The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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関東煮

亡くなった岡山出身の祖母は「おでん」のことを「関東煮」(かんとに)とか、「関東炊」(かんとだき)と呼んでいました。岡山をはじめ西日本では煮ることを「炊く」と言うことがある*1ので、関東炊は関東煮の派生かと思います。調べてみると、岡山だけでなく西日本の各地でおでんのことを関東煮、関東炊と呼ぶようです。

なぜ「おでん」のことを「関東煮」と呼ぶようになったのか。その昔「おでん」はもともと煮たり焼いたりした具材にみそを塗る「みそ田楽」のことを指していたようです。今のような醤油で煮込むおでんになったのは関東近郊で醤油造りが盛んになった江戸末期からなんだそう。みそ田楽に比べて作るのが簡単なおでんは屋台料理として広まり、その後、関西にも伝わります。このときにみそ田楽と区別するために「関東煮」と名付けられたのではないかという説があるということです。

关东煮”(関東煮)という文字がある北京市内のコンビニ(便利店)

中国でもおでんは親しまれています。現地のコンビニに行くと日本と同じスタイルでおでんが売られていて、結構みなさん購入しています。で、中国語でおでんを何と言うかというと……その名も“关东煮”。日本の漢字で書くと「関東煮」です。

一方、日系コンビニのセブンイレブンでは別の表現を使っています。中国語で“好炖”です。漢字の意味は「しっかりコトコト煮る」で、まさにおでんです。そして発音も「ハオドゥン」で少し日本語の「おでん」に似ています。

ちなみに私が中国語を学び始めた頃はおでんのことを“熬点”と学びました。“”は「長時間煮る」。つまり“熬点”で「点心(点=ちょこちょこした食材)を煮たもの」という意味になります。発音も「アオディエン」で「おでん」の響きに似ているので、名訳だなあと思ったことを覚えています。調べてみると、中国ではローソンが“熬点”という表現を使っているようです。

つまり「おでん」の中国語には“关东煮”、“好炖”、そして“熬点”の3種類があるわけです。中国人の同僚に聞くと、最もよく使われるのは“关东煮”とのこと。そんなこともあり、私がおでんを注文するときにはいつも“关东煮”と呼ぶようにしています。そして“关东煮”という言葉を使うたびに、祖母が「関東煮」と呼んでいたことを思い出します。

References
*1例えば「大根を煮る」が「大根を炊く」になります。岡山弁は発音に特徴があるので(音便)「大根を炊いておいて」なら「でーこんてーてーてー」になります。

ラクサ

今日は昼食に「ラクサ」をいただきました。行ったのは三元橋にある「ラクサクイーン」(“叻沙娘娘”)という東南アジアの料理を扱ったレストランで、妻が見つけてくれました。

とてもおいしかったです。私が過去に食べたことのあるラクサは太麺でしたが、こちらはビーフンのような細麺でした。プリプリの大ぶりなエビが添えられ、スープも海鮮のダシがよく効いていて、ココナッツミルクのマイルドな感じとよく合っています。

ラクサはシンガポールやマレーシアでよく食べられる料理です。ただ、私はどちらにも行ったことがないので本場の味を知りません。それどころか、初めてラクサというものに接したのはカップヌードルの「シンガポール風ラクサ」を食べたときです。今思えばあくまでカップヌードルなんですけど、ラクサのマイルドなスープが程よく再現されていて、とてもおいしくいただきました。

カップヌードル シンガポール風ラクサ
まろやかなココナッツミルクをベースに、スパイスの辛みをきかせた濃厚なスープが特長です。別添の「特製ラクサペースト」でレモングラスのフレッシュな風味を加えることにより、クセになる味わいに仕上がります。

シンガポールに旅行に行ったことがある妻は現地で食べたことがあるようですが、おいしいと言って食べていました。中国版の食べログと呼ばれる“大众点评”を見ると「シンガポールよりマレーシアのラクサの味に近い」という口コミがありました。私に味を比較する術はありませんが、少なくとも本場に近い味を再現できているは確かなのかもしれませんね。

店内の装飾も東南アジア風で、色鮮やかで見ていて楽しかったです。

天井に大きな文字で“砂拉越叻沙”と書いてありました。調べてみると“砂拉越”はマレーシアにある「サラワク」という州の中国語表記なんだそうです。つまり“砂拉越叻沙”で「サラワクラクサ」、マレーシアのサラワク州で食べられるご当地ラクサなわけですね。サラワクラクサは食べる直前に「カラマンシー」という柑橘類をしぼるとのこと。おお、確かにすだちのような柑橘類が一緒に出てきました。すると口コミで見かけた「マレーシアのラクサに近い」という投稿にも納得します。

中国発の大ヒットアニメ映画

ここ最近、中国では国産のアニメ映画の大ヒットぶりが連日報じられています。中国の神話を元にした“哪吒之魔童闹海”という作品です。2019年に公開された1作目に続く2作目で、日本人の間では主人公の名前から取って「ナタ2」と呼ばれています。

私の職場でも「見た」という中国人の同僚が結構いて、見ていない私のほうが「え、見ていないんですか」と意外な反応をされるくらいです。

これまで世界のアニメ映画の興行収入ランキングの1位だったピクサー映画「インサイド・ヘッド2」を超えて更新したとのこと。中国のテレビニュースでは「アジアで史上初めて1位を獲得した非ハリウッド制作映画」と大々的に報じていて、フィギュアやコレクションカードといった関連グッズは品薄状態なんだそうです。まるでお祭り騒ぎです。

