The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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沈まぬ太陽

最近、遅い時間になってもずいぶん明るいです。ちょうど1週間前が夏至だったので、昼の時間が長いんだなあというのは分かりますが……いや、それにしても明るすぎる気がするのです。

これ、ちょうど午後7時半くらいの空です。明るいですよねえ。

午後8時を回っても空はじんわり明るいです。日本に行た頃もそうだったかなあ?と不思議に思ったのですが、緯度の関係でしょうか。北京は岩手県と同じくらいの緯度に位置するそうです。高緯度であれば高緯度であるほど夏は昼の時間が長くなると聞きます。

私は岡山生まれ岡山育ち、岡山を出て住んだのも東京くらいですから、あまり高い緯度の地域を知らないんですよね。実は日本でも岩手県くらいに行ったら、遅い時間になっても日がまだ出ていたりするものなんでしょうか。

天津の黄湯拉麺

天津出張2日目。今日は朝5時起き、ホテル6時出発で、日が暮れるまで仕事の1日でした。それも今夜のうちに北京に帰る予定だという強行軍。私も疲れましたが、同行した中国人スタッフたちもクタクタのようで申し訳なかったです。

仕事を終えたのが午後7時過ぎで、天津を出発したのが午後7時半頃。みんな夕食を食べていません。日本人なら「コンビニで軽く買って車内で食べようか」となりますが、そこは中国人。食事はきちんと取りたい人たちなんですよねえ。帰り道、道すがらにあった地元のラーメン店に入っていただくことにしました。

地域の食堂っていう感じの店です。地元の方と思わしき方がちょこちょこ食事をしていました。ちなみに中国で「ラーメン」というのは日本の「ラーメン」と全く違うもの。日本のラーメンを食べたいときには“日式拉面”(日本式ラーメン)と掲げられた店に行かなければ無駄足になります。

ちなみにこちらが出しているラーメンは「黄湯拉麺」(“黄汤拉面”)というものだそうです。直訳すると黄色いラーメン、聞いたことがありません。一緒にいた中国人たちも「知らない、聞いたことがない」と話していました。

で、来たのがこちら。確かに黄色です。ほのかにカレー粉?のような味を感じます。調べてみると天津で食べられるラーメンなんだそう。何百年と歴史があるというよりは、ここ数十年のものなのかな。麺や具材は蘭州牛肉麺と似ていますが、スープが独特。あっさりしていておいしかったです。

その後、北京に車を走らせていたところ、途中にある検問所みたいなところで止められました。

見た目はインターチェンジ?料金所?みたいなところで、「公安」と書いたゼッケンを着た男性が車に乗る全員に身分証の提示を求めてきました。中国人たちは政府が発行している身分証を見せて機械でスキャンするだけでしたが、私はパスポートを見せたところ、降りてきなさいとの指示。建物に連れて行かれ、パスポートをスキャンされ、電話番号と住所を教えるよう言われました。

教えましたけど、私の電話番号や住所なんて、公安の皆さんならとっくに知っているんじゃないですか(笑)なんて思っちゃいましたけど。車で北京に入ったことがなかったので知りませんでしたが、こんな厳しいんですね。何ならトランクを開けて荷物の検査までされました。

会社に到着したらもう午後11時前でした。クタクタ~。

働く日曜日

今日は日曜日ですが、中国では平日扱いです。悪しき「振替出勤日」というやつです。

日本なら「いっそのこそ日曜日も休みに」ってなるところでしょうが、そうならないんですよねえ……中国は。ま、私の周りの中国人たちはみんな“抱怨*1していますけど。

けれど出勤すると今日は月曜日だったような気がしてきます。だって周りの人みんなが平日と変わらぬ生活をしているんです。いつも通りの通勤ラッシュ、駅は仕事に向かう人や通学する人でごった返しています。しかし日本とやり取りをした瞬間に「あ、今日は日曜日だったんだ」と気付きます。

日本は休みだし、夕方には仕事を切り上げました。気分転換に職場から地下鉄で1駅のところにあるショッピングモールまで散歩。昼間は暑いですが、夕方になると涼しいですね。ショッピングモールもいつもの日曜ならもう少し賑わっているでしょうが、今日は平日扱いだからか人は少なめです。

