさいますか」と話すのです。面食らってしまいました。なぜ私が日本人だと分かったんだろう……いや、そりゃ航空会社だって客の国籍情報くらい把握しているかと思いますが、そのキャビンアテンダントさんとはいちいち何かを確認していたようにも見えませんでした。うーむ、何だかとっても不思議です。よく中国人に間違えられるので余計に(笑)。

自宅近くに帰ってきたときには午後9時過ぎでした。

日本を離れるときにはやはりちょっぴり寂しかったですが、いざ北京の自宅に到着するとどこかリセットされたような気分。それに1週間余り離れていたからか、北京のにおいを強く感じます。季節的なものかな?日本帰国前には感じなかったにおいです。思い返すと、私は去年の今頃に中国生活を始めたし、何なら学生時代の留学生活もこんな時期に始めたのでした。

初心を思い出す……と言ったら大げさですが、ああ、自分はこの国が好きで、この国に駐在しているんだった……と思い出しました。日本は確かに恋しいですが、いずれ帰る国。むしろ今、北京で過ごす日々が特別なんだという意識を持って、再び頑張りたいと思います。

References
*1名称や名声が実際と一致する、名実相伴う、という意味の中国語です。
*2厳密にはビザではなく「外国人居留許可」の確認です。

コロナ禍の爪痕

今日は仕事で「什刹海」に行ってきました。

什刹海には「前海」「後海」「西海」という3つの人工の湖があります。遡ること700年前、元の時代にフビライ・ハーンが完成させた歴史のある場所で、今は北京の観光スポットとして知られています。いやあ、ここ最近はめっきり涼しくなったので気持ちが良いです。

国慶節の連休は29日からですが、一足早く北京を訪れているとみられる地方からの観光客の姿も。以前だとみんな同じ色の帽子をかぶらされてガイドさんが見つけやすいようにしていましたが、今は少なくなったんでしょうか。

とてものどかな光景です。

親子連れがボートに乗っていました。

ところが前海のほうに来て驚きました。湖の畔に並ぶ店がことごとく閉まっているのです。

えええ~、私が留学していた頃はどこも賑やかだったのに。北京に遊びに来てくれた両親とお茶をした思い出のスターバックスも無くなっています。驚くほどの静かさになっています。一緒にいた中国人の同僚に話すと「コロナ禍でみんなつぶれちゃったんでしょうね」とのこと。

「ゼロコロナ」政策が終わり、元どおりの中国が戻って来ているように見えますが……その爪痕は思いのほか深いのかもしれません。

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