けれど、何でしょうね。この「そそらない」感じは。見る気が全く起きません。すげーぞ、中国のアニメ!世界一!といった称賛ばかりが聞こえて来る、この流れが気持ち悪い。ともすれば興行収入の話ばかりで“老王卖瓜,自卖自夸*1が過ぎるのです。登場するキャラクターも明らかにディズニーを意識したデザイン。そのうち「日本アニメを超した」「ハリウッドを超した」と言い出すのかなあと思うと、なおさら見る気が失せます(^^;)。

結局は「中国人の、中国人による、中国人のための」アニメ映画なのです。日本をはじめとする中国以外の国では話題にもなっていません。興行収入の99%が国内の売り上げという事実がそれを如実に表していると思います。だのに「世界1位を更新した」って、比較に意味がないのです。

まあ、作品を見ていない私に作品を批判する権利はないでしょう。周りの中国人たちは「おもしろかった」という人がほとんどで、その感想は素直に受け入れます。けれど私が作品を見ることはないかなあ。はあ、すみません。

References
*1「ウリを売る王さんは、自分で売りながら自分のウリを褒める」、つまり自画自賛するという意味。

中国のガソリンスタンド

中国は日本と同等か、それ以上の自動車大国です。少し世代が上の人は中国と聞くと大量の人民服を着た人が自転車に乗っている様子を想像するかもしれませんが、それも過去の話。北京や上海といった都市部であれば一家に自動車1台という家庭は決して珍しくありません。

「それは都市部の話であって農村部はまだまだなんでしょ」と思われるかもしれません。それはその通りです。けれど面積の広い中国では「都市部の人口」だけで日本の総人口の10倍近いのです。絶対数だけ見れば日本を遙かに超す多さの自動車が走っています。

自動車大国であることを証明するように北京市内の至る所にガソリンスタンドがあります。私の職場の近くにもガソリンスタンドがあるんですが、いつも車が引っ切りなしに訪れています。

給油だけではありません。このガソリンスタンドには全自動洗車機があるんですが、こちらも朝から晩まで行列ができています。いつも大体4、5台かなあ。北京は土埃がすごいので、車がすぐに砂だらけになります。洗車が欠かせないんでしょうね。洗車機に並ぶ車の列を見ているだけでも中国の自動車大国ぶりが伺えます。

中国のガソリンスタンドには数字が書いてあります。こちらの場合92、98、そして95。どうやらガソリンの種類のようです。日本のガソリンスタンドだとレギュラー、ハイオク、そして軽油の3種類が一般的ですが、そのことを言っているのかな。そもそもガソリンの種類ってどう違うの(^^;)。

調べてみると、レギュラーとハイオクの違いは「オクタン価」の違いだそうです。オクタン価とはガソリンの燃えにくさを示す数値で、オクタン価が高いほど「ガソリンが燃えにくい」んだとか。ガソリンは異常燃焼するとエンジンに問題が起きる「ノッキング現象」が起きやすく、ガソリンが燃えにくい=オクタン価が高いほどノッキング現象が起きにくい……そういうわけのようです。なるほど「ハイオク」はオクタン価が高い(ハイ/high=高い)からそう呼ばれるわけですね。

日本で流通しているレギュラーのオクタン価は91程度、ハイオクだと98以上だそうです。中国のガソリンスタンドに書いてある数字もオクタン価のことを示していて、つまり92と95は日本のレギュラーガソリンに相当し、98はハイオクガソリンに相当するというわけです。

と言うことは、中国で「レギュラー満タン」と言うなら「92号ガソリン満タン」と言わないといけないわけですね。うーん、数字だと紛らわしいから覚えておかないと忘れてしまいそうです。

 

 

 

歩いて出勤

今日は遅番だったのでゆっくり出勤しました。とても良い陽気だったので、いつも降りる会社の最寄り駅「建国門」のひとつ前「朝陽門」で下車し、歩いて会社に行きました。

朝陽門と聞くと、多くの人が「朝陽門という門があるところ」と思われるでしょう。かつて存在しましたが1958年に取り壊され、今は地名に残るのみです。オフィスや商業施設が建ち並び、中国の外務省(中国語で「中国外交部」と言います)もここにあります。

中国ではどの道にも名前があります。なんとか街とか、なんとか路といった具合です。この写真の場合、中国外交部の南を走る道なので「外交部南街」と名前が付いています。

中国では片側4車線もありそうな大きな道から、住宅と住宅の間を縫うように通る細い道まで、ほぼ全ての道に名前があります。なので北京でタクシーに乗るときは「○○路と○○路の交差点」と指定することが多いです。もっとも最近は配車アプリを使ったライドシェアが普及したので運転手に直接行き先を伝える機会はめっきり減りましたけど。

日本では再び寒波が再来しているようですが、北京はマシな気温が続いています。日中の最高気温は5、6度くらいまでしか上がりませんが、もっと寒かった時期を思い出すと大分暖かくなりました。私は運動音痴な人間ですが、歩く分には全く苦を感じないタチで、暖かくなるとこうして散歩をしたくなります。

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