スターバックスでアイスコーヒーを飲んでまったり。

以前はスタバに来たらフラペチーノみたいな甘いものばかり飲んでいたのに、この年になって甘いものが全くダメになってしまいました。専らブラックのコーヒーか、飲んでラテくらいです。果汁100%のジュースなんか、ドロドロ甘く感じて飲めません。

でも毎回聞かれるんですよね、「お飲み物と一緒に甘い食事はいかがですか」と。うーむ、私に売りつけるのにその文句ではそそられませんなあ(^^;)。ホットドッグやサンドイッチみたいなものなら喜んで食べるんですけどね。つくづく日本のドトールコーヒーが懐かしいです*2

References
*1愚痴を言うこと。
*2ドトールコーヒー、上海にはあるみたいです。北京にも来ないかなあ。

あのときの美容師のお兄ちゃん

今日は午前中に髪を切りに行ってきました。いつも行っている日系の美容院です。

特にスタイリストさんを指定することなく予約したのですが、今日切ってくれたのは前回と同じ方でした。私より3歳年下、30歳の若いお兄ちゃんです。

美容師のお兄ちゃん
私は去年9月に北京に赴任してから、ずっと同じ美容室に通っています。日本人スタイリストがいるからという理由で通い出したのですが、その実、一度も日本人スタイリストに切ってもらったことがありません。当初は予約に空きがないからという理由でしたが、そのうち中国人スタイリストのほうが安いし、それでいいやと思うようになりました。今日も中国人のお兄ちゃんに切ってもらいました。初めて見る方で、私の靴を見て「素敵な靴ですね」と話しかけてくれました。この美容室の中国人スタイリストは寡黙な方が多いので珍しいタイプだな...

もちろん私は覚えていましたが、彼も私のことを覚えていてくれました。

前回もそうだったんですが、ちょこちょこ話しかけてくれるんです。その会話の量も「ちょうど良い」くらい。しつこすぎず、ちょうど良いんです。それもサラッと格好いいことを言うんですよね、例えば今日は席に着くと「また会えましたね」と。自然に「また会えましたね」なんて言える人、そうそういませんよ。それに彼が言うと気取った感じがしないんです。

髪を切りながらも、逐一「長さはこのくらいでいいですか」とか「ここは切らなくていいですか」などと聞いてくれます。それに聞くだけでなく「前髪はこのくらいにしておいたほうがいいですよ」などとアドバイスもくれます。

切り終わって気付いたのですが、私の髪型、お兄ちゃんとそっくりになりました。するとお兄ちゃん、「僕たち、同じ髪型になりましたね」なんて言うんです。なんか、こう、嬉しくなっちゃう感じ、分かります?後輩が「先輩先輩」って慕ってきてくれる、そんな感じ(笑)。

向こうが客商売なことは分かっています。それでも気持ちいいし、嬉しくなりますね。私も人にそんな風に思ってもらえる仕事ができるように頑張ろっと。

 

かわいくない

私の職場にあるエレベーターには液晶モニターが付いていて、よく広告が流れています。いつも気になっちゃうのが、ゴミの分別を呼びかける北京市の広告に出てくるキャラクター。

https://baike.baidu.com/item/%E5%88%86%E5%B0%8F%E8%90%8C/49938514

この黄色のマスコットキャラクター、名前は「分小萌」と言うそうです。日本語にするなら「分別ちゃん」といったところでしょうか。「萌」という漢字は日本語の「萌え~」*1から来ていて、中国語でも「萌え~」と思っちゃうキャラクターの名前に使われることがあります。

けれど……この際、はっきり申し上げてもいいですか。とても「萌え~」と言える見た目ではないと思います(断言)。日本でもカワイイだけがマスコットじゃない!という考えのもと、少々異質な「ゆるキャラ」がいることは知っています。けれどこれは明らかにその路線と違うような。あくまでカワイイを狙ったけど、ズレてしまっている……ような気がします。

そもそも形状と言い、何をキャラクター化したのでしょう。で、調べたところ、タコでした。ああ、顔の下にある球体が足ということですね。しかし「カワイイ」を狙うのに選んだのがタコとは……うーん、これも不思議なチョイスです。

中国人の同僚と話をしたら「タコを選んだのは『たくさんの手(=足)を使ってゴミの分別をしている』というのを表したかったからでは」と言っていました。うーむ、なるほど。そのアイデアは認めますが、カワイイキャラクターを作り出すノウハウについてはまだ日本に軍配を上げますね。

References
*1今や死語でしょうか。